2017年12月31日

2017.12.31 2017年のまとめ

2017.12.31 2017年のまとめ

暮れのコタツの記事でおしまいにするつもりだっ
たが、恒例を怠って、なにかあると困るので。

お馬鹿の集計表・・行きます!(以下、敬称略)

落語を聞きに行った回数 213回。前年比-41。
落語を聞いた日数 194日。前年比-29。
聞いた席数 1,176席。前年比-227。

なんか、毎年、確実に減っている。最近、趣味が
増えてしまったからなぁ・・・。

落語を聞いた場所。回数順。()内は前年比。末尾の矢印は順位の移動
1位 国立演芸場      25回、151席(+2回、+26席)↑
   日本橋劇場      25回、114席(-3回、+3席)↑
3位 鈴本演芸場      23回、256席(-15回、-69席)↓
4位 お江戸日本橋亭    18回、  75席(+1回、+3席)→
5位 赤坂会館       14回、  51席(-2回、-13席)→
6位 池袋演芸場      12回、117席(-2回、-46席)→
   日本橋社会教育会館  12回、  59席(+10回、+50席)↑
8位 浅草見番         7回、  54席(-1回、-24席)↑
   横浜にぎわい座      7回、  28席(-3回、+2席)↓
10位 仏教伝道センター    6回、  60席(±0回、+11席)↑

この集計を始めてから、初、鈴本が首位陥落と
なってしまった。やはり、寄席に行く回数が、
全体的に減っているから、今まで一番多く通っ
ていた鈴本に、影響が大きいのだろう。

日本橋社会教育会館は、昨年は工事で閉じてい
た期間が長かった・・今年は無事、上位に復帰。

仏教伝道センターは、毎年、同じ回数通ってい
るわけだが、十位内に入るか入らないかは微妙
な位置。全体の回数が減ったので順位を上げた。

入れ替わりに落ちたのは、内幸町ホールとらく
ごカフェ・・・青木さん、ごめん!

聞いた噺の数(席数)。
※同じ演者による連続物は、一回の公演を一席とする。

演者別
1位  入船亭小辰  72席(-3席)→
2位  春風亭一朝  53席(+12席)↑
3位  入船亭扇辰  41席(-26席)→
4位  五街道雲助  38席(-30席)↓
5位  柳家三三   31席(-20席)↓
    柳亭こみち  31席(+13席)↑
7位  柳家さん喬  30席(+6席)↑
8位  柳家小満ん  25席(-10席)↓
9位  春風亭一之輔 24席(+3席)↑
10位   橘家文蔵   22席(+5席)↑
    柳家小多け  22席(+5席)↑

新顔は、こみち、文蔵、小多け。
こみちは、真打のお披露目で、グーっと増加・・
なにせ、こみち応援団の一員なもので。

前座の小多けが10位タイ。昨年も辰のこ(現・辰
乃助)が同じ位置にいた。

ただ、小多けの場合、自分の師匠の会ばかりでな
く、色々な師匠の会に使われているのがすごい。
まさに、スーパー前座。

そして-1席で、一花が11位。こちらもスーパー
な前座さんだ。・・このふたり、来春には二ッ目
昇進する。さて、来年、どう変わるか?

ランク外になってしまったのは、馬石、白酒、権
太楼。・・うーん、なかなかスケジュールが合わ
なくてねぇ・・・

演目別
1位  たらちね  27回(±0回)↑
2位  道灌    19回(+4回)↑
    初天神   19回(+1回)↑ 
4位  子ほめ   18回(-22回)↓
5位  一目上り  16回(+9回)↑
6位  転宅    14回(+5回)↑
7位  真田小僧  13回(-5回)↓
    狸の札   13回(+3回)↑
9位  時そば   12回(+3回)↑
10位   浮世床   11回(+3回)↑
    替り目   11回(+2回)↑

不動の1位だった子ほめが、4位に転落したのは
びっくり!

これ、たぶん、寄席に行く回数が減ったからだと
思う。ホールの落語会だと、前座さんも、子ほめ
は演りにくいんじゃない?

