2019年05月11日

2019.5.10 露の新治落語会@深川江戸資料館

2019.5.10 露の新治落語会

演目
露の新幸       東の旅
露の新治       兵庫船
露の新幸       時うどん
露の新治       ちりとてちん
柳家さん喬      笠碁
  (仲 入 り)
さん喬&新治     (トーク)
露の新治       大丸屋騒動
       (三味線:田村かよ、鳴物:新幸)

新治師のお弟子の新幸さんが、開演時間前に
上がる・・「昔の上方の落語会の様子を再現」
と後から新治師が言っておられたが、東京の
寄席でも同じ・・これもまた、上方落語から
取り入れた習慣ということなのだろう。

で、新幸「東の旅」。東の旅は伊勢詣りの旅
・・東京の感覚では伊勢は西なんだけどな。

その中から、奈良名所そして、大仏の眼を修
理する親子のくだり。まだまだ入ってくる人
が多かったこともあり、場内がざわついて、
正直、半分も聞き取れない。

大道で演じたという、上方落語発祥のころの
雰囲気をちょっとだけ味わった。

新治「兵庫船」。たぶん2014年以来。大雪の
中で聞いたんだったな。最後に登場して鱶を
欺くのが、講釈師じゃなくて本物の蒲鉾屋・・
そうか、そうだった・・と、やっと思い出す。

新幸「時うどん」。上方らしいふたりバージョ
ンの時うどん。お江戸の時そばに比べて、断
然笑いが多いのは確か。

ただ、凍てついた夜の情景、そこですする熱
いそば・・という、思わずツバを飲む時そば
の世界にも、捨てがたいものはある。

両方あっていいんじゃない?

新治「ちりとてちん」。こちらはお初。いき
なり大橋さんという、「ふぐ鍋」と同じ名の
お客が登場したのにはちと驚く。

「なにかの会が中止になってあつらえた御馳
走が余った」という前提は無く、訪れた客を
もてなすうちに、腐った豆腐が登場・・

そして、この豆腐を「折に入れて紙を掛け、
『ちりとてちん』と品名を書く」というくだ
りも珍しい。たいていは空き瓶に入れるから。

妙なものを食べさせられた男の悶絶ぶりは、
意外におとなしい感じで、東京の演者の方が
(誰とは言わない)派手だなーと思った。

ゲスト・さん喬「笠碁」。新治師との交流に
ついてのマクラから、長い付き合いの碁友の
噺へ。

ここのところ、宮戸川から続けて笠碁という
かたちで何度か聞いたけれど、今回は純粋に
笠碁のみ。

ひとりが店の前を行ったり来たりし、もうひ
とりがそれを見て一喜一憂する、その場面の
表情の変化がなんとも楽しい。

サゲは、かぶり笠で終わらずに、ぐるっと回っ
て「待った!」に戻った。

仲入り後のトークは、東北だけでなく熊本で
も復興支援活動をしているおふたりの、様々
な思いを・・15分ほど。

新治「大丸屋騒動」。3回目で、大体の筋は
覚えていたけれど・・そうか、オチはこんな
だったっけ。それまでの深刻な内容をさっぱ
りと切り捨てる、なんとも馬鹿らしい・・
ま、だからこそ落語なんだけれど。

妖刀・村正に操られているかのように、次々
に人を殺める宗三郎の眼が、もう、狂気とし
か感じられないくらいの迫力。

個人的な話で申し訳ないが、前回9月のこの
会の時、突然に膝に激痛が来て、その後ひと
月も杖ついて歩く羽目になったのだった。

今回は?・・と心配しながら出かけたけれど、
おかげさまで無事帰宅。よかったよかった・・
posted by JTm at 10:11| 落語 | 更新情報をチェックする