2018年09月13日

2018.9.12 三春会@日本橋社会教育会館

2018.9.12 第一回 三春会

演目
春風亭一猿        松竹梅
春風亭三朝        猿後家
春風亭柳朝        唖の釣り
  (仲 入 り)
春風亭一之輔       化物使い
春風亭一朝        紺屋高尾
          (三味線:金山はる)

高座返しのきいちさんを含め、出てくる噺家さんは
全員か「春」、そしてお囃子もはる師匠だから・・
三どころか七春会。

一猿「松竹梅」。二度目かな?・・そそっかしい梅
さんが、自分の名前を言うべきところで「長者に~」
と言ってしまうのは、あまり聞かないような。

三朝「猿後家」。あまり好きな噺じゃないのだが、
三朝師のちょっと高めの声質には、よく似合う噺か
もしれない。後家さんが後家さんっぽい。

柳朝「唖の釣り」。これもまた、あまり好きな噺で
はなく、続いてしまってちと残念。
この噺の与太郎は、本当に馬鹿なのか、実は利口で
馬鹿のふりをしているのか・・・何度聞いてもよく
分からない。

ところで、最近、鯉は外来魚ということになってい
るらしいが、いつ頃、日本に来たのかな?

一之輔「化物使い」。ご隠居が、次々あらわれる化
物たちに拳を振り上げるところを見ると、文蔵師の
型かな?

ただ、その正体が仔狸ってのは、珍しいように思う。
大体、この家に古くから住む大狸・・ってするよう
だから。そして、この仔狸くん、可愛い・・。

一朝「紺屋高尾」。先月のお江戸日本橋亭の会に続
き。あとから知ったが、あの時が、真打昇進のお披
露目以来の口演だったとか。

そう言えば、先日の亀蔵丈とのトークで、「若いこ
ろに覚えた噺は、ずっと演ってなくても、ちょっと
稽古するとちゃんと思い出す」と。

前回は、ちょっと口ごもる場面も無きにしも非ずだっ
たけれど、今回はそんなこともなく。

こんなに明るい紺屋高尾、他に演る人いなさそうだ
し、ぜひ、続けて演って欲しいもの。

さて、この三春会(みはるかい、と読むらしい)、
続けての開催は、あるのかないのか・・あるといい
なという期待をこめて、敢えて「第一回」と記して
おきます。
posted by JTm at 16:35| 落語 | 更新情報をチェックする

2018.9.12 人形浄瑠璃9月文楽公演@国立小劇場

入場して、最初に目についたお知らせ。
  0912(1).JPG
悲しい・・ここのところ、文楽公演のたびに、どなたか
の訃報が掲示されるような気が・・・

2018.9.12 人形浄瑠璃9月文楽公演 第一部

演目
南都二月堂 良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)」
  志賀の里の段
   太夫 渚の方=豊竹睦太夫、乳母小枝=竹本小住太夫、
      腰元=豊竹亘太夫、竹本碩太夫
   三味線=鶴澤清友、(ツレ、八雲)=鶴澤友之助、野澤錦吾
   (休   憩)
  桜の宮物狂いの段
   太夫=竹本津駒太夫、竹本津國太夫、豊竹芳穂太夫、
      豊竹咲寿太夫、
   三味線=鶴澤藤蔵、鶴澤清馗、鶴澤寛太郎、
       鶴澤清公、鶴澤清允
   (休   憩)   
  東大寺の段
   太夫=豊竹靖太夫、三味線=野澤錦糸
  二月堂の段
   太夫=竹本千歳太夫、三味線=豊澤富助
   人形役割(各段共通)
    渚の方=吉田和生、船頭=桐竹亀次、
    良弁僧正=吉田玉男、雲弥坊=吉田蓑一郎  外
   (休   憩)
「増補忠臣蔵」
  本蔵下屋敷の段
   太夫=(前)豊竹呂太夫、(切)豊竹咲太夫
   三味線=(前)竹澤團七、(切)鶴澤燕三  
   琴=鶴澤燕二郎  尺八=川瀬順輔
   人形役割
    加古川本蔵=吉田玉志、桃井若狭之助=吉田玉助、
    井浪伴左衛門=吉田玉佳、三千歳姫=吉田一輔  外
   囃子(すべて)=望月太明藏社中

「良弁杉由来」。今年の1月に大阪で見たばかりだった
ので、ちょっと残念な気がしつつ。

それでも、二度目なので気づくことも少しある。

まず、志賀の里の段で、大鷲が、幼い日の良弁を攫う場面、
BGMが、鯉昇師匠の出囃子「鯉」だった。魚じゃなくて
鳥なんだけどなー・・とか。

そして最後の二月堂の段。大阪で見た時は、舞台中央に、
まさに今、二月堂の前に立っているような、杉の巨木がそ
びえていたと思うのだが・・・今回は、かなり小ぶり。

えー・・なんか、物足りないな・・・

などと思っていたせいか、ものの見事に爆睡してしまった。
(いや、他人のせいにしてはいけません。寝不足でした。)

志賀の里で、ちょっと声がかすれ気味の太夫がいらしたの
はちと残念。そして、桜の宮の津駒太夫師、文字通り見台
につかまっての大熱演・・三味線の藤蔵師とは、動×動の
コンビ・・・お人形ばかりでなく、床も見なくちゃ・・だ
から、とっても忙しい。

「増補忠臣蔵」。今年3月に、歌舞伎の公演を見た演目を
文楽で。前にも書いたけれど、忠臣蔵のスピンオフだ。

冒頭に悪役の伴左衛門が、茶室の茶釜に毒を入れる・・こ
れを本蔵が見ているのだが、そのことをなかなか言い出せ
ず・・・もしかして、誰か飲んじゃったら?と、ハラハラ。

なにせ、この屋敷には今、殿様とその妹が来ているのだ。

・・それにしても、伴左衛門、自分が惚れているお姫様が
お茶を立てようとしたら、いったいどうするつもりなのか。
・・あまり、いい思案ではないような。

前半の呂太夫師、後半の咲太夫師、共に好調で、美声に聞
き惚れる。特に咲太夫師、ここ何回か拝見した中では、い
ちばんお元気そうにお見受けした。

ロビーでは、北海道の地震の義援金を募っていた。先月の
大阪公演では、大阪の地震のための募金が行われていたっ
け・・・本当に災害の多い年だなぁ。

 0912(2).JPG 玉助さん、勘次郎さん。
お人形は、「良弁杉・志賀の里」の腰元・藤野。愛敬たっ
ぷりの、“お福”というかしら。

第二部「夏祭浪花鑑」は、20日観劇予定。
posted by JTm at 14:09| 文楽 | 更新情報をチェックする