2019年11月20日

2019.11.19 池袋演芸場中席・昼の部

2019.11.19 池袋演芸場中席・昼の部(主任・こみち)

演目
春風亭いっ休       牛ほめ
柳家小もん        真田小僧
川柳つくし        女子会が怖い
ダーク広和        (奇術)
橘家文蔵         寄合酒
橘家圓太郎        強情灸
青空一風、千風      (漫才)
柳亭燕路         くしゃみ講釈
柳家小里ん        掛け取り
のだゆき         (音楽パフォーマンス)
五街道雲助        壺算
  (仲 入 り)
古今亭文菊        あくび指南
柳家小さん        長短
ロケット団        (漫才)
柳亭こみち        植木屋娘
         (三味線:まい、はる)

こみち師主任の池袋昼席、9日めにして初参加・・どう
もこのところ、出不精傾向が強くなっている。

いっ休「牛ほめ」。一之輔門下・・あれ、何番弟子にな
るんだろう・・お初です。見事なまでのくりくり頭で、
なるほど、いっきゅうさんね。

小もん「真田小僧」。帰ってきたおっ母さんが、「あの
子の話、面白いだろ?」と、実に呑気なセリフを吐くの
が妙に可笑しい。

つくし「女子会が怖い」。饅頭怖いのノリで、みんなで
怖いものを言い合う女子会。でも一番怖いのは?・・な
んだか身につまされる。

文蔵「寄合酒」。ワイワイガヤガヤの噺で、つくし師の
噺とやや付くかなー・・面白いからいいけど。

圓太郎「強情灸」。灸の熱さを堪えて、顔が真っ赤に・・
本当に熱いんじゃないかと思うくらい。

燕路「くしゃみ講釈」。えー、この出番で時間足りるの?
と思ったけれど、ちょこちょこ切り詰めながらも、18分
でサゲまで。お見事。

小里ん「掛け取り」。もうこんな噺の季節になったんだ・・
強情な薪屋を撃退する、緊張感あふれる対決場面。

雲助「壺算」。瀬戸物屋主人の困惑顔が、なんともリア
ル。マクラに、11頭の馬を3人の兄弟に分けるなぞなぞ
小噺。いつも思うけれど、父親の遺言が「等分に」でな
くてよかったね。

文菊「あくび指南」。あくび指南所の奥様が、なんとも
色っぽい。これも一種の看板かな。

小さん「長短」。両極端のふたりだが、それでも仲が良
い・・という感じが伝わって来る。

こみち「植木屋娘」。あまり演じ手のない噺ではないか。
以前に歌武蔵師で1度聞いたきり。もちろんこみち師の
はお初。

寺の門前の植木屋が、ひとり娘の婿にと、寺の居候・伝
吉を見初める。ところがこの男は実は侍でしかもご大家
の跡取り・・植木屋との縁組はとても無理!と言われ・・

なんとか娘と伝吉を添わせようとする植木屋夫婦の画策
は、いささかあざといけれど、娘を思ってのことなのは
よく分かる。

その娘に恋愛指南をするのが、元花魁の染物屋のおかみ
さん・・って、「紺屋高尾」か!?
posted by JTm at 09:51| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

2019.11.15 国立演芸場中席・昼の部

2019.11.15 国立演芸場中席・昼の部
       柳亭小痴楽真打昇進披露公演 

演目
柳亭楽ぼう       雑俳
柳亭明楽        粗忽の釘
桂 伸三        時そば
東京ボーイズ      (歌謡漫才)
桂小文治        替り目
桂 米助        野球寝床
  (仲 入 り)
「真打昇進披露口上」
 (下手より)まねき猫、文治、小文治、小痴楽、楽輔、米助
桂 文治        鈴ヶ森
柳亭楽輔        (漫談)
江戸家まねき猫     (物まね)
・真打昇進
 柳亭小痴楽      岸柳島
      (三味線:滝沢仁美、清水登美)

