2018年12月29日

2018.12.28 新版三人集-年忘れ三夜-@赤坂会館(その3)

2018.12.28 新版三人集-年忘れ三夜- 第三夜

演目
柳亭市朗          手紙無筆
春風亭昇也         (高座返しパフォーマンス)
入船亭小辰         いかけや
春風亭昇也         (ご挨拶と高座返し)
柳亭市弥          二番煎じ
  (仲 入 り)         
春風亭一蔵         御神酒徳利
一蔵&市弥&小辰      (ご挨拶と三本締)

楽日・・さすがにお客さんが多い。そして、なぜか、
楽屋にも人がたくさん?いるような・・。

市朗「手紙無筆」。しばらく見ないうちに、すっかり
芸人さんらしくなった感じ。あとの時間配分に配慮し
てか、ほんのとば口だけで噺を切る・・気配りも見事。

ここで、“恒例”になった、昇也さんのスーパー高座返
し。「成金」でトリを務めるそうで、仲入り前のみ、
高座返しを担当。

小辰「いかけや」。悪ガキどもが、コマッチャクレて
小憎らしいのに、なぜか憎めない。後半に出てくる、
気弱なうなぎ屋の造形が面白い。

市弥「二番煎じ」。見回りの役人が宗助さんに酒を強
要していたところを見ると、市馬師匠の噺を受け継ぐ
もの。前半にたっぷりのどを聞かせるところもちゃん
と受け継いで。

面白かった・・おおぜい出てくるから、人の描き分け
が難しい噺なので、今後、もっと良くなる・・はず。

一蔵「御神酒徳利」。三日間同じ噺を聞く、馬鹿な?
客に配慮してか、いろいろ盛ってくれましたね。本当
に初演なの?・・ってくらい。

筋だけで十分面白い噺なんだが、正直、さすがに三日
目となると・・という気分も無きにしも非ずだったか
ら、それはそれで結構・・大いに笑いました。

三日間通して聞いて、ひとりくらい、占い八百屋のバー
ジョンで演ってくれても良かったかな?という気が・・・

宿屋バージョンに比べると派手さがないから、“競作”
の場では演りにくい・・とは思うけれども。

最後は、“呑み”目当てに?集合した楽屋の面々も登場
して、めでたく三本締め。
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どうぞ、みなさまも良いお年をお迎えください。
posted by JTm at 08:18| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

2018.12.27 新版三人集-年忘れ三夜-@赤坂会館(その2)

2018.12.27 新版三人集-年忘れ三夜- 第二夜

演目
柳亭市松          牛ほめ
柳亭市弥          幇間腹         
春風亭一蔵         火焔太鼓
  (仲 入 り)
入船亭小辰         御神酒徳利

第二夜は、市馬師匠の会、三K辰文舎の忘年会と重
なって、お客さんはほどほど・・エムズの加藤さん
も(もちろん)不在。

まずは、師匠を裏切った?(笑)兄弟で幕開き。

市松「牛ほめ」。与太郎がおじさんの前で堂々と間
違える方のパターン。まず、父親の前でやってみせ
るというかたちが多いけれど。繰り返しにならない
分、笑いは大きいかもしれない。

市弥「幇間腹」。若旦那キャラの市弥さんだが、意
外に幇間も似合いのような。

個人的には、冒頭、呼ばれて来た一八が、ホントに
嫌そうな顔で愚痴をこぼしているのに、若旦那の前
に出ると、ガラッと一変する、そのギャップが好き。

一蔵「火焔太鼓」。これ、たぶん権太楼師匠からだ
な・・と思いつつ聞く。パワフルな一蔵さんにはふ
さわしい噺だけれど・・咽喉、大丈夫?

小辰「御神酒徳利」。三人の中ではいちばん早くか
らこの噺を手掛けているだけに、聞く方は安心して
いたが、演る方は、却って緊張したかも?

前日の市弥さんと、ほぼ同じ運び。特に後半は、ほ
とんど一字一句?と思うくらいそっくりで。

それでも、演者の個性の違いで、登場人物の印象が
微妙に違ってくるんだよね・・そこが落語の面白い
ところ。
posted by JTm at 08:52| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年12月27日

2018.12.26 新版三人集-年忘れ三夜-@赤坂会館(その1)

2018.12.26 新版三人集-年忘れ三夜- 第一夜

演目
一蔵&市弥&小辰      (ご挨拶)
柳亭市松          たらちね
春風亭一蔵         佐野山
入船亭小辰         藪入り
  (仲 入 り)
柳亭市弥          御神酒徳利

今年もまた、三夜連続の会に。今回の“お題”は、「御神
酒徳利」だそうで。昨年の文七は、市弥・小辰両人が初
演だったから、今回は逆に、一蔵さんが初演とのこと。
ま、平等ですね。

今年の3人をまとめて評すると、「NHK出た人、惜し
かった人、出られなかった人」だそうだ。NHKの新人
落語大賞の本選に、市弥さんと小辰さんが出場、そして
小辰さんは惜しくも次点だった。

一蔵さんにとっては、「クサるな!」と言われるのが一
番のクサるもとかもしれない。

ま、年忘れの会ですから、悪いことは忘れ、いいことは
来年につなげる・・そんな前向きな気分で行きましょう。

市松「たらちね」。夏にここで見た時はまだ見習いだっ
たけれど、その後、無事、楽屋入り・・この間、鈴本で
高座返ししてたっけ。たらちねは、夏にも聞いた噺だが、
今回の方が緊張していたような。

一蔵「佐野山」。もやもやを吹き飛ばすように?元気いっ
ぱいの高座・・いつもそうだけれどね。佐野山関が、な
んとなく“お調子者”っぽいのが愉快。

小辰「藪入り」。マクラで噺の見当がつき、オイオイと
思う・・長いよ、この噺は!・・トリネタも長いのに。

先日、中野の会でも聞いたから、おそらく、今、一番演
りたい噺のひとつなんだろうけれど。
それでも、聞き始めればやっぱり引き込まれるね。いい
噺です。

市弥「御神酒徳利」。市弥さんのこの噺はお初。どこか
で演ったとは聞いているので、初演ではないだろう。
・・・うーん、でもまだ、発展途上ってところかなぁ。
次はきっと、もっと良くなるでしょう。

トリ担当は、27日が小辰さん、楽日が一蔵さんとのこと。
posted by JTm at 09:49| 落語 | 更新情報をチェックする