2016年11月30日

2016.11.29 鈴本演芸場下席・夜の部(その4)

2016.11.29 鈴本演芸場中席・夜の部(主任・扇辰)

演目
入船亭辰のこ       寄合酒
入船亭小辰        たらちね
ストレート松浦       (ジャグリング)
入船亭扇蔵        ぞろぞろ
柳家小せん        ふぐ鍋
ペペ桜井          (ギター漫談)
三遊亭歌之介       お父さんのハンディ
入船亭扇遊        干物箱
  (仲 入 り)
ホームラン          (漫才)
柳家さん助         しゃっくり政談
林家楽一         (紙切り)
         横綱土俵入り、扇辰師匠、カストロ議長
入船亭扇辰        徂徠豆腐

辰のこ。4日通ったこの下席で、前座さんの高座に間に
合った3回、全部、この方・・・もしかして、毎日、上がっ
てた?・・・「寄合酒」。味噌の真贋判定で、客席から悲
鳴が・・・・。

小辰「たらちね」。前日の小駒さんの言い立ては、「丹
頂の体内に入るを夢見て」の妊娠だから、幼名・鶴女
で、ナットクだけど、入船亭では「梅枝を胸にさされ・・」
だから、なんで鶴?と、ちと疑問に。・・・別にいいけど。

扇蔵「ぞろぞろ」。神様が出雲の帰りに遊び歩くという
発端・・・聞くところによると、談志師の型とか。
信心深い荒物屋の娘に、楚々とした風情が感じられる
のは好感。

小せん「ふぐ鍋」。旦那と客が、ふぐを口にするまでの
躊躇逡巡はあっさりと済ませ、本格的に食べ出してか
らを丁寧に・・・・美味そうだったなぁ。

歌之介「お父さんのハンディ」。息子の合格祈願に、ゴ
ルフ断ちしたお父さんの苦悩。個人的には、ミケから
キャディに改名させられた猫に同情。

扇遊「干物箱」。先日聞いた馬生師のと違って、後半に、
善公が、自分の悪口の書かれた手紙を盗み読むくだり
が入る。・・・初代圓遊の工夫、とWikiに出てました。

ホームラン。ネタなんだか、ただの世間話なんだか・・・。
千秋楽、スペシャルバージョン?

さん助「しゃっくり政談」。上方落語の「次の御用日」の
お江戸版だそうだ。そんな移転が行われていたなんて、
初めて知りました。

思いっきりハジケた展開で、さん助師の芸風に合ってい
るけれど、ケアレスミスの言い違いがいくつかあって、や
はり、気になってしまう・・・落ち着きゃ一人前・・(ごめん)

楽一。カストロ議長の横顔は見事・・・練習してた?

前座さんがOHPを片づける間、ちょっとよそ見していたら、
いつの間にか、なにやら、怪しげな人物が舞台に・・・

緑のジャンバー、サングラス・・・おっ、文蔵師匠!

前座の小はださんを突き飛ばすように押しのけて、座布
団を返し、めくりを・・・え、門朗?と、思ったけれど、これ
はさすがにすぐ直し・・・。

それでも、登場した扇辰師は、まず、めくりを確認。
・・・何するかわからないから・・・・。

扇辰「徂徠豆腐」。先日の湯島の会に続いて。
寒い季節に、冷たい豆腐を食べる・・・見ているだけで
震え上がるね・・・冬の朝の、身の引き締まるような、鮮
烈な寒さが、客席に伝わった。

「地震に雪、雨、冷え込み・・・最後は文蔵まで」と、諸々
の災難?に見舞われた主任興行を、扇辰師は振り返っ
たが・・・楽しませていただきました。ありがとうございます!

トリネタは、初日から順に、鰍沢、三井の大黒、甲府ぃ、
雪とん、藪入り、(休演)、匙加減、五人廻し、徂徠豆腐、
でした。
posted by JTm at 10:03| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

2016.11.28 らくご古金亭ふたたび@お江戸日本橋亭

2016.11.28 第三回 らくご古金亭ふたたび

演目
金原亭小駒      たらちね
蜃気楼龍玉      駒長
金原亭馬生      二番煎じ
  (仲 入 り)
むかし家今松     首ったけ
五街道雲助      夢金

