2018年06月27日

2018.6.26 鈴本演芸場下席・昼の部

2018.6.26 鈴本演芸場下席・昼の部(主任・三三)

演目
春風亭与いち      道灌
柳家緑太        強情灸
伊藤夢葉        (奇術)
三遊亭歌る多      初天神
柳家さん助       熊の皮
すず風にゃん子、金魚  (漫才)
柳家〆治        そば清
春風亭一之輔      代脈
林家正楽        (紙切り)
     相合傘、将棋指し、龍、サッカーW杯、千手観音
柳亭燕路        鹿政談
  (仲 入 り)
ストレート松浦     (ジャグリング)
柳家はん治       粗忽長屋
春風亭一朝       祇園祭
のだゆき        (音楽パフォーマンス)
柳家三三        茶の湯
       (三味線:りち、その、こと)

与いち。一之輔門下二番弟子。見習いの時に顔は
見ていたが、噺はお初。「道灌」。声が良い。
・・・そして、顔、柳家緑君さんに似てる。

緑太「強情灸」。峯の灸を据えてきた男の自慢話
までは面白く聞いていたが、そのあと落ちた。暑
さとサッカーで寝不足のせい・・ごめん。

歌る多「初天神」。サイレンみたいに泣く坊やが
愉快。おかげで目も覚めたし。ほぼ飴屋のくだり
のみ。

さん助「熊の皮」。甚兵衛さんも、女房も、医者
の先生も・・・みんな、みんな、アヤシ過ぎ!
可笑しいけどね。

〆治「そば清」。清さんがそばを食べるスピード
が最高に速い。赤い草が人間を溶かす草だったと
いう種あかしには触れなかった。あまり落語を聞
きなれない人が多そうな客席、一瞬、ポカーン?

一之輔「代脈」。これ、すごく久しぶりに聞いた。
代脈・銀南のおバカっぷりが、ますますパワーアッ
プしたような。

燕路「鹿政談」。最近、遭遇率高し。公金横領の
罪を盾に、「鹿か、犬か?」と問うお奉行様、迫
力満点。

はん治「粗忽長屋」。隣同士の粗忽者ふたりの暴
走に、弱り果てている“世話人”の困惑顔が、なん
ともリアル。

一朝「祇園祭」。季節的に、「出るかな?」と期
待していたので、思わず、心でガッツポーズ。
やっぱり、祭囃子では一朝師匠の右に出る人なし。

三三。黒紋付で登場して、身分制度の話をし始め
たから、妾馬かな?・・と、それがなぜか相撲の
話になったので、小田原相撲か???

で、結局、「茶の湯」へ。
まさに、「マクラはマーケティングリサーチ」。

三三師の茶の湯は、2015年以来。今回、あれ?
と思ったのは、椋の皮の説明を、実の果肉部分を
干したものと言っていたこと。・・以前は木の皮
と言ってなかったかな?

そして、「飲みようくらいは知っている」と言う
手習いの師匠も、実はご隠居とどっこいどっこい。

逆に、「何も知らない」と言っていたはずの最後
の客が、一番正しい作法でお茶を飲んだのが、ひ
どく可笑しかった。

平日昼間の寄席は、今回もまた大賑わい。仲入り
前まで、演者の替り目ごとに、続々お客さんが増
えて行った。

そして、よく笑う、素敵なお客さんが多かったよ
うです。
posted by JTm at 09:24| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

2018.6.23 雲助浅草ボロ市@浅草見番

2018.6.23 雲助浅草ボロ市

演目
柳家寿伴        十徳
柳亭市楽        粗忽の使者
五街道雲助       家見舞
蜃気楼龍玉       夏泥
  (仲 入 り)
五街道雲助       猫定
        (三味線:金山はる)

寿伴「十徳」。読みがジットクなのかジュットクな
のか?・・・統一出来てない。江戸っ子ならジット
クだと思うのだけれど。個人的には、統一してくれ
ればどっちでも良い。