落語芸術協会としては、異例(らしい)の単独での
真打昇進となった小痴楽師。披露公演も大詰めに近
くなって、ようやく参加。

楽ぼう「雑俳」。小痴楽師の弟弟子。前座さんだが、
あれ、意外に年多め?・・“あいのてとてと”で、ラッ
パか?というサゲ。あまり聞きなれないなぁ。

明楽「粗忽の釘」。こちらも楽輔門下で小痴楽師の
弟弟子。お披露目の“番頭”として、そつなく本の宣
伝も。

伸三「時そば」。お初かな?と思ったが、顔を見た
ら、知ってる・・どうやら師匠が変わり、名前も変
えたらしい。前名・春雨や雷太の時に、2度遭遇。

東京ボーイズ。おー・・懐かしい顔!確か、昔は3
人でしたよね・・。

小文治「替り目」~米助「野球寝床」。
ここまでの前半、なぜか非常に眠くて、演目を確認
するのがやっとだった。大変に申し訳ない。

「口上」。色物のまねき猫先生が司会というのは、
非常に珍しいが、小痴楽師の父である五代目痴楽師
の「身内」だったので、小痴楽師を子どものころか
ら知っている・・という縁だそうだ。
さすがに緊張しておられたようで。

文治「鈴ヶ森」。実は短い間だが、小痴楽師の師匠
だったとのこと。知らなかったー。元・弟子の口上
に並ぶとは、度量の大きな方なんですね。

噺の方は、大いにウケていたが、申し訳ないがわた
しの好みとは少し違う。

楽輔。小痴楽師の師匠である。五代目痴楽師とは兄
弟弟子であったそうな。「本格の噺は小痴楽が演り
ますから」と、師匠である四代目痴楽師や、五代目
の思い出話等々。

まねき猫。三代目猫八師の娘ってことは、小猫さん
の叔母さんにあたるのか。本当に、一族の芸なんで
すねぇ。鳴いた動物はごくオーソドックスなものだっ
たけれど、通販サイトになぞらえたプログラムの組
み立てがユニークだった。

小痴楽「岸柳島」。うーん、トリネタとしては少々
物足りない気もするが・・・ま、この日は二回公演
ということもあったのかな。

老侍に騙されて岸に取り残された若侍に、罵詈雑言
を浴びせるお調子者の江戸っ子が、なんともお似合
いで、スカッと気持ちいい。

仲入りに購入した、小痴楽師のエッセイ集を読んだ
ら、なるほど、舟の江戸っ子そのまんまの方みたい
で・・・(笑)

著書『まくらばな』。サイン入りで売ってます。
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posted by JTm at 10:58| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

2019.11.14 月例三三独演@イイノホール

2019.11.14 月例三三独演

演目
柳家三三       のめる
柳家小もん      唖の釣り
柳家三三       お見立て
  (仲 入 り)
柳家三三       茶の湯
        (三味線:長澤あや)

譲っていただいたチケットで久々の月例三三。
調べてみたら、昨年の正月以来。ほとんど一年近く
のご無沙汰だった。どうりで、日比谷線より千代田
線利用が便利ということを、電車に乗る直前まで、
すっかり忘れていた。

三三「のめる」。この噺、最初に聞いたのは、たぶ
ん三三師からだったかと・・怪しい記憶だが。直近
は、2015年のにぎわい座。

テンポよくキリっとした噺で、三三師のこの噺はか
なり好き。将棋を指す手順が本格的・・と言っても、
わたしは将棋を知らないが。

小もん「唖の釣り」。小もんさんのこの噺はお初。
一朝一門で聞くことがとっても多いが、小もんさん
のは、最後の身振り手振りが少し違うように感じた。
・・でも、あれで話が通じるのは、ちと無理がある
ような・・。

三三「お見立て」。ネタだしの一席。初めてではな
いが、前回がいつだったかは記録にも記憶にもない。

喜助が、自分は笑い上戸だからと、脛の下に扇子を
置いて笑いをこらえるのは、確か雲助師が演ってい
たような。でも、雲師ほど派手には演らないのね。

三三「茶の湯」。トリの一席は、先月のにぎわい座
口演と被った。でも、あの時は二階席だったから、
今回、近くで見られたのは嬉しい。

最後、さだ吉が茶室に鍵をかけてしまうなんて、な
んか一之輔師が入り込んでいるような?

相変わらず、最後の客が一番作法を心得ている・・
「飲みようくらいは知っている」と豪語?する手習
いの師匠よりもずっと。
posted by JTm at 08:31| 落語 | 更新情報をチェックする