2017年02月28日

2017.2.27 小満ん夜会@日本橋社会教育会館

2017.2.27 小満ん夜会

目白⇒赤坂と、会場を変えながら続くこの会、今回
からは人形町で。椅子席は、正直、ありがたいけれ
ど、前2会場の雰囲気も懐かしい。
年一くらいは、赤坂でやってくれないかなー。

演目
春風亭一花    子ほめ
柳家小満ん    石返し
柳家喬太郎    ほんとのこと言うと
  (仲 入 り)
柳家小満ん    按摩の炬燵
          (三味線:田中ふゆ)

一花。三日連続の遭遇。売れっ子前座だ。
「子ほめ」。途中、ちと危うかったが、うまく切り
抜けた。慣れた噺でも油断大敵。

小満ん「石返し」。ものの本では読んでいたが、実
際に聞くのは初めて・・だと思う。

病気の父に代わって、夜鷹そばを売りに出た松公が、
番町の「鍋屋敷」で、性質の悪い侍にそばを騙し取
られる・・・怒った親父さんが一計を案じ・・・

演題を聞くとオチが分かってしまうね・・・今回は
ネタ出しじゃなかったから良いけれど。

意趣返しを果たした松公と親父さんだが、相手は侍
・・・無事に逃げられると良いが。

喬太郎「ほんとのこと言うと」。かなり以前に一度、
聞いた記憶があるが、いつのことだつたかはっきり
しない。

息子の嫁さん候補に対する、過剰なまでの“お・も・
て・な・し”が、テーマかなぁ?

・・・ゲラゲラ笑って聞いていたけれど、もはやよ
く思い出せない・・・ま、落語だから、それでいい
んですが。

小満ん「按摩の炬燵」。今回のネタ出しの一席。
前日の春らしい陽気から、一転して冬に戻ったよう
な一日だったから、タイムリーではある。

あまり聞く機会のない噺だと思っていたが、意外に
遭遇回数は多い。
小満ん師の外には、金馬師、さん喬師、そして三三
師で聞いている。

小僧たちに冷たい手足を押っつけられてぼやく米市
さんだが、親元を離れて奉公する子どもたちへの暖
かな思いやりが感じられて、いい人だなぁ・・と。

笑いの中にも、ちょっと切なさが残る噺です。
ちょっと、ほろりとしました。
posted by JTm at 11:58| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

2017.2.26 一朝・志ん輔の会@池上実相寺

2017.2.26 一朝・志ん輔の会

演目
春風亭一花       堀の内
古今亭志ん輔      野ざらし
春風亭一朝       藪入り
  (仲 入 り)
春風亭一朝       三方一両損
古今亭志ん輔      品川心中

一花「堀の内」。会場のお寺も、法華の御寺(本門
寺はお隣)だから、実に適切な演目選び(笑)
会場に似合いのお題目が響く。

志ん輔「野ざらし」。八っつぁんの弾けっぷりを、
徹底して戯画化して見せた・・・爆笑。
八が、自分の鼻ならぬ顎を釣ってしまうところまで。

一朝「藪入り」。先日聞いたばかりの扇辰師匠とよ
く似ていたけれど、なんと10分も短かった・・・
どこがどう違うのか・・・全然、分っかりませーん!

父親が挨拶回りに・・と妄想する中に、「湯島の片
岡さん」が。御岳父の先代片岡市蔵丈ですね・・・。

亀ちゃんのお父っつぁんは、職人と言うけれど、結
構、遊び人だったりするのかな・・・伝法な口調が
シャキッと小気味よい。

続いて、仲入り後は「三方一両損」。こちらもまた、
江戸前の啖呵が実に心地よい・・・なんか、聞いて
いると、心に溜まった垢が全部落っこちて、スッキ
リするなー・・・って感じです。

志ん輔「品川心中」。お染が、ごく軽いノリで、
「心中しよ!」って決めちゃうので、その後の「今
まで失礼!」が、活きてくる・・・・お相手に選ば
れた金蔵こそ、いい迷惑。

海から上がった金蔵に、町内送りをかける犬たちが、
とっても江戸前なのが愉快。

金蔵が兄貴分の家にたどり着いて、ドタバタの大騒
動となる場面まで・・・仕返しはなし。
posted by JTm at 11:55| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年02月26日

