2016年03月31日

2016.3.30 新版 三人集@赤坂会館

2016.3.30 新版 三人集~春風亭一蔵・柳亭市弥・入船亭小辰~

演目
一蔵&市弥&小辰     (トーク)
柳亭市若         子ほめ
柳亭市弥         甲府ぃ
  (仲 入 り)
春風亭一蔵        長屋の花見
入船亭小辰        富久
          (三味線:田中ふゆ)

いつもの日本橋社会教育会館が改装工事中なので、
会場を変更し、ゲスト無しの三人会・・・一緒にいると
緊張してしまうような大先輩が不在なわけで、何やら
オープニングから、くだけきった雰囲気・・・。

市若。市馬一門の6番弟子で、まだ見習い・・・と言っ
ても、この4月上席から楽屋入りが決まっているそうな。
大柄・・・声も大きい・・・市弥さんの弟弟子というより、
なんか、一蔵さん寄り?

「子ほめ」。あれ、道灌じゃないの?と思ったけれど、
明後日から楽屋入りじゃ、初高座はとっくに済ませた
のだね・・・・かなり慣れた感じの子ほめでした。

市弥。ここのところ、「イケメン噺家」として、TV各局を
総なめしているとか・・・残念ながら、一度も見てないが。
「その話はこれでおしまいです。4月上席からはもう言
いません」で、「今がピーク」と。

「甲府ぃ」。少し前にどこかで掛けたと聞いたが、初遭遇。
ネタ元は、明らかに扇辰師匠だな・・・と思いつつ聞く。
ほぼ、扇辰師そのままで、まだ独自色を出すまでには
至らないが、その段階としては結構なもので・・・

市弥さん、腕を上げましたね!ルックスだけじゃないぞ
というところをもっともっと見せつけなくちゃ。

一蔵「長屋の花見」。いやいや、ともかく賑やかな花見だ。
おチャけと、偽装卵焼き&かまぼこの宴とは思えないほ
どの盛り上がり・・・ま、半分ヤケクソという感だけど。

それはいいが、最後の大家の「店賃負けてやる、ゼロだ」
・・・これはちょっとまずかった。貧乏長屋の大家に、ゼロ
という英語は似合わない。

小辰「富久」。昨秋の、ノラやさんでの会で聞いたので二
度目。

冬の間、あまり掛ける機会がなかったのか、それほど変
わったとは思わなかったが、なんか、前回より7~8分、
長くなっていた・・・なんでだろ?

中盤、聞く方がちとダレてしまい、申し訳なかったが、富
くじの結果が判明してからは、久蔵の必死な思いが胸に
迫り、すっかり感情移入・・・最後、ほおっと安堵のため息・・・

この三人集、今年はついに寄席にも進出。10月に池袋、
11月には鈴本で公演が予定されている由。
楽しみにしてまっせ!
posted by JTm at 10:25| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年03月30日

2016.3.28~29 石巻・登米の旅

2016.3.28~29 石巻・登米の旅

昨年のミャンマーの旅で出会った方たちに誘われて、東北
への旅に。

「仙台まで来たら迎えに行くよ」の言葉に、その後のことは
まったくのおまかせ・・・さて、いったいどこへ連れて行かれ
るのか・・・?

仙台駅・・・迎えの車は、なんと、ジャガー・・・生まれて初め
て乗ったよ・・・そして、たぶんもう二度とないかも?なので、
記念にエンブレムを・・・(笑)
  
    0328(1).jpg


さて、どこへ行くの?という問いに、目的地は、石巻にある
追分温泉・・・とのこと。
北上川河口からもほど近い、山の中の一軒宿の温泉だそう。

山の中だけど、海からも近い・・・海岸線ギリギリまで山が迫
る、三陸ならではの立地。・・・それがまた、あの震災での、
大きな被害にもつながったのですが。

仙台から高速道路を通り、松島を通り過ぎて石巻。北上川
沿いを河口方向へ・・・このあたりは、津波の被害の大きかっ
たところ。今はもう、がれきはすっかり取り除かれて、あちこ
ちで、地盤の嵩上げ工事が盛んに行われていました。

河口から最初の橋が、新北上大橋。その橋のすぐ際にあっ
たのが、あの大川小学校です。全校児童108人の7割、74
人が死亡、行方不明になったそうです。

つい先日、震災遺構として保存が決まった大川小跡地・・・
今は、ロープで仕切られ、「関係者(遺族含む)以外立ち入り
禁止」の札が出ていました。

全体を見渡すと、曲線を多用した、洒落たデザインの学校で
あったことが見て取れます。きっと、地域の人々の、自慢の
学校だったのだろうなぁ・・・・二階部分で建物をつないでいた
と思われる渡り廊下が、飴のようにねじれて倒れており、津波
の破壊力のすごさを見せつけます。

学校のすぐ近くまで、山が迫っているけれど、かなり急な斜面
で、登るのは大変だと感じました。
学校の責任が問われていますが、とっさの場合に、小さな子ど
もたちを連れてそちらへ逃げるという判断は難しいのでは?と
いう印象・・・