市楽「粗忽の使者」。あれ、前にもここで聞いたぞ
と思ったが、そうそう、昨年7月の蔵出しの時。会
の名称が変わったから、良いってことにしておく。

粗忽・治部田氏が、自分の名前を思い出そうとして、
家族中の名前を並べちゃうところ・・好き。

雲助「家見舞」。かなり下掛かった噺で、演者によっ
ては、「やり過ぎ!」と感じることもあるのだが、
雲助師版にはそれがない。

かといって、決して上品でもないんだけど・・・辟
易する直前で止めている。その加減が絶妙です。

龍玉「夏泥」。寄席などでよく聞く噺というのに加
えて、このあたりで会場がめちゃくちゃ暑くなり、
申し訳ないが途中で落ちた・・。

寄席サイズより若干長く、聞きなれないフレーズが
あったように思うが・・・定かでない。ごめん。

仲入りに空調を調節して貰って、なんとか覚醒。

雲助「猫定」。̪真夜中の采女ヶ原、篠突く雨の中の
殺し、殺された男の懐から飛び出す黒猫・・本当だっ
たら真っ暗で絶対に見えないはずの情景が、鮮やか
に目に浮かぶ。

そして、通夜の晩に早桶から立ち上がるふたりの仏・・・
いやー、一気に寒くなったのは、決して、冷房が効
き出したからだけではないでしょう。

セリフが変わるたびに、表情が変わって見えるのは
雲助師のいつものことだけど、今回は、猫の顔まで
ちゃんと見えた・・・すごい!
posted by JTm at 16:14| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

2018.6.22 昔若手花形落語会@赤坂会館(その1)

2018.6.22 昔若手花形落語会 第一夜

演目
柳亭市若         道灌
入船亭扇遊        夢の酒
柳亭小燕枝        ちりとてちん
  (仲 入 り)
柳家さん喬        船徳
小燕枝&さん喬&扇遊   (座談)立川左談次師の思い出
         (三味線:柳沢きょう)

「若手花形落語会」は、昭和50年代に、上野の本牧亭で
行われていた若手落語家の会なのだそうだ。メンバーに
多少の入れ替わりはあったらしいが、今回は、昭和60年
に“発展的解消”当時のメンバー、9人での会。

・・・と言っても、企画段階でそのおひとり、立川左談
次師が亡くなったため、8人の会になってしまった。

第一夜は、「上ふたりと一番下」(扇遊師談)の会。

市若「道灌」。いささか滑舌が気になるが、とぼけた味
わいは面白い。ただ、小さい会場ではもう少し、ボリュー
ム下げて欲しい。

扇遊。前述のような会の趣旨、そしてその会がどんなに
熱のある会だったかを強調。でも、一番大事なのは、こ
の会の名称・・「『昔・若手花形落語会』です。切ると
ころを間違えないように」と。(昔若手、ではないのね)

「夢の酒」。扇遊師匠では一番多く聞いている噺ではな
いだろうか。つまり、一番の得意ネタということなのだ
ろう。まさに、それにふさわしい好演で、聞きなれた噺
にもかかわらず、なんだかすごく新鮮な感じだった。

小燕枝「ちりとてちん」。小燕枝師の長い噺は、あまり
聞く機会がなかったが、それが悔やまれる。外連味皆無
で、全体にさらーっと流れて行くのに、それがもう、た
まらなく面白い。大笑い。

さん喬「船徳」。さん喬師のこの噺は、昨年5月以来。
ちょっと記憶にないんだが、だいぶ、演出を変えたので
はないか?・・・徳さんのちゃらんぽらん、叱られて逆
ギレするところなど、現代の若者を思わせたりして。

船嫌いの客が、乗る前から船酔いしているのは、以前も
聞いたかな?だけど、最終的に舟が中洲に乗り上げてし
まうというのは、初耳のような気がする・・・

なーんて、分析はどうでもいい。ただひたすら可笑しかっ
たってだけで十分。

これでおしまい、と思ったら、Tシャツ姿の扇遊師匠が
登場。亡くなった左談次師匠の思い出トークがあると。
扇遊師の司会で、小燕枝、さん喬両師からエピソードを
ひとつずつ。

左談次師を聞く機会はあまりなかったが、十分に人柄を
偲ばせる、楽しいお話だった。

ちなみに扇遊師匠が着ておられたTシャツは、左談次師
の芸歴50周年記念のものの由。「後頭部深川」「点滴
桜ヶ丘」の地口つき。

「昔・若手花形落語会」、続きは来週、26、27日。
今から、とっても待ち遠しいです。
posted by JTm at 09:39| 落語 | 更新情報をチェックする