その子ほめの減った分が、他の前座噺に分散した
のか、ずらっと前座噺が並んだ感・・道灌、一目
上り、狸の札などがランク入り。

ランク外になったのは、元犬、子別れ、道具屋、
野ざらし、湯屋番。子別れは、昨年が多すぎた・・
今年は普通に戻って、8回(21位)だった。

最後に、演者別の月別トップをご紹介。
1月  五街道雲助  6席
2月  春風亭一朝  8席
3月  入船亭扇辰  5席
4月  入船亭小辰  6席
5月  柳家さん喬  9席
6月  春風亭一朝  7席
7月  五街道雲助  9席
8月  入船亭小辰  11席
9月  春風亭一朝  10席
10月  入船亭小辰  10席
11月  入船亭小辰  7席
12月  入船亭小辰  7席

イッチョウケンメイの師匠が躍進してます。
今、一番好きな師匠かもしれません・・・。

では、みなさま、一年間、ありがとうございました。
お馬鹿ブログは、来年も続きます。
よろしく、お付き合いくださいませ。

・・・落語会なら、三本締めするところ。
posted by JTm at 17:48| 落語 | 更新情報をチェックする

2017.12.30 入船亭小辰の会@日本橋ピッコロ

2017.12.30 入船亭小辰の会 その二十六 ~暮れのコタツ~

演目
入船亭小辰      蝦蟇の油
  〃        藪入り
  (仲 入 り)
入船亭小辰      御神酒徳利
  〃        (ご挨拶と手締め)

一席目は、先日の文七みたいな噺の一件についての
長い長いマクラ・・愚痴?・・そして、大分への旅
の仕事の話から、上手い具合に「蝦蟇の油」へ。

しばらくぶりに聞いた。言い立てがちと怪しかった
ような気がするが・・・気のせいかな?

弘法大師の伝説って、あちこちにありますねぇ。
日本中を旅した人は、決して黄門さまが元祖じゃな
いみたい。

「藪入り」。大分ではまったくウケなかったと言っ
ていたが・・・なぜでしょう?不思議。

わたしは、風邪っぴきのお父っつぁんが息子の手紙
を握りしめているところでいつもグッと来てしまう。
・・・東京ではウケるから、いいんじゃない?

「御神酒徳利」。昨年の1月に聞いて以来だから、
ほとんど2年ぶり。

この噺、好きだなぁ。大ピンチ!のはずが、なぜか
トントン拍子で最高の結末に達するという噺だから、
聞いていて嬉しくなる。

尻込みする善六さんを、「行っといで!」のひと言
で送り出してしまう、女房の気風の良さがオットコ
マエ!

おめでたい噺で無事に今年の落語を打ち上げました。
新年は、寝正月の予定。

みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。
posted by JTm at 12:37| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

2017.12月 新版三人集~年忘れ三夜~@赤坂会館

2017.12.26 新版三人集~年忘れ三夜~ 第一夜

演目
一蔵&市弥&小辰     (ご挨拶)
春風亭一蔵        棒鱈
入船亭小辰        鰍沢
  (仲 入 り)
柳亭市弥         文七元結
         (高座返し:春風亭昇也)

オープニングのトークで、「文七? 演らない・・
第一、持ってるの(一蔵)兄さんだけ」と言って
いた小辰さんの言葉を、早くも初日から市弥さん
が裏切って、出ましたね、文七。

まあ、テーマが「三道楽の噺」なので、「打つ」
でトリネタになりそうなのは、文七くらいしか思
いつかない。

さて、一部でささやかれていた通りの、「それぞ
れの文七」と、なるのかどうか・・・楽しみな三
日間の幕開けです。

感想は、三日分まとめて書くことにします。
あしからず。

2017.12.27 新版三人集~年忘れ三夜~ 第二夜

演目
入船亭小辰        替り目
柳亭市弥         明烏
  (仲 入 り)
春風亭一蔵        文七元結
         (高座返し:春風亭一花)

二日目は、市馬師匠の会と重なったためか、お客
さん少な目・・・なにせ、お席亭のK氏まで、そ
ちらに行っちゃってるからね。

・・きっと、キラキラしたタキシードでMCやっ
ておられるのでしょう。

この日は、三人とも手慣れた?噺で、聞きごたえ
あり。聞けなかった方・・・お気の毒。

2017.12.28 新版三人集~年忘れ三夜~ 第三夜

演目
柳亭市弥         夢の酒
春風亭一蔵        お見立て        
  (仲 入 り)
入船亭小辰        文七元結(の、ようなもの)
全員           (アフタートークと手締め)
           (高座返し:春風一刀)

さて、期待の三日目・・小辰さん、文七ではなく
(と、本人の主張)「の・ようなもの」で、どう
にか?・・めでたくお開きに。

「こんなこと演ってるなんて、師匠にだけは知ら
れたくない」とのこと。

なので、扇辰師匠、万一、このブログ見ておられ
たとしても、知らなかったことにしてください・・
わたしから、伏してお願いいたします。

楽屋には後輩の噺家さん多数。終演後は忘年会だ
そうです。お疲れさま、ありがとう!