もちろん、これはあくまでわたし個人の感想です。
校庭の一角に設けられた慰霊碑に手を合わせながら、祈るこ
としか出来ない自分が、ただただ情けないばかりでした。

一部工事中の新北上大橋を渡り、ぐうっと山の方へ登って行く
と、もう、間もなく、追分温泉に到着。

木造の、昔の学校(わたしが入学した小学校はそのころまだ木
造校舎があったのです)みたいな建物だなー・・・と眺めます。

どうやら、増築を繰り返して、何棟かの建物を、渡り廊下でつな
いでいるようでした。
入口の看板・・・・0328(2).jpg

後で調べたところによると、昔、このあたりで金鉱を探していた
方が、坑道から出る湧水を沸かして湯治場にしたのが始まり
だそうです。ラジウム鉱泉(つまり温度は低い)で、五十肩や
神経痛に効くようです。

浴槽はカヤの木・・・樹齢500年の大木だとか。透き通ったき
れいなお湯で、非常に気持ちの良く、掃除も行き届いて、細
やかな心遣いが感じられました。

ちょっと驚いたのが、館内にあちこち・・・というか、所狭しとば
かり、様々な「お宝」が飾られていたこと。そのまま、「なんでも
鑑定団」の舞台になりそうな・・・

建物の中ばかりか、外にまで、こんなものが・・・・
  0329(2).jpg
ダットサンだって・・・・

山の中で、でも、海も近いという、絶好の立地を活かして、夕
食には山海の珍味が並びます・・・・
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もう、お腹いっぱい!

ミャンマーの旅で知り合った方たちは、仙台の方がおふたり、
登米の方がおふたりです。
今回、登米の方のおひとりが奥様連れで来られたので、地元
の方が5人、それにわたしと友人が加わり、7人の大宴会・・・

ご馳走をいただきながら、話に花が咲き、大いに盛り上がりま
した。

翌日は、登米の方が経営する小さな料理屋で昼食。
こだわりのササニシキを栽培する農家だったご主人が、親戚
の方から譲り受けた古い家を改装して始めたお店とのこと。

「ともかく、美味しいお米を少しでも多くの人に食べて貰いたく
て」・・・だそうで、え、採算合うの?と思うような、リーズナブル
なお値段・・・・。

 0329(3).jpg

おにぎり定食、これでなんと、500円!

おにぎりの具は、8種類?の中から2種をチョイス。それに、小
どんぶり一杯の「はっと汁」(東京で言うところのすいとんでしょ
うか?)と、サラダ、野菜の煮物、山菜の和え物、漬物が付きま
す。・・・・これまた、お腹いっぱい!

お天気にも恵まれて、満開の梅の花を眺めつつ、楽しい二日間
の旅でした・・・・ちょっと残念だったのは、持って行ったカメラが
突然に故障し、携帯もバッテリーが心細くて、写真が思うように
撮れなかったこと・・・・もっともっと、お見せしたいところがあった
のですが・・・すいません。
posted by JTm at 12:27| | 更新情報をチェックする

2016年03月28日

2016.3.27 馬玉と三之助の。@らくごカフェ

2016.3.27 第10回 馬玉と三之助の。

演目
馬玉&三之助     (トーク)
柳家三之助      長屋の花見      
金原亭馬玉      干物箱      
  (仲 入 り)
金原亭馬玉      子ほめ
恩田えり社中      (三味線と唄)
柳家三之助      小言幸兵衛

前回、都合で来られなかった間に、会の名称が変わって
いた・・・馬玉さんの名が変わったからね。

この会は、ふだんマクラを振らない馬玉師にマクラを課し、
普段、長めのマクラ(小三治門下だからね)の三之助師
は、マクラなしで落語へ、という縛りがある。

いつも思うのだが、これ、馬玉師の方がキツイよね・・・
今回、改めてそれを実感。 

三之助。なんか、とっても久しぶり・・・一昨年以来だ。
「長屋の花見」。先日聞いたばかりの甚語楼師の噺と、
運びが似ていたが、持ち時間との関係で、やや長めだっ
た分、ちと、ダレた感・・・途中、なんかとっても眠くなっ
ちゃって・・・ごめん。 

馬玉の二席。
一席目は、"遊び"のマクラから、放蕩若旦那の噺へ。
まさに"身を切る"ようなマクラのせいで、動揺した?の
か、前半の"仕込み"を飛ばしそうになって焦る一幕。

結局、ギリギリのところで突っ込んだから、言わなきゃ
分からないのに、自分でバラしちゃうんだもんな・・・

二席目は、マクラのネタに四苦八苦。なんか、もういい
よ!って言いたくなっちゃう。で、「子ほめ」ですっと降り
るつもりが、番頭さんに年を訊くところで間違えて・・・
いやもう、無理は禁物です。

恩田えり社中。現在披露目中の新真打5人の出囃子の
披露と、各人のエピソードを中心に。最後は「東京音頭」。

三之助「小言幸兵衛」。えりさん言うところの"馬玉病"が、
ついに三之助師にまで及んだようで・・・

最初の店子候補・豆腐屋と幸兵衛さんの会話が一部飛
んでしまい、あれ?と思っているうちに、言い違いやら、
都々逸が出てこない一幕やら。

・・・・なんかなー、無理な縛りは、もうよしにしませんか?
と思った、ちょっと残念な春の宵。
posted by JTm at 05:27| 落語 | 更新情報をチェックする