2016年01月30日

2016.1.29 池袋演芸場下席・昼の部(その3)

2016.1.29 池袋演芸場下席・昼の部(主任・扇辰)

演目
桃月庵はまぐり     子ほめ
入船亭小辰       真田小僧
入船亭扇里       持参金
橘家圓十郎       猫と金魚
ニックス          (漫才)
入船亭扇治       割引寄席
柳家小満ん       あちたりこちたり
  (仲 入 り)
柳家小せん       鷺とり
入船亭扇遊       一目上り
花島世津子        (奇術)
入船亭扇辰       徂徠豆腐

池袋のこの下席は、31日まであるそうだが、あと二日、扇辰
師匠はお休み・・・という訳で、別段、打ち合わせもしないのに、
扇辰ファンの友人たちが、客席に集合。雪予報にもめげず・・・

はまぐり「子ほめ」。雲助師のバイオレンス子ほめとは違うけど、
これもまた、バイオレンス要素強し・・・白酒師流アレンジか?

扇里「持参金」。前二回の牧歌的な噺とは様変わりの、"大人
の噺"(笑)・・・雲助師の演っている型かな。「あの女の心に惚
れました」という、主人公の男の言葉が救い。

圓十郎「猫と金魚」。二日目に来た時と同じ噺・・・一回目ほど
には笑えない・・・。

ニックス。このコンビ、なんか、急激に面白くなった気がする・・・
いったい、何が起こったんでしょ?? この下席に、三回見て、
毎回、ネタの大部分が変わっていたのにも、びっくりした。

扇治「割引寄席」。何年ぶりかで遭遇した・・・寄席に入ろうと
して、色んな割引を紹介されるうち、終演時間になっちゃうと
いう新作。自作だそうだ。
・・・・現実にもこんなに色々な割引があるといいんだけどな。

小満ん「あちたりこちたり」。これも久々に聞く、嬉しい噺。銭
湯に行くと出かけた亭主が、深夜の帰宅。いったい、今まで
何していたの?という女房の問いに、「順番に思い出すから」。

前回聞いたのは6月で、主人公は浴衣がけだったようだが、
今回は、その上に褞袍(どてら)を着ているという設定になっ
ていた・・・ちゃんと、季節に合わせているんですね。

小せん「鷺とり」。「馬鹿馬鹿しい噺の多い中でも、一番に馬
鹿馬鹿しいのを・・・」との前置きで、演目が分かっちゃう・・・
ホント、馬鹿馬鹿しいですねぇ。

扇遊「一目上り」。前かたで笑いすぎたか、ここで力尽きて・・・
申し訳ないが、睡魔に負けた。ここんとこ、扇遊師匠とは相
性が・・・良すぎるんでしょう、たぶん。

世津子。夢葉先生の代演。出ました、ひもの手品。

扇辰「徂徠豆腐」。開演前に友人たちと、「今日は何だろうね?」
と言い合っていたが、ひとりが見事、言い当てた。
・・・まぁ、季節ネタですからね。

先日、にぎわい座で聞いたばかりだが、その時より丁寧に
演っている・・・という印象。わたしは、扇辰師この噺の中で、
チョイ役だけど、大工の政五郎が好き・・・

ところで、落語に出てくる大工の棟梁って、みんな、政五郎っ
て名前のような・・・・なぜでしょ?
ま、与太郎や甚兵衛さんや権助と一緒なんだろうね。

さながら「入船亭一門会」のようだった今席、見ていると、脱
いだ羽織を、後ろ手でさりげなく小さくまとめて、正面からは
見えないようにする仕方が、入船亭流・・・と発見。
扇橋師匠の教え、なのでしょうか。
posted by JTm at 08:49| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

2016.1.27 春に船 〜春風亭正太郎・入船亭小辰二人会〜@内幸町ホール

2016.1.27 春に船 〜春風亭正太郎・入船亭小辰二人会〜

演目
正太郎&小辰          (ご挨拶)
柳家あお馬            やかん
春風亭正太郎          六尺棒
入船亭小辰            いかけや
柳亭市馬             夢の酒
  (仲 入 り)
入船亭小辰            御神酒徳利
春風亭正太郎          妾馬
              (三味線:松尾あさ)

