2020年01月15日

2020.1.14 日本演芸若手研精会@日本橋社会教育会館

2020.1.14 日本演芸若手研精会

演目
三遊亭歌つを       牛ほめ
桂 宮治         権助魚
柳亭市童         洒落小町
三遊亭わん丈       矢橋船(やばせぶね)
  (仲 入 り)
春風亭正太郎       四段目
入船亭小辰        富久
        (三味線:井上りち)

新年最初の研精会。顔付もよく、お客さんの出足
がいつもよりずっと早い。最終的にほとんど満席
・・・空席以外は。

歌つを「牛ほめ」。与太郎が最初から口上の暗記
を諦めて、お父っつぁんが書いてくれた原稿を読
み上げる・・奇妙なイントネーションが愉快。

宮治「権助魚」。体調が悪いと言いながら、噺に
入ったら、いったいどこが?と思うような、いつ
ものパワフル宮治さん。
権助は、カルロス・ゴーンスケで、音響の箱から
登場した。

市童「洒落小町」。亭主の心をつなぎ留めるため
に?駄洒落連発のお松さん。先日見た狂言「酢薑」
にも共通するような。

いろいろと現代的要素を取り込んでいたのは、さ
すがに今どきの若者って感じ。前の宮治さんに、
影響された?

わん丈「矢橋船」。上方落語の東の旅の一話。わ
ん丈さんの故郷、滋賀の噺・・だから習ったのか
な。ネタ元は笑福亭たま師だそうで。

琵琶湖を渡る船の、にぎやかな乗船風景。言葉遊
びあり、奇妙な物での酒盛りあり・・挙句にとん
でもない事態が発生。馬鹿らしくておかしくて、
少々呆れます。

仲入り休憩でのチケット販売も好調で、手持ち完
売に。研精会ファンは好景気。

そして後半は、前半とガラッと変わって、本寸法
の古典落語へ。

正太郎「四段目」。2018年の暮れに赤坂の会で聞
いて以来。なんか、四段目自体を近頃あまり聞か
ないなぁ。

正太郎さん、歌舞伎がお好きなようで・・そういえ
ば師匠の正朝師を、国立の歌舞伎でお見かけしたっ
け。・・師匠譲りなのかな。

ただ、さだ吉の芝居ぶりは、あまり上手くなりすぎ
ずに、あくまで小僧が真似しているかたちを崩さず。

ちょっと気になったのは、蔵に入れられたさだ吉が、
外を覗くのに両手で格子をつかむ仕草を見せたこと。
・・これ、どうなんでしょう?・・細い扉の隙間か
ら目だけ覗かせる演者が多いように思うのだが。

小辰「富久」。小辰さんのこの噺は2016年以来で、
本当に久しぶり。そして富久自体も昨年は遭遇せず・・
大河ドラマ「いだてん」でちらっと聞いたけれど。

あまりに久しぶりなので、どこがどう変わったのか、
あるいは変わってないのか、まったくわからない。
帳付けをする久蔵が、「ナンゴの目刺し」を肴にす
るところを見ると、ネタ元はあの師匠?と思わない
でもないのだが・・未確認。

そんな詮索は置いといて、久蔵と一緒に喜んだり、
悲しんだり、怒ったり、笑ったり・・なかなかに忙
しい、初春の研精会でした。
posted by JTm at 09:08| 落語 | 更新情報をチェックする