小駒「たらちね」。いつもにこやかだけれど、それが
八っつぁんの浮かれっぷりにピッタリで。そこが一番
愉快だったり。

龍玉「駒長」。「お珍しい噺を・・」との前置きで始めた
けれど・・・今年三回目、全部龍玉師から。

それはさておき、美人局の計略が失敗したばかりか、
女房にも逃げられてしまった長兵衛の間抜け面の、
なんと可笑しいことか。

馬生「二番煎じ」。雲助師のとは違って、夜回りを二
組に分けるんだなー・・と思って聞き始めたのだが、
一の組の見回りの途中で、どうしようもなく眠くなり、
後半の、密やかな宴の場面を聞きそびれた・・・申
し訳ない。

最後、見回りの役人の「ばん!」で目が覚める。もの
すごい酒豪の役人だった。

ゲスト・今松「首ったけ」。女郎屋の二階でひとり寝、
しかも他の部屋からは、にぎやかな嬌声、文句を
いうと、「じゃ、お帰り!」

・・・うーん、気持ちはわかりますがね、やっぱり、命
は助けましょうよ。・・・という思いから抜けられない
噺です。

火事の吉原から逃げ出す花魁たちの“生態”がすご
く生き生きと描写されているのは、とても面白かった
けれど。

雲助「夢金」。前夜の鈴本での、あの身投げ屋のクサ
さとは対照的な、さっぱりと、きりっとした江戸前な感
じで。

船頭の熊の欲深さは、本来、江戸っ子とは相容れな
い気質のようにも思うが、決して極悪とは結び付かな
い正義漢だから、やはり江戸っ子・・・だね。


次回、古金亭ふたたびは、来年3月19日(日)13:00~。
新春、1月4日から予約開始とのこと。
posted by JTm at 09:07| 落語 | 更新情報をチェックする

2016年11月28日

2016.11.27 鈴本演芸場中席・夜の部(その3)

2016.11.27 鈴本演芸場中席・夜の部(主任・扇辰)

演目
入船亭辰のこ       十徳
入船亭遊京        湯屋番
ストレート松浦       (ジャグリング)
入船亭扇蔵        子ほめ
五街道雲助        身投げ屋
のだゆき          (音楽パフォーマンス)
三遊亭歌之介       芋と竿?
入船亭扇遊        天狗裁き
  (仲 入 り)
ホームラン          (漫才)
柳家さん助         真田小僧
林家楽一         (紙切り)
         横綱土俵入り、秋田竿灯祭り、雪遊び
入船亭扇辰        匙加減

辰のこ「十徳」。先週に続き。今回はやや短縮版で。

遊京「湯屋番」。妄想に取りつかれて、ひとりで「弱ったー」
と言い続ける若旦那・・・本当ならあまりそばには寄りたく
ないところだが、笑顔がカワイイから笑えちゃう。

扇蔵「子ほめ」。前座のころ習った通りに、今も演っていま
す・・・という感じだなー。もちろん、前座さんよりはずっと
上手いのだけれど、今ひとつ物足りない気が・・・。

雲助。小せん師の代演。「身投げ屋」。めっちゃクサくて、
めっちゃ可笑しい。

のだゆき。ペペ桜井先生の代演。ペペ先生、お大事に。

歌之介。例によって、芋と竿の話が出たので、そう書いた
ものの、後半の展開が二日目とは違ったので、別題かも?

扇遊「天狗裁き」。扇遊師の天狗様は、あまり怖くない・・・
まあ、ひとの夢を知りたがる天狗じゃ、もともと威厳なん
かないのかもしれないが。

さん助「真田小僧」。父の留守に母を訪ねてくるのは、按
摩さんじゃなくて近所のおじさんだし、父は真田三代記を
まったく語れないし・・・という、破格の設定。爆笑。

楽一。竿灯に苦戦したが、雪遊びは速かったー!

扇辰「匙加減」。今回は悪役の「かのう屋」に注意して聞
いてみた。

愛想だけはいいけれど、目つきの卑しい、こすっからい
男・・・でも、どこか抜けてる感じで、最後はやり手の大家
にへこまされてしまう・・・なんか、憎み切れない部分も
あるんだよね。

まあ、落語国の小悪党という役どころ。愉快です。

今席は、30日に特別興行があるので、夜の部は29日
まで。今まで、鰍沢、三井の大黒、甲府ぃ、雪とん、藪入り、
そして匙加減。(26日は休演)・・・あと二日、何かなー?
posted by JTm at 09:49| 落語 | 更新情報をチェックする