2016年08月30日

2016.8.30 新宿末廣亭下席・昼の部(その2)

2016.8.30 新宿末廣亭下席・昼の部(主任・扇辰)

演目
春風亭百んが     浮世根問
入船亭小辰      金明竹
ニックス        (漫才)
柳家喬之助      真田小僧
橘家圓十郎      饅頭怖い
マギー隆司      (奇術)
三遊亭歌笑      馬大家
古今亭菊寿      小言念仏
ホンキートンク     (漫才)
金原亭馬の助     (漫談と百面相)
金原亭伯楽      たがや
林家正楽       (紙切り)
    線香花火、阿波踊り、祇園祭、ゴジラ、朝顔市
柳家権太楼      黄金の大黒
  (仲 入 り)
五明楼玉の輔     紙入れ
ロケット団       (漫才)
柳亭左龍       英会話
橘家圓太郎      浮世床
入船亭扇辰      阿武松

台風が来るとか来ないとか、怪しげな天候だったが、あい
変わらず、結構な入り。最近は夏休みを早めに切り上げる
ところが多いそうで、前回とは違って、お子さんたちの姿は
見えないようだ。

百んが「浮世根問」。演題はたぶん、これかな?という感じ。
八五郎がご隠居に、色々な問いを発する・・・サゲは、「安
来節の女が死んだら?」・・・「あら、いっちゃったー!」。
・・・なんにせよ、東京での前座噺としては、ごく珍しい。

小辰「金明竹」。もはや、名人級?

歌笑「馬大家」。家賃1万2千円が、半額になって、さらに2
千円ずつマイナスされて行くのだが、語尾がぐちゃぐちゃと
なって、はっきりと聞き取れない。おかげで、サゲで「これで
家賃はタダ」と言われても、なんだか狐につままれたような。

馬の助。話題は、9月場所から、相撲取りの階級による外
観の違いについて。百面相で「線香花火」は、初めて見た
かも?(前は居眠りしていたかもしれないが)

伯楽「たがや」。この夏は、意外にもあまり遭遇しなかった。
中でも、一朝師匠で聞けなかったのは残念なり。

権太楼「黄金の大黒」。・・・うーん、猫、食べないで!

左龍「英会話」。以前に一度、三三師との会で演っていたな。
アヤシゲな英語が飛び交う・・・アヤシゲな噺。

圓太郎「浮世床」。本のくだりだが、結局、本を読み始めると
ころまでも到達せず・・・だったような?(すいません、寝てた
みたいです。ごめんなさい!)

小菊。梅は咲いたか、並木駒形、寄席スタンダードナンバー
への八番、新土佐節、都々逸、さのさ、なすかぼ。
粋だねぇ・・・・。

扇辰「阿武松」。楽日とあって、出世噺でおめでたく締め。
長吉青年の素質を見抜く、錣山親方に、なんとも貫禄がある。
小柄な扇辰師匠が、とっても大きく見えてくるから、不思議。
posted by JTm at 21:42| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

2016.8.28 柳家小満ん 赤坂夜会@赤坂会館

2016.8.28 柳家小満ん 赤坂夜会

演目
春風亭一花        道灌
柳家小満ん        酢豆腐
柳家三三         笠碁
  (仲 入 り)
柳家小満ん        九州吹き戻し
           (三味線:田中ふゆ)

一花「道灌」。なんか、とっても面白い道灌だった。前座
さんのこの噺で、客席からかなりの笑いが起きるって、
なかなかないよね・・・・。

小満ん「酢豆腐」。若旦那登場以前の、前半のワイワイ
ガヤガヤが、なんとも愉快。兄貴分?の指図のもと、い
ろいろと立ち働く(あるいは働かない)若者たちが、なに
やら目に見えるようだ。

腐った豆腐を、「黄色くて毛が生えて、ヒヨコみたい」と
言ったのは恐れ入りました・・・・・

若旦那は確かに変人だけど、さほどの嫌味はなく、酢
豆腐なんか食べさせられちゃうのは、ちとお気の毒だ。

ゲスト・三三「笠碁」。7月ににぎわい座で聞いたのに
続き。

前回は、待ったをする方の旦那の「言わなきゃよかっ
た・・・」という後悔のの深さを感じたが、今回は、さら
に、待てなかった方の男の「待ちゃあよかった・・・」と
いう思いも増幅されて感じた。

前日、白酒師の笠碁を聞いたばかり・・・三三師なら、
笠からはみ出すことはなさそうだねぇ。

小満ん「九州吹き戻し」。あらかじめのネタ出しだった
から、意識してのことではないだろうけれど、おりしも、
台風10号が接近中・・・偶然にもタイムリーな一席。

小満ん師のこの噺は、一昨年に続いて2度目の遭遇。
あちこちに不義理をして、江戸を売った幇間が、九州
熊本で成功して金を貯め・・・もう、一刻も早く、江戸に
帰りたくなる・・・。

