2019年08月24日

2019.8.23 新版三人集-納涼五夜-@赤坂会館

2019.8.23 新版三人集-納涼五夜- 第五夜「大ネタ商い中」

演目
柳亭市朗      転失気
柳亭市弥      崇徳院(+踊り「イケメンかっぽれ」)
入船亭小辰     青菜
  (仲 入 り)
春風亭一蔵     火事息子
三人集+三遊亭天歌 (ご挨拶と三本締)

今年はいろいろあって、楽日だけの参加。
この日は、「大ネタ商い中」とのサブタイトルで、
春・夏・冬の噺をネタ出し。

秋の噺は無し・・だから「あきない中」なんだって。
なるほどねぇ・・・・

市朗「転失気」。なんか気持ちが焦っていたのか?
ちょっと慌てていたような。落ち着け!

市弥「崇徳院」。茶屋で出会っただけで互いに一目
ぼれしてしまうような、初心な男女の噺って・・市
弥さんには、似合いすぎ?・・ま、実際はわかりま
せんが。

浅草の中席「住吉踊り」で、演っていたという、イ
ケメンかっぽれのオマケ付き。・・「おいおい、何、
カッコつけてんだよ!」というのが正直な感想。

小辰「青菜」。6月の小辰の寸法で聞いているが、
さらに一歩、進化したようだ。植木屋さん夫婦の仲
人が“加藤の旦那”で、カバとサルの力を借りて、縁
をまとめてしまうなんて・・いかにも加藤さん(笑)
(ちなみに、この日は会場には不在)

一蔵「火事息子」。初演だそうだ。
当然、一朝師匠からか?と思って聞いていたけれど、
ちょっと違うかな?

だけど、湿っぽくなりすぎず、あくまで落語的に、
笑いの多い噺に・・というのは、師匠との共通点。

今度は冬に、ぜひ、聞かせてください。

最後は、楽屋に遊びに来ていた天歌さんも加わって、
めでたく三本で締める・・次はまた年末に・・かな?
posted by JTm at 11:11| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年08月23日

2019.8.22 桂吉坊×木ノ下裕一ふたり会@浅草見番

2019.8.22 凸凹伝芸教室 桂吉坊×木ノ下裕一ふたり会2

演目
こ挨拶とオープニングトーク     桂 吉坊
                  木ノ下裕一
落語「身代わり団七」        桂 吉坊
  (仲 入 り)
講座「『夏祭浪花鑑』あれこれ」   木ノ下裕一
まとめ?トーク           桂 吉坊
                  木ノ下裕一
     (三味線:??、前座:春風亭一猿、柳亭市坊)

昨年5月に続く2回目のふたり会、今回は「夏祭浪花
鑑」をテーマに、高座と講座。

最初のトークは例によって、とりとめのないおしゃべ
りから、吉坊師の演じる落語の紹介等々へ。

吉坊「身代わり団七」。落語作家の小佐田定雄氏が、
吉坊師の師匠である吉朝師のために書いた作。もっと
も、吉朝師は結局一度しか口演しなかったそうだが。

明治のころの大阪の芝居が背景。「夏祭」の団七を当
たり役にしていた嵐雛助という役者(実際にある名跡
だが、この噺は虚構のようだ)が、息子の雛二郎に、
団七を譲り、自分は敵役の義平次に回るという。

その芝居の開幕の前日、雛二郎はなじみの芸者と出奔。
雛助の高弟の雛蔵が、急遽、代役に・・。

ここで話が切り替わり、13年後・・団七役がすっかり
板についた雛蔵のもとを、旅役者となった雛二郎が訪
ねてくる。

なんとかもう一度、檜舞台に立ちたいという雛二郎の
ために、雛蔵が考えた奇策は・・?

現在は、吉坊師以外には演じ手がいないらしいが、こ
の噺、面白い。このまま新作歌舞伎の舞台にかけても
いいのでは?という気がした。

もちろん、吉坊師の芝居振りの上手さがあってのこと
だけれど。

後半の講座は、「夏祭」のあらすじ紹介の後、登場人
物のうちから団七と舅の義平次の関係を中心に。

とんでもない悪役とされてしまう義平次だが、もとも
とは、乞食同様だった団七の面倒をみて、魚屋という
正業につかせてやった恩人・・のはず。

もう少し、義平次からの目線で物語を見ると、印象が
まったく違う話になるのでは?・・というようなお話
でした。

確かにね、この芝居を見るたびに、団七が肩入れする
若様・磯之丞の身勝手さに呆れ、そこまでする必要あ
るの??って、思うんだよね・・。

最後は、吉坊師、団七格子の浴衣で登場・・なんと、
先代の桐竹勘十郎師(文楽人形遣い)のお形見だとか。

「身代わり団七」も、吉朝師の通りではなく、自分で
色々と変えて演ってみているそうだ。冒頭の、芝居開
幕前日に、若旦那・雛二郎が出奔する場面も、吉坊師
が加えたという。

これ、「夏祭」の若様・磯之丞のちゃらんぽらんさと
重なって、物語に深みが出る・・いい工夫です。


自他ともに認める大のおしゃべりというおふたりだか
ら、これだけしゃべってもまだしゃべり足りないと・・

・・というわけで、きっと第三回もある!と、期待。
posted by JTm at 09:33| 雑記 | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

2019.8.21 さん喬十八番集成@日本橋劇場

2019.8.21 さん喬十八番集成 夏の夜咄

演目
金原亭乃ゝ香      牛ほめ
柳家さん喬       徳ちゃん
  〃         お直し
  (仲 入 り)
柳家さん喬       ちきり伊勢屋
         (三味線:太田その)

乃ゝ香「牛ほめ」。髪の毛をきっちりまとめるように
なったのは好感。あと・・なんか、少し痩せた?

さん喬「徳ちゃん」。さん喬師匠で聞くのは2014年
以来。化け物みたいな花魁が、確かにすごい迫力なん
だけど、どこか可愛らしい・・・気のせい?

さん喬「お直し」。女房に客を取らせるような、ろく
でもない男でも、いざとなれば嫉妬の念がむらむらと
・・・そんなふたりの様子を一瞬で見て取った、客の
酔っぱらい男の、最後のセリフが温かい。

最後のひと言をどんなふうに言うか・・その一点で、
噺の印象がまったく違うものになる。すごい噺だ。

さん喬「ちきり伊勢屋」。さん喬師匠のこの噺は、三
度目の遭遇。前2回は、上下に分けて計100分超の長
講だったが、今回は一席で50分と、半分以下に切り詰
めた。

だいぶ前に、小満ん師匠がこのくらいの時間で演った
のを聞いたが、その時同様、もの足りなさはなくて、
凝縮された面白さを感じた。

そして主人公の名前は“新次郎”に。以前は伝次郎で、
幇間の善平と、でんさん・ぜんさんで、耳で聞くと区
別し難い・・って書いてある。

あれ、もしかして、聞こえちゃいましたか、師匠??
posted by JTm at 13:29| 落語 | 更新情報をチェックする