今月から始まった新しい会。一年間限定、全5回の予定
だそうだ。もう少し入るかな?と思っていたが・・・ちと寂し
い入り。

あお馬「やかん」。つい先日、池袋で聞いた時は、正直、
コメントに困るような感じだったのに、わずかの間に、きっ
ちり修正して来た・・・若い人は、進歩が早いです。

正太郎「六尺棒」。正朝師匠が寄席でよく掛けておられる
ので、おそらくは師匠譲りなのだろう。でも、塀の上での
親子対決は、正太郎さんのオリジナルでしょう。

小辰「いかけや」。最初のころ、難しい、二度と演らない、
と言っていた噺だけれど、もう、すっかり手の内ですね。
・・・ガキんちょ共、なんと生き生きしてきたことか。

ゲスト・市馬「夢の酒」。ちょっと意外な演目。市馬師が、
女性がメインの噺を手掛けるのは、珍しいのでは?

夢の女の色っぽさをあまり前面に出さずに、さらっと演っ
ていた感・・・聞き終えた後、女の印象がとても曖昧で、
・・・あ、なるほど、夢なんだ・・・と。

小辰「御神酒徳利」。確か、2013年秋に初演と記憶して
いるので、もう、まる2年。すっかり完成型?と思っていた
のに、またまたグレードアップされていて、びっくりぽん!

正太郎「妾馬」。正太郎さんのこの噺は、たぶんお初。
八五郎が終始、ゴキゲンで、湿っぽくならないのは、一朝
師匠を思わせる・・・春風亭ですね。

若手の「有望株」ふたりのガチンコ対決、面白くない訳がな
いのだけれど・・・・後半、暖房の効きすぎもあって、かなり
辛い状況・・・・うーん、ちょいと長いかな。

でも、一年限りと言わずに、もっと長く続けて欲しいですね。
posted by JTm at 09:15| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年01月26日

2016.1.25 池袋演芸場下席・昼の部(その2)

2016.1.25 池袋演芸場下席・昼の部(主任・扇辰)

演目
入船亭小辰       一目上り(途中から)
入船亭扇里       ぞろぞろ
橘家圓十郎       饅頭怖い
ニックス          (漫才)
入船亭扇治       尻餅
柳家小満ん       うどん屋
  (仲 入 り)
柳家小せん       千早ふる
入船亭扇遊       干物箱
伊藤夢葉         (奇術)
入船亭扇辰       雪とん

午前中からの用事が長引いて、やや遅刻。小辰「一目上り」
の途中で入る。

扇里「ぞろぞろ」。前回来た時の紋三郎に続き、お稲荷さん
つながりだなー・・・と思いつつ。こういう牧歌的雰囲気が、
よく似合う芸風。

圓十郎「饅頭怖い」。前回のハジケた噺に比べて、案外まと
も?と思っていたら、最後にバシッと、来ましたねぇ・・・
「糖尿が怖い」・・・さもありなん。

扇治「尻餅」。オチが、「おこわにしますか?」「いえ、お供え
で」・・・・すいません、まだ意味が分かりません。

小満ん「うどん屋」。時間の関係か、前半の酔っ払いがいさ
さか早口で、そのせいか、酔い方が足りないような印象・・・
もうちょっとゆっくり聞きたかったな。

小せん「千早ふる」。竜田川と千早の再会の場面、浪曲が、
見事な名調子!・・・拍手。

扇遊「干物箱」。午前中、あちこち走り回った疲れが出て、途
中、沈没。・・・・申し訳ない、この噺、相性が悪いの。

扇辰「雪とん」。各地、雪予報の季節にふさわしく。・・・もっと
も、お江戸は冬晴れですが。

しんしんと降り積む雪の中、着ぶくれた若旦が、木戸を叩き
つつ彷徨っている姿・・・気の毒やら、可笑しいやら。
posted by JTm at 08:40| 落語 | 更新情報をチェックする