2017.2.25 三田落語会@仏教伝道センター

2017.2.25 三田落語会 昼席・夜席

昼席演目
春風亭一花      桃太郎
瀧川鯉昇       千早ふる
桃月庵白酒      文違い
  (仲 入 り)
桃月庵白酒      壺算
瀧川鯉昇       味噌蔵

夜席演目
春風亭朝太郎     道灌
柳家権太楼      質屋庫
春風亭一朝      稽古屋
  (仲 入 り)
春風亭一朝      井戸の茶碗
柳家権太楼      花見の仇討
      (三味線:昼夜とも、太田その)

早起きしたのと、会場の暖房がキツイのが祟って、昼席
は、睡魔との戦い。前座の一花さんの時から、こりゃ、
マズい!と思っていたのだが・・・

鯉昇師匠「千早ふる」。惨敗で、まことに残念。

竜田川がモンゴル出身力士というのは、以前にも聞いた
通りだったが、千早が吉原の太夫じゃなくて、千住の女
というのは、どうだったかな・・・?と考えているうち
に、見事に“落ちた”・・・申し訳ない。

白酒の二席。
「文違い」。田舎者の客(角蔵だったかな?)に、横っ
面をひっぱたくような強引さで対したかと思うと、次の
瞬間には、ごく殊勝そうに涙を絞って見せる・・・お杉
の見事なテクニックに感心。

・・・と思ったら、同じ手口で芳次郎に騙されてしまう
のは、摩訶不思議。でもまあ、それが女心か。

お杉と半ちゃんの、まったく違う相手に怒ってるのに、
なぜかかみ合ってしまう、壮絶な口喧嘩が傑作。

「壺算」。白酒師のこの噺は記憶にない・・・お初か?

雲助師の、11頭の馬を3人で分ける挿話はなし。瀬戸
物屋の男が、ひたすらぼーっとしている様子が、ただた
だ、可笑しい。

鯉昇「味噌蔵」。ケチな旦那のケチ具合が、半端じゃな
い。なにせ、婚礼の尾頭つきが、ちりめんじゃこを各自
に一匹っていうんだから。

あまりにもつましすぎる食生活を送る店の者たちに、心
から同情・・・栄養失調で倒れそうな姿が目に浮かぶよ
うだ。

夜席・・・相変わらず、暖房がキツイ。シャツ一枚にな
り、袖もまくる。ちょっと考えて貰いたい。

朝太郎「道灌」。ここのところ、すごく上手くなったと
感じる。表情も豊かになって、芸人さんらしい感じに。

権太楼「質屋庫」。権太楼師のこの噺は、CDで何度も
聞いているが、ナマはお初かもしれない。聞いたとして
もかなり以前だ。

前半の繻子の帯に関する、旦那の妄想がすごく長くて、
丁寧・・・そしてめちゃくちゃ可笑しい。

最後、番頭と仕事師のトラさんが、庫の見張りに就く場
面で、少し端折ったようだが、それでも40分近い大熱
演・・・新宿の昼主任を済ませて来られたはずなのに・・・
もう、頭が下がります。ずっと爆笑でした。

一朝の二席。
「稽古屋」。この噺も、一朝師で聞くのは初めてだと思
う。唄や笛、太鼓の見事さはよく存じ上げているが、加
えて、踊りの素養も・・とは!

稽古屋に行く前の、「女が出来なくて・・」の嘆きから
たっぷりと。そして、その師匠の三味線との息もぴった
りで・・・とても得した気分になれる一席。

「井戸の茶碗」。一朝師の井戸茶は、昨秋の鈴本以来。
千代田朴斎が、仏像から出た50両を、「本音を言えば、
喉から手が出るほど欲しい」と言うのは、前にもあった
かな?・・・くず屋相手に、本音を吐いてしまう朴斎に
とても人間味が感じられて、好印象。

権太楼「花見の仇討」。ひえー、またまたレアもの!・・
と思ったら、なんと、ネタ下ろしだそうだ。ビックリ。

口演時間は30分を切ったけれど、終始、非常に勢いが
あってスピーディで、とても心地よい噺だった。

この春は、権太楼師の「仇討」、聞きものですよ!
ぜひまた、遭遇したいものです。
posted by JTm at 11:26| 落語 | 更新情報をチェックする