2015年12月31日

2015.12.31 2015年のまとめ

2015.12.31 2015年のまとめ

今年もまた、恥ずかしき集計・・・発表です。
いつもどおり、敬称は略させていただきます。すいません。

まずは、落語をききに行った回数。
総数291回(前年比+5回)、246日(前年比+1日)
ありゃ、少し増えた?・・まぁほぼ横這いでしょうか。

次に、落語を聞いた場所・・・回数順。

場所別(末尾の矢印は前年順位との比較)
1位   鈴本演芸場    44回 359席(前年比+4回、-21席)→
2位      国立演芸場     27回 152席(前年比+8回、+52席)↑
3位   日本橋劇場    24回  96席(前年比+2回、±0席)↓   
4位   池袋演芸場    20回 181席(前年比+1回、+37席)→
5位   イイノホール        12回    43席  (前年比+1回、ー7席) ↑
  〃      ミュージックテイト西新宿店     12回   30席(前年は実績なし) ↑

こちらは毎年、あまり変化がない。2位3位は、毎年微妙に変
化する。5位は、昨年はお江戸日本橋亭で、イイノホールが
6位だったから、こちらも微妙な入れ替え。中で、今年から
行き始めたミュージックテイト西新宿店は、ブログに書けな
かった(オフレコで、と言われたので)会もあって、大躍進?

聞いた噺の数(席数)
※同じ演者による連続物は一回の公演を一席と数える 
総数 1,625席(前年比+124席) 

演者別(末尾の矢印は前年順位との比較)
1位 入船亭小辰    89席(前年比 +26席)↑ 
2位 柳家三三       78席(前年比ー12席)↓
3位 五街道雲助    68席(前年比 +5席)↑
4位 入船亭扇辰    63席(前年比 -9席)↓
5位 春風亭一朝    41席(前年比 +5席)↑
6位   柳家さん喬    38席(前年比 ー17席)↓
6位 桃月庵白酒    38席(前年比 ±0席)↑
8位 隅田川馬石    36席(前年比 ±0席)↓
9位 柳家権太楼    34席(前年比 ー2席)→
9位 春風亭一之輔   34席(前年比 +6席)↑

こんな集計をし始めて6年目・・・初めて首位が入れ替った。
ともかくも、小辰大躍進、大活躍・・・まぁ、まだ二ッ目で、
チケット代が安いから、行きやすいってこともあるしね。

橘家での会が終わってしまった小満ん(-5席で12位へ)に代
わり、一之輔復活。あとは顔ぶれは変わらず、若干の上下動。

次に演目別(末尾の矢印は前年順位との比較)
1位 子ほめ       40回(前年比 +13回)→    
2位 たらちね      27回(前年比 +8回)→
3位 初天神       23回(前年比 +5回)↑
4位 金明竹       20回(前年比+1回)↓
4位 千早ふる      20回(前年比 +13回)↑
6位 短命          18回(前年比+11回)↑
6位 時そば       18回(前年比±0回)→
8位 粗忽の釘          17回(前年比+4回)↑
8位 狸の札       17回(前年比+6回)↑
8位 道灌         17回(前年比 ±0回)↓

千早ふる、短命が大躍進。前者は間違いなく、扇辰一門のせ
いですね・・・今年前半、随分と聞きました。

前座噺は、今年は子ほめ、たらちねに集中した感あり。

最後に、月ごとの演者別順位から、各月トップをご紹介。

1月 入船亭小辰(13席)
2月 入船亭扇辰・入船亭小辰(7席)
3月 五街道雲助 (11席)
4月 柳家三三 (10席)
5月 入船亭扇辰(8席)
6月 五街道雲助(11席)
7月 桃月庵白酒  (7席)
8月 春風亭一朝 (8席)
9月 入船亭扇辰 (11席)
10月 入船亭小辰(10席)
11月 入船亭小辰(11席)
12月 五街道雲助(6席)
今年は、同率の月が少なかった。扇辰一門の師弟が、各
4回ずつ首位・・・そうか・・・そうだよね。

