2018年07月16日

2018.7.15 心技体 19@なかの芸能小劇場

2018.7.15 心技体 19

演目
林家きよひこ      たらちね
柳家喬太郎       宗漢
入船亭扇辰       団子坂奇談
  (仲 入 り)
林家彦いち       私と僕

毎年、冬に開催されていた会だが、今年はこの暑い
季節に・・会場の工事との関係かな?

きよひこ。彦いち師の二番弟子。高座返しをしてい
る姿は見たが、噺はお初。この春の朝日新聞で紹介
記事を見たが、アマチュア落語家として活動してい
たらしい。
「たらちね」。なるほど、口慣れたしゃべりだ。

喬太郎。「本来はわたしがトリ」とのことだったが、
あとの仕事があるからと、さら口に。
「宗漢」。三度目くらいかな?・・ヘンな噺だけど
可笑しいからいいや・・でも、最前列に10歳のお嬢
ちゃんがいるっていうのに・・・ねぇ。

扇辰「団子坂奇談」。扇辰師匠で聞くのはほぼ1年
ぶりくらい。急な大声は、聞くたびにビクッ!とし
てしまい、なんとも悔しいのだが・・・演者の方が、
それを楽しみにしているようだから、ビクッ!とし
甲斐がある・・としておこう。

彦いち「私と僕」。タイムスリップをテーマにした
SF落語。過去に行って若いころの自分に出会うと
いうのは、この手の作によくあるパターン。

でも、“相手”から、「貴方、僕でしょ?」と見破ら
れるって・・・案外、珍しいんじゃなかろうか?

前半、タイムマシーンのいろいろなパターンが示さ
れた中で、机の引き出しというのがなんだか分から
なかった・・・調べたら、ドラえもんなんですね。
・・・不勉強で、恥じ入るばかり。
posted by JTm at 09:17| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年07月13日

2018.7.12 はなし亭@本所地域プラザ

2018.7.12 第42回 はなし亭 菊之丞・文菊・こみち勉強会

演目
柳亭こみち        船徳
古今亭菊之丞       反対俥
  (仲 入 り)
古今亭文菊        質屋庫

今まで遠い遠いと思っていたこの会場、路線図を
見直していたら・・なんだ、このルートなら近い
や。今まで、何やっていたのか?

ということで、一年ぶりのはなし亭。

こみち「船徳」。お目当てはこみちさんのこの噺
だったが、なんと、さら口に登場とは!・・新宿
で7時50分上りの高座があるから、と。

ということで、ネタ下ろしなのに、前半の船頭た
ちのしくじり話はカットして、徳さんはとっとと
舟を漕ぐ。

女中の眠そうな口調、徳さんが棹を振り回したり、
客に汗を拭かせるばかりか、腰まで揉んでもらお
うとするところなど、“ネタ元”は、おそらく“あの”
師匠・・・20日ほど前に聞いたばかり。

ちょっと気になったのは、舟のふたりの客の口調
が伝法すぎて、職人みたいだったこと。舟遊びに
慣れた(慣れているのはひとりだけだが)旦那衆
という雰囲気ではないね。

徳さんがやたらと歌いたがるのは、これまた“唄入
り”に仕立てるつもりかな?・・次回に期待。

菊之丞「反対俥」。え、今まで演ってなかったの?
と思う演目。聞きながら、息も絶え絶えな俥屋、
客に汗吹かせたり・・と、船徳と被るなぁと思っ
ていたら、案の定、「だから、船徳のあとはイヤ
だって言ったんだ」と、愚痴が入った。

最後、本当に息が切れていた?・・やっぱり、若
手向きの噺みたい。

文菊「質屋庫」。帯にまつわる“妄想”が、店の主
人ではなく番頭の口から語られる。これ、初めて
聞くパターン。元の上方落語でも、お江戸の他の
演者でも、これを語るのは旦那の方だ。

妄想の中の女房の節約ぶり、さだ吉と熊さんとの
会話など、かなり簡略化されている感じ。それで
も36分と、この日の三席の中では一番長かったけ
れど。

もう少し口慣れると、同じ時間でもっといろいろ
詰め込めるのではないかな?・・また、聞いてみ
たい。
posted by JTm at 08:11| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年07月11日

2018.7.10 入船亭扇辰独演会@日本橋社会教育会館


扇橋師匠の命日に・・・・
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2018.7.10 入船亭扇辰独演会 -入船亭扇橋十八番-

演目
橘家かな文      真田小僧
入船亭小辰      千早ふる
入船亭扇辰      (扇橋師匠の思い出)
  〃        茄子娘
  (仲 入 り)
入船亭扇辰      三井の大黒

かな文「真田小僧」。如何にも文蔵テイストの噺
だったけど、四字熟語はもう少し勉強が必要。ロ
ケット団の漫才でも見て。

小辰「千早ふる」。大師匠に直接習ったわけでは
ないけれど、と。扇橋⇒扇辰⇒小辰と続く、話芸
の継承を実感。

小辰さんのこの噺、記憶にないくらい久しぶり。
色々と新しい工夫が見られたような。

扇辰。まずは、扇橋師匠の思い出話をたっぷり25
分くらい。十分、一席分の分量。

落語と女性とコーヒー、それに食べることが大好
きだったという扇橋師匠。東日本大震災の時の復
興支援寄席で、最後の高座を拝見出来たのは、い
ろんな意味で、わたしにとっての財産です。

扇辰の二席。
「茄子娘」。うん、これは絶対に出ると思ってい
た。わたしがこの噺を最初に聞いたのは、たぶん
扇橋師からだったのではないかな。

わたしが落語にハマったころは、寄席でももう長
い噺はなさらず、茄子娘、弥次郎、道具屋などを
よく掛けておられた。

その後、扇辰師匠のをもう、数えきれないくらい
聞いたけれど、そこにすっと、扇橋師匠が被って
見えるのは、やはり、師弟ならでは。

「三井の大黒」。こちらは、もちろん、扇橋師匠
で聞いたことはなく、最初に聞いたのは扇遊師匠
からだったと思う。

扇辰師匠のこの噺で、わたしが一番好きなのは、
最後、甚五郎の彫った大黒を、政五郎が見る場面
で、後ろに置いた羽織を、左肩に掛けて、大黒の
袋に見立てる仕草。

・・・これ、入船亭の他の師匠方もお演りにはな
らないから、たぶん、扇辰師匠独自の工夫なのだ
ろう。

師匠から受け継ぐもの・・・そしてそこに新たに
付け加えるもの・・・噺って、こうやって“進化”
して行くんだなぁ。
posted by JTm at 09:32| 落語 | 更新情報をチェックする