2019年01月26日

2019.1.25 隅田川馬石の会@日本橋社会教育会館

2019.1.25 第1回 ひぐらし寄席 隅田川馬石の会

演目
柳亭市坊       一目上り
隅田川馬石      たらちね
  〃        初天神
  (仲 入 り)
隅田川馬石      鰍沢

かつて日暮里サニーホールで開催されていたひぐらし寄席
が、5年ぶりに復活。場所が人形町に移ったから、この名
前にはそぐわない・・と思わないでもないが。

市坊「一目上り」。復活第一回ということで、おめでたく。
ネタ選び、GOODです。
噺の内容もさることながら、市坊さんの声や語り口って、
なんか、三三師にも似ているような・・長篇人情噺なんか、
演らせてみたい。

馬石の三席。
「たらちね」。あまり聞く機会がない・・もしかしたらお
初か? 八五郎が新妻のごたいそうな言葉を、「よく考えれ
ばわかる」と言いながら、トンチンカンな解釈をし、挙句
に「明日のことに・・」と、先送りしちゃうのが、奇妙に
可笑しい。

「初天神」。まさに、この日のための噺。1月25日、初天
神です。

冒頭で息子の金坊が、「お父っつぁんと行くのなんか嫌だ」
と言い放ったのにはびっくり。父親も連れて行きたくなく
て、母親だけが、一緒に行かせたがっている。

息子が「お父っつぁんは店の出てない、人のいないとこば
かり歩くから嫌だ」と言うのに、母親は「今日はきっと何
か買ってくれるよ、ね、お前さん」と。

父と子は、飴屋、団子屋を巡り、凧屋へ。子どものねだり
方が意外にソフトで、父は意外に甘いなぁ・・って感じ。

凧あげになってからは、もう、お父っつぁんの独壇場。
他の子どもと凧合戦して、勝って喜ぶ・・子どもと同じ。
サゲの金坊の嘆きに、思わず同調した。

「鰍沢」。前半のにぎやかな二席から一転して、ひとつも
笑いのない噺へ。

しんしんと降る雪の中、粗末な小屋のなかで繰り広げられ
る情景に、それが一転、後半は雪中の追跡劇から、最後は、
いつも通りツケの入る芝居振りへ。

聞きごたえ満点で、大満足。

ひぐらし寄席、第2回は、4月21日(日)19:00~
posted by JTm at 10:06| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

2019.1.24 権太楼ざんまい@日本橋劇場

2019.1.24 権太楼ざんまい

演目
春風亭一猿      商売根問
柳家さん光      町内の若い衆
柳家権太楼      二番煎じ
  (仲 入 り)
柳家権太楼      井戸の茶碗
              (三味線:金山はる)

一猿「商売根問」。持ち時間が短かったか、スズメと
ウグイスのくだりのみ。今回初めて、“芸者のスズメの
箱枕”を聞けました。

さん光「町内の若い衆」。権太楼師匠のテッパン噺で
当然、師匠からなんだろうけれど・・・結局、師匠の
亜流にしかならないのがキビシイ。独自色を出せるよ
うになるまで、頑張って。

権太楼の二席。
「二番煎じ」。この冬は二番煎じの遭遇率高し。まさ
か亥年のせいではないだろうけれど。

前半の夜回り情景が、以前と少し変化しているかな?
伊勢屋の旦那が「裏の背戸や」の替え歌を歌うのは、
初めて聞いたような気がする。

後半の密やかな宴、呑んべぇの役人とのやりとりも可
笑しかったが、最後の最後で、後ろの席の男性が、先
にオチを言ったので、ものの見事に台無しに。

そりゃもちろん、二番煎じのオチなら、こちらもとっ
くに知っておりますがね・・演者の口から聞きたいの!

・・・落語会に行くみなさん、どうぞお気をつけて。
小さな声でしゃべったつもりでも、近くの席には聞こ
えるんですよ。

「井戸の茶碗」。「今日はあたしの好きな噺しか演り
ません」というお断り(宣言?)の上で。

権太楼師匠の井戸茶は、くず屋さんのあたふたぶりが
なんともマンガチックで傑作。

そして、身分制度の時代ではあるけれど、くず屋さん
にもくず屋さんとしての気概がちゃんと感じられるの
は、今の時代の我々には気持ちいい。

この日、1月24日は、権太楼師匠のお誕生日。1947
年生だから、満72歳。
お元気でなによりです。どうぞますますのご活躍を。
posted by JTm at 09:28| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年01月24日

2019.1.23 国立劇場新春歌舞伎公演

2019.1.23 国立劇場新春歌舞伎公演

演目
通し狂言「姫路城音菊礎石」五幕九場
    (ひめじじょうおとにきくそのいしずえ)
      並木五瓶作『袖簿播州廻』より 
 序 幕 曽根天満宮境内の場
 二幕目 姫路城内奥殿の場
     同 城外濠端の場
  (休  憩)
 三幕目 姫路城天守の場
  (休  憩)
 四幕目 舞子の浜の場
     大蔵谷平作住居の場
     尾上神社鐘楼の場
  (休  憩)
 大 詰 印南邸奥座敷の場
     播磨潟浜辺の場
  (配役)印南内膳=尾上菊五郎、
      弓矢太郎・お辰・小女郎狐=尾上菊之助、
      古佐壁主水・与九郎狐・加古川三平=尾上松緑、
      飾磨大学=片岡亀蔵、兵庫之助・碪の前=中村時蔵、
      桃井陸次郎・同八重菊丸=中村梅枝、傾城尾上=尾上右近、
      平吉実ハ桃井国松=寺島和史、福寿狐=寺島眞秀   外

毎年恒例、菊五郎一座の“やりたい放題”新春歌舞伎。

いつも月の中ごろに見るのだが、今年は好みの席を
とることが出来ずに、下旬にずれ込んだ・・さぞか
し、混雑している?と思いきや、一階席は8分くら
いか?・・すぐ前と隣が空席だったのはありがたい。

今年の「目玉」は、菊五郎丈とふたりのお孫さんの
共演。菊之助丈の息子・和史くんは昨年3月に続き
だが、寺島しのぶさんの息子・眞秀(まほろ)くん
は、今回が初舞台だそうだ。

この芝居、平成3年に「袖簿播州廻(そでにっきば
んしゅうめぐり)」の外題で復活したものだそうで、
確実に見ているはずなのだが、さっぱり記憶にない。

お家乗っ取りの陰謀あり、天守に潜む鬼女?あり、
狐夫婦・親子の活躍ありと、変化に富みテンポの速
いテンポの速い展開は、見ていて爽快だった。

帰宅して、前回上演時のプログラムを探し出したが、
前回は、並木五瓶の原作に忠実な復活だったらしい。

今回は、それにとらわれずに思い切って派手にやっ
たのが、功を奏したと言えるかもしれない。

ふたりの坊やの可愛らしさも、見ていて微笑ましく、
正月らしい、明るく嬉しい芝居だった。
posted by JTm at 13:35| 芝居 | 更新情報をチェックする