2017年03月11日

2017.3.10 らくご街道雲助五拾三次@日本橋劇場

2017.3.10 らくご街道雲助五拾三次 −鉄板・ザ・ファイナル−

長かった道中も、どうやらゴールが見えて来た
ようで、今回からはタイトルに「ザ・ファイナ
ル」を冠して・・・でも、師匠、東海道で京に
着いたら、今度は中山道を戻って来なきゃ!

演目
五街道雲助     (ご挨拶)
  〃       子ほめ
  〃       火焔太鼓・人情噺版
  (仲 入 り)
五街道雲助     粟餅
  〃       夜鷹そば屋
        (三味線:太田その)

事前のWebでの投票に、会場での投票を加算
して、演目を決めるのは前三回と同じ。その集
計の間、雲師がつなぎに。

「全然浚ってないネタもある」と、不安げ?だっ
た雲助師の顔が、決定した演目を見て、ふっと
緩む・・・どうやら、逆転はなかったな。

「何に決まったかは、聞いてからのお楽しみ」
と言い残して袖に入った雲助師。・・・すぐに
「箱八」が鳴り出して再登場。

「子ほめ」。投票用紙では「ヴァイオレンス子
ほめ」となっていた。ひとりで歩いている子ど
もをほめかけて、「あ、親がいなきゃ!」と気
づき、「あっち行け!」と石まで投げちゃう。

追っ払うところまでは、先代馬生師が演ってい
たそうだが、「石を投げたのは、あたしです」
とのこと。

意外性が面白いが、日常的に子ほめを演じてい
る人が、たまにこの型で演るってのが肝心のよ
うな・・・最初から分かってたら、面白さは半
減かも。

「火焔太鼓」。滑稽噺の最たる演目を、人情噺
の口調で演じるという・・・それが、不思議と
合ってしまうところが愉快。

聞くところによると、最近、馬石師が演じたとか。
(未確認情報)・・・本当なら、馬石版も一度
聞いてみたいもの。

ただ、やっぱり、こういうのって、最初に聞い
た時が一番笑うよね・・・実のところ。

「粟餅」。・・・ん、もう!・・・というより
ほかありませんね、この手の噺には。

それにしても、雲助師匠、こういうスカトロっ
ぽい噺、お好きですねぇ・・・勘定板とか、家
見舞とか、ずっこけとか・・・。こういう噺を
演っている時の、なんと嬉しそうなお顔。

「夜鷹そば屋」。粟餅に続いてこんな噺を演じ
て、まったく違和感なく聞く者を引き込むって
いうのは、まさに、雲様ならでは。

何度聞いても、いつ聞いても、どんなに我慢し
ても泣かされてしまう・・・ずるいよ、師匠!


わたしが投票した噺は、結局、一席も選に入ら
なかったけれど、それでも、「余は満足ぢゃ」。
posted by JTm at 08:35| 落語 | 更新情報をチェックする