今のように、日本中どこにいても、最新の情報や文化
を共有できる時代ではない。江戸っ子のこの、“逸る
思い”は、よく理解できる。

心急くままに、船に便乗するが、これが嵐に遭って・・・
いやー、この嵐にもみくちゃにされる場面の描写が、
なんとも迫力満点。一緒に船に乗っているような恐ろ
しさ。・・・・生きててよかったです、たとえ薩摩まで吹き
戻されても。
posted by JTm at 08:36| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年08月28日

2016.8.27 三田落語会@仏教伝道センター

2016.8.27 三田落語会 昼席・夜席

昼席演目
春風亭朝太郎        真田小僧
隅田川馬石         堀の内
桃月庵白酒         笠碁
  (仲 入 り)
桃月庵白酒         安兵衛狐
隅田川馬石         居残り佐平次

夜席演目
桃月庵はまぐり        金明竹
柳亭小燕枝         千早ふる
柳家さん喬         火事息子
  (仲 入 り)
柳家さん喬         野ざらし
柳亭小燕枝         意地くらべ
         (三味線:昼夜とも、太田その)

朝太郎「真田小僧」。前半のみ。以前国立で聞いた時同様、
「極悪非道の松岡のカッチャン」が登場・・・国立では、まっ
たくウケなかったが、さすがに、三田のお客さんは、みんな
笑っていた・・・(松岡克由は、談志家元の本名。念のため)

このクスグリ、大師匠の五代目柳朝師のものだろうな、たぶん。

馬石「堀の内」。マクラに長々と台風の話。台風を擬人化し
たみたいな仕草が、くだらないけど可笑しい・・・「そこを何と
か」という言葉が何度か出て、これを本篇でも使ってみせた
のが傑作だった。

白酒の二席。
「笠碁」。6月の高円寺の会以来。主人公のふたりの旦那た
ちにとっては、碁を打つということが、もはや人生のすべて。
馬鹿らしいような喧嘩だけれど、最後、仲直りが出来て良かっ
たねと、思わず鼻にツンと来た・・・なにも、そこまで感情移入
しなくても・・・と、我ながら可笑しい。

「安兵衛狐」。馬石師ではお馴染みだが、白酒師のはお初。
亀戸に萩を見に行こうという誘いを断った源兵衛が、谷中の
墓地で“墓見”をするところから、丁寧に。

源兵衛が、「へんくつとあだ名されている自分が、まともなこ
とをするのはみっともない」と、繰り返し言うのが愉快。へん
くつのプライドかぁ・・・・・

馬石「居残り佐平次」。昨年5月以来かな。
体力の限界か(なにせ、朝、早かったから・・・)、噺に集中出
来なくなってしまい、かなり残念。馬石師にも申し訳ない。

昼夜の合間は、地下鉄の一日乗車券を使って、車内で休憩。
気を取り直して、夜席へ。

はまぐり「金明竹」。冒頭に「他行」つき。金明竹は、明らかに
師匠譲りで、“オオカミクッシャロ湖”も登場。(これ、聞いたこ
とのない人には分からないよね・・・すいません)

小燕枝。この会、初登場。相方のさん喬師の同門の兄弟子。
「千早ふる」。これという盛り上がりもないのに、じわじわと可
笑しくなってくる・・・・これぞ、五代目小さん師のDNA。

さん喬の二席。
「火事息子」。マクラ25分、本篇35分で、計1時間。
小燕枝師との会が、とても嬉しいと、修業時代の思い出話が
いくらでも出てくる・・お気持ちは、分かるんですが。

噺の方は、父の思い、母の思い、そして息子の思いと、三者
三様の様々な感情が、余すところなく描かれて、聞き終えて、
ふうっと、ため息をつきたい佳品ではあったが・・・・やっぱり、
長いなぁ・・・1時間は。

「野ざらし」。途中、やや切り詰めながらも、しっかり、「馬の骨
だった」のオチまで通した。

さん喬師のこの噺は、昨夏の鈴本夏まつり以来で二度目。レ
アものである。

前回は、さりげなく仕込んだ上で「馬の骨」で落としたけれど、
今回は、仕込みなしで・・・ま、この会のお客さんには不要で
しょうけれど。

小燕枝「意地くらべ」。何度か聞いているはずだが、こんなに
長い噺とは知らなんだ・・・と、言っても、30分だけどね。

出てくる人物が、みんなみんな意地っ張りで、一歩も譲らない
・・・・メッチャ、馬鹿らしいけれど、その分、メッチャ可笑しいで
す・・・・はい。


この日は、朝、7時20分に家を出た。帰宅は、夜10時過ぎ。
その間、15時間!?・・・いやはや。
posted by JTm at 10:31| 落語 | 更新情報をチェックする