2015年11月30日

2015.11.29 入船亭小辰の会@ノラや

2015.11.29 入船亭小辰の会

友人主催の、小辰さんのお誕生日落語会も今年で
3回目。会場の都合で日にちがずれ込んだのはしょ
うがないけれど、会の名称が、一回おきに変わる
のは・・・(笑)
1129.JPG
まあ、らしいっちゃ、らしいけどね。

演目
入船亭小辰     一目上り
  〃       転宅
  (仲 入 り)
入船亭小辰     富久

「一目上り」。前座のころからよく聞く噺。三、
四、五と“上がって”行く仕組み?に気付いた八っ
つぁんの「やったね!」という表情がとても楽し
くて、好きな噺です。

「転宅」。今年4回目の。結局、最後は騙された
ことに気付く泥ちゃんだけど、なんか、あんまり
気の毒な気がしないのは、前夜の「夢」が本当に
嬉しそうだから・・・宝くじと一緒でね、夢を買っ
たんだよね。

・・・と思ったら、三席目はその富くじの噺へ。

「富久」。これはお初です。先日、一朝師のを聞
いたばかりだが、そちらとは明らかに“仕込み”が
違う。

久蔵の住まいが浅草・阿部川町、旦那の店が芝神
明前、当たり番号は松の百十番。

型としては、八代目文楽師の型なのだと思うが、
誰に習ったかは内緒だそうだ。

一朝師は50分超の長講だったが、小辰さんは35分
というスピーディな展開(YouTubeの文楽師は25分)。

それでいて、上がったり下がったり、なんともめ
まぐるしい久蔵の心の動きが、余すところなく描
きこまれて、結構なものでした。


二ッ目昇進から丸三年、高座数も毎年順調に増えて、
今年はなんと400席を超えたとか。
ちなみに、わたしが聞いたのは、この日までで86席、
48種。今年、一番たくさん聞いた噺家さんが、小辰
さんです。
posted by JTm at 09:33| 落語 | 更新情報をチェックする

2015年11月29日

2015.11.28 左龍・甚語楼二人会@お江戸日本橋亭

2015.11.28 第11回 左龍・甚語楼二人会

演目
左龍&甚語楼       (ご挨拶)
橘家かな文        やかん
柳亭左龍         風呂敷
柳家甚語楼        ねずみ
  (仲 入 り)
柳家甚語楼        時そば
柳亭左龍         笠碁

風邪薬を飲んだためか、なんだかぼーっとした
頭を抱えつつ・・・時折の沈没、ご容赦。

オープニングのおしゃべりは、前回、膝の手術
で正座が出来なかった甚語楼師のその後と、五
代目小さん師と食べ物の思い出話。

・・・食べなくても食べちゃっても、しくじっ
ちゃう・・・まさに匙加減ですな。

かな文「やかん」。3度目くらいかな。聞くた
びに講釈部分が上手くなってる感。やかん頭の
由来まで通して。

左龍「風呂敷」。左龍師のこの噺はお初か?
前半の兄貴分のことわざ珍解釈では、大いに笑っ
ていたのに、後半、力尽きる・・・無念。

甚語楼の二席。
「ねずみ」。好きな噺でもあり、ネタ出しを見
て楽しみにしていたのだが、これもまた、途中
で沈没・・・まことに申し訳ない。

ただ、途中の印象としては、ねずみ屋主人の述
懐が、なんだか、やけにクドイなぁ・・・と。
あ・・・ちゃんと聞かずに、こんなこと言っちゃ
いけないよね。

「時そば」。オープニングの“食べる”話からの
連想だったかな?・・・噺自体は面白くて、眠
気も飛んだけれど、左手に持つ丼の大きさが・・・
なんか、大きすぎないかい? 洗面器じゃある
まいし。

左龍「笠碁」。ネタ出しの一席。たぶん、初演
なのだろうと思うのだが、この日の体調には、
ちと・・・というより、かなりキツかった・・・。

ごめんなさい、熟睡でした・・・・
やっぱり、無理は禁物です。両師匠、ご迷惑を
おかけしました。
posted by JTm at 09:02| 落語 | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

2015.11.27 双朝々@湯島天満宮参集殿

2015.11.27 第二回 双朝々 一朝・柳朝親子会

演目
春風亭一猿      寿限無
春風亭一朝      初天神
春風亭柳朝      莨の火
  (仲 入 り)
春風亭一朝      富久
(お囃子:松尾あさ)

なにやら大きな会が重なったのか、初回に比べると
やや淋しい入り。それでも熱心なファンが多いよう
で、開演前から客席が盛り上がる・・・。

一猿。一朝師の9番弟子。鈴本で高座返しをしてい
るのを見たが、噺はお初。「寿限無」。前座さんら
しい、真っ直ぐな噺。

余談だが、寿限無坊やの名字が「大野」というのは、
一朝師の師匠、五代目柳朝師の本名がそうだから、
ということらしい。・・・入船亭では「杉田」だが、
これはどこから来てるのかな?

一朝「初天神」。一朝師のこの噺は、あまり記憶に
なく、もしかしたらお初かもしれない。親子が出か
けるところから、飴屋、団子屋、凧のフルバージョン。

ともかくも楽しい噺だった。親子というより友だち
同士みたいなふたりの掛け合い・・・それが、どち
らも見事なべらんめぇで、スカッ!と気持ちの良い
こと・・・・

凧上げをしているお父っつぁんは、もう、完全に少
年の顔。

柳朝「莨の火」。終演後の貼り出しには「煙草」と
あったが、以前に聞いたものとの整合性から、莨の
字を使っておく。

前に聞いたのは、一琴師が上方版で演ったもの。そ
の時、東京には正蔵系で伝わっていると聞いたから、
柳朝師のはもちろんこの正蔵型なんだろう。

突然飛び込んできた客に、何度も立て替えを頼まれ
て、何度目かにさすがに断ったら、なんと、これが
大金持ち・・・小判を山ほどばら撒いて、飄々と・・・

演技とはいえ、高座の上から客席に向かって、小判
をどっさり撒いちゃうなんて、すっごく、気持ち良
さそうだなー。

一朝「富久」。おー、いよいよ冬噺のシーズン到来。
意外や意外、一朝師の富久は、どうやらお初らしい。

定かではないが、聞いていて、ふっと志ん朝師の口
調を彷彿させる・・・YouTubeで見てみたら、案の
定、よく似ているので、一朝師の他の多くの噺同様、
志ん朝師からなのだろう。

久蔵が、ちゃらんぽらんのようでいて、ちゃんと芸
人としてのプライドを持っている・・・という印象。
それが、自分を殺して客を立てているから、酒で本
音が出ると、困ったことになるんだろうな・・・。

火事見舞いの帳付けをしながら、見舞いの酒に目を
やる仕草、やっと呑めた時の嬉しそうな様子、なん
だかだと旦那の言葉を都合良く解釈して、呑む!と
ころ・・・あーあ、この男、またきっと、同じよう
に酒でしくじるんだろうなぁ・・・。

ま、先はともかく、今回は、めでたく千両富を取り
返して、明るくご陽気に・・・めったにないほどの
満足感を覚えつつ、一朝師、柳朝師、おふたりのお
見送りを受けて外へ・・・うー、寒いぞ!
posted by JTm at 09:13| 落語 | 更新情報をチェックする