今年最後の恥かきは、これにておしまい。
みなさま、今年一年、ご愛読?ありがとうございました。
どうぞ、よい新年をお迎えください。

新春の更新は、たぶん3日に。
posted by JTm at 15:13| 落語 | 更新情報をチェックする

2015年12月30日

2015.12.29 新宿末廣亭特別興行・夜の部 さん喬・権太楼二人会

n2015.12.29 新宿末廣亭特別興行・夜の部 さん喬・権太楼二人会

演目
三遊亭歌むい        子ほめ
柳家やなぎ          青春ナイン
柳家さん喬          短命
柳家権太楼          心眼
  (仲 入 り)
柳家権太楼          疝気の虫
柳家亀太郎          (三味線粋談)
柳家さん喬          雪の瀬川
さん喬&権太楼&楽屋一同   (フィナーレ)三本締

どうしようかと迷ったが、結局、今年もこの会で〆ることになった。
それも、発売日に思い切って早く出かけたおかげで、今までで
一番、前方の席・・・・要するに、馬鹿なんです。

歌むい。そうか、両方の一門に、もう前座さんはいないから・・・。
「子ほめ」。八五郎がかなり伝法なしゃべり方で、雲助師のとは
違う意味ながら、「バイオレンス子ほめ」って印象。

赤ん坊とお爺さんを取り違えるくだりを端折った子ほめは初めて
聞いたように思う・・・いつもなのか、時間の関係か知らないが。

やなぎ「青春ナイン」。自作の新作、三度目の遭遇。高校最後の
試合を終えたふたりの男子生徒が、あこがれの先生に“告白”。
前回までとは、オチを変えたようだ。まだまだ、発展途上?

・・・野球部とサッカー部?と思って聞いていると、実は将棋部と
囲碁部という意外性は、さすがに三度目でやや薄れたかな。
それでも、「青春」という言葉の持つ、どこか甘酸っぱい雰囲気
が噺全体に流れているのは良い感じ・・・やなぎさんの若々しさ(!)
にもよく合っているし。

さん喬「短命」。八五郎がご隠居のところへ悔みを教わりに来る
発端から丁寧に。

ご隠居が、伊勢屋の婿の短命の訳を、季節に応じて説明する
その描写が素晴らしく、伊勢屋のお嬢さん(というより、もはや、
若いおかみさんである訳だが)の美しさが、はっきり見えてくる
ようだ。・・・・・うん、ご亭主が短命なのも無理はない。

権太楼の二席。
「心眼」。今年、四度目の遭遇。前回までと大きく印象が違った
のは、最後、夢から覚めた梅喜が、女房・お竹の手を握って、
「もう信心は止める」と言う場面。

握りしめた手の力強さに、お竹の大切さに気付き、自分の本当
の幸せが何かを悟った梅喜の思いの強さが、はっきりと見えた。

「疝気の虫」。二席目はご陽気に、明るく。
でも、あばらの道を行く時の、「せんきょうも、せんざぶろうも」
がなかったのは、扇橋師匠が鬼籍に入られたから?と思ったら、
ちと、寂しくなった。

亀太郎。以前に1、2回、拝見した。三味線の曲弾き、お見事。

さん喬「雪の瀬川」。勘当された若旦那・鶴次郎が身投げしよう
として、かつての奉公人・忠蔵に助けられるところからの後半を
中心に。瀬川との馴れ初めは、鶴次郎の追想で語る。

子どもっぽく、どこまでも甘ちゃんの若旦那だが、瀬川への思い
は真摯で、とても可愛い。忠蔵夫婦や宇治五帖が、親身になって
世話を焼くのも、瀬川花魁が心から愛するのも、無理ないです・・・

いったん、幕が閉まり、すぐにまた開く・・・最後は、楽屋一同を
呼び出して、恒例の三本締。

・・・あれ? 随分と人数が減ったなぁ・・・
楽屋に来ているのは、原則、二ッ目さんだから、両一門とも、真打
が増えると、人数が減るのね。この日は真打では燕弥師だけが
顔を見せた。

お弟子さんが、みなさん昇進してしまったら、さん喬師匠と権太
楼師匠、ふたりだけになっちゃうのかな?・・・なんか、「笠碁」
の世界だね・・・・。
posted by JTm at 12:29| 落語 | 更新情報をチェックする