以下、三日分の感想を少し。お題が「三道楽」だっ
たので、呑む・打つ・買うのテーマごとに。

-吞む-
一蔵「棒鱈」。抜群に面白かったけど、ちょっと
気になったのが、声。

「大きな声は地声」なのかもしれないが、最近、
ちょっとかすれ声になることが多いようで・・・
無理は禁物。

能・狂言の役者さんのように、まったく無理感な
く、大きな声を出す方法があるはず。ぜひ、そん
な発声方法を身に着けて欲しい。

小辰「替り目」。さら口だったので、元帳で切る
かな?と思ったら、本来のサゲまで通した。

この位置で、それは、ちと長いんじゃない?
もしかして、途中で切るのが怖い?・・前半だけ
でも、結構受けていたから、大丈夫だと思うけど。

市弥「夢の酒」。え?と思っちゃった・・後から
上がった一蔵さんも言っていたが、呑んでないで
す、この噺(笑)。

夢の女に嫉妬する女房のお花さん・・うんと若い
奥さんなんだろうなぁと思っていたが、市弥さん
のお花は、もうちょっと年上?

でもなぜか、いい年して!と不快になることもな
く、お馬鹿っぽくも感じない・・・それが不思議。

-買う-
小辰「鰍沢」。これも、正直、え?という感じ・・
確かに、新助とお熊は、吉原で客と遊女の関係だっ
たけど、噺のテーマはそこじゃないだろ?と。

ここのところ、何度も繰り返し掛けている噺。
たぶん、なかなか満足の行く出来ではないと、自
分で思っているのだろうな。

確かに、笑いが少ない分、若手には厳しい噺かも
しれない。・・・どんどん掛けてください、付き
合いますから。

市弥「明烏」。これは予想通りの演目だった。
市弥さんのこの噺は、三人集で何度か聞いている
が、そのたびに、飛躍的に上手くなった・・と感
じる。

今回も同様。若旦那が、なんとも可愛らしい。
浦里花魁が帰したがらないのも、無理はないね。

一蔵「お見立て」。いやー、なんとパワフルな噺
だったことか。お腹抱えて、涙流して笑いました。

杢兵衛お大尽は、喜瀬川一筋の純情な親父。でも
その一途さが、花魁には“しつこい!”としか感じ
られないのだね・・・聞いていて、このふたりの
関係性が、よくわかった感じ。

-買う-
市弥「文七元結」。初演・・というのは、三日目
に一蔵さんが“暴露”したが、言われなくても、そ
うだろうなぁ・・とは思っていた。

ようやく覚えて、なんとか演りました・・という
ところに留まっている。まあ、これからです。明
烏のように進化して行くよう、今後に期待。

一蔵「文七元結」。文七を以前から演っていたの
は、一蔵さんだけなので、当然、他のふたりには
負けられない・・という意気込みが感じられた。

ちょっと気になったのは、佐野槌の女将と藤助が
あまりに庶民的すぎないかい?ってこと。
・・・ま、それはそれで面白くはあるんだけど・・

小辰「文七元結(の・ようなもの)」。文七じゃ
ありません!・・と、強調しておく。よく似た噺
ではあったけれど(笑)。

これも一蔵さんの“暴露”によれば、一夜漬け・・
だそうで。それでこれだけ出来るって・・それは
それでスゴイです。

確かに一部、飛んじゃったところがあったし、何
より、手ぬぐい忘れて出ちゃったし・・問題山積
ではあるけれど。

でも、登場人物はそれぞれきちんと性格づけされ
ていて、ブレない造形が出来ている。

確か、扇辰師匠は文七は演らないはずだけど、こ
れ、ちゃんと稽古してどなたかに上げて貰って欲
しいなぁ。今、覚えておけば、将来きっと、“目
玉”になる噺ですよ、たぶん。


一蔵さん、市弥さんは、それぞれこの第三夜が仕
事納めとのこと・・・小辰さんは、あと、最低一
回はありますね、年内。

そして、それが、わたしの今年の落語聞き納めに
なる予定。では、30日、ピッコロで。
posted by JTm at 14:33| 落語 | 更新情報をチェックする