2015年12月28日

2015.12.27 雲助蔵出しぞろぞろ&師走四景@浅草見番

年の瀬もだいぶ押し詰まったというのに、家事一切放り
出して、見番にお籠り・・・・・お仲間、多数です。
まずは昼の部。

2015.12.27 雲助蔵出しぞろぞろ

演目
柳家小多け         たらちね
柳家緑太           猿後家
五街道雲助         夢金
  (仲 入 り)
五街道雲助         富久
           (三味線:岡田まい)

小多け、三度目の遭遇。「道灌」「寿限無」ときて、今回
は「たらちね」。三席、別れるところは、お見事(笑)

前二席と同様、基本に忠実な、前座さんらしい噺。名前
を読み上げて、お経になっちゃうところまで。

緑太「猿後家」。この噺は好きじゃないのだが、緑太さん
のは、意外に嫌な感じがなくて、素直に笑えたよ。善さん
の、見え見えなお世辞に、「分かってても嬉しいよ」と言う
猿後家さん・・・・ちょっと可愛らしく感じられたりして。

雲助の二席。
「夢金」。今年の正月の五拾三次以来。主人公の船頭の
“欲の熊”らしさが、際立っていた。侍の提示した分け前
が二両と聞いて、「りゃんこ?」と、急に怖さより金欲しさ
が募るところとか、最後、礼の金包みをずっと、目で追う
ところとか。

最後の親方のセリフに、たっぷりと間を取って、観客に、
「夢オチ」を納得させる・・・・見事なタイミング。

「富久」。確か前にも聞いたよな・・・と調べたら、なんと、
2010年以来。久々だ・・・・(ホント、今年は富久の当たり年)

全体として、小満ん師で聞いた黒門町型に近いようだ。
ただ、久蔵の“妄想”が、よりフマジメで・・・男の夢?

真面目に帳付をしているのに、ご本家から酒が届いたと
たん、それから目が離せなくなる久蔵・・・呑んべぇの性
ですな、こりゃ。

無事、富くじを取り戻して、とりあえずは大団円の年の暮
れ・・・・でもなぁ、来年は、また、どうなっていることか。


1時間ほど空いて、夜の部へ。

2015.12.27 師走四景 雲助居残り〼

演目
柳亭市童           出来心
五街道雲助         辰巳の辻占
柳家小のぶ         火焔太鼓
  (仲 入 り)
柳家小里ん         言訳座頭
柳家小満ん         よかちょろ
           (三味線:岡田まい)
           
市童。なんか、見るたびに、「お前、いったい、幾つなんだ!」
と言いたくなっちゃうなぁ・・・昇進後の名に「童」という文字
を付けたのは、せめて名前くらいは若々しくってことなのか
も?と思えてくる・・・。

「出来心」。前半の間抜け泥の部分。前座のころから演って
いるから、まったく破綻なく。

雲助。昼の部の長講二席で、ちょいとお疲れの様子・・・で、
軽めにと、「辰巳の辻占」へ。

寄席などでよく聞く演目。男を騙して?金を巻き上げようと
する女が、不思議に憎めない。結局、どっちもどっちなんだ
よねー・・・聞くたびに、洒落た噺だと思います。

小のぶ「火焔太鼓」。寄席の短い出番でしか馴染みがない
ので、これはお初。表情も仕草も、かなりのオーバーアク
ション(置いた湯呑みが倒れないかとハラハラした)で、すご
く可笑しいけれど、意外にクサさを感じないのが不思議。

小里ん「言訳座頭」。富の市の言訳が、あまりにも強引で、
甚兵衛さんならずとも、ちょいと戸惑ってしまう。可笑しいけ
れど、あまり愉快にはなれないなぁ。

借金があっても、引き続きそこで買い物はしてると聞いての、
「甚兵衛さん、それは性質の悪い借金じゃない、性質の良い
借金だよ」という富の市のセリフ、さらに、最初の米屋での
「あたしはあそこでちょくちょく買うんだけど、あっちからは一
度も療治を頼まれない」というセリフに、落語国長屋住民の
“共同体”のあり様が見えてくる。

小満ん「よかちょろ」。・・・いや、参りました。まさかよかちょろ
で〆とはね・・・・実に洒落てます。

大ベテラン4人の顔合わせという、今年一番のマニアックな
会にふさわしい、すてきなフィナーレでした!
posted by JTm at 10:49| 落語 | 更新情報をチェックする