2020年07月06日

2020.7.5 左龍・甚語楼の会@お江戸日本橋亭

2020.7.5 第25回 左龍・甚語楼の会

演目
左龍&甚語楼      (トーク)
柳亭左ん坊       つる
柳亭左龍        お菊の皿
柳家甚語楼       愛宕山
  (仲 入 り)
柳家甚語楼       本膳
柳亭左龍        かぼちゃ屋

ありとあらゆる?落語会が中止、延期の憂き目を見る
中、前回に続き、予定通りの開催。そういう巡り合わ
せもあるってことで。

左ん坊「つる」。若干、端折り気味だったかな?それ
でも、オチを言えずに悔しがって泣く八っつぁんの顔
が愉快だった。顔芸は師匠譲り??

左龍「お菊の皿」。だんだんと大げさに、クサくなっ
て行くお菊さんの変化が楽しい。そして、オチのセリ
フに、休みの前の弾んだ気持ちがあるのが嬉しい。

甚語楼「愛宕山」。印象としては春の噺だが、あまり
季節感を盛り込まずに演じていたようだ。尻押しの場
面の一八と繁蔵のやり取りが、思いっきりハッチャケ
ていて大笑い。

甚語楼「本膳」。甚語楼師のこの噺はお初かな。芋を
転がしたり、ご飯粒を鼻につけたりの不思議な礼式、
先生の苦り切った顔が目に浮かぶ。

左龍「かぼちゃ屋」。なにか特に目新しいという要素
はなかった(と思う)が、きっちり楷書体の噺は聞い
ていて心地よい。

いつも思うが、この噺の与太郎は、数ある与太郎の中
でも群を抜いている・・・。見事な与太郎ぶり。

次回は11月8日(日)開催予定。次も予定通り出来ま
すように。
posted by JTm at 15:37| 落語 | 更新情報をチェックする

2020.7.5 YouTubeで逢いましょう!by茂山狂言会(その15)

2020.7.5 YouTubeで逢いましょう!part15

演目
(ご挨拶~トーク)
     茂山逸平
狂言「寝音曲」
     太郎冠者=茂山千之丞、
     主人=増田浩紀、     後見=柴田鉄平
(トークと告知)
     逸平、井口竜也&山下守之、
     茂山千五郎、千之丞
狂言「二人大名」
     大名・甲=鈴木 実、大名・乙=茂山宗彦、
     道通りの者=島田洋海
狂言エクササイズ「おきゃがり小法師」
     インストラクター=茂山 茂、
     実演=宗彦、鈴木、柴田
中継「山本太郎個展」紹介
     リモート出演 山本太郎(ニッポン画家)
     逸平、千之丞
狂言「福部の神-勤入」(コロナ対策、50%削減バージョン)
     福部の神=茂山七五三、
     鉢叩き=千五郎、茂、井口、山下
     地謡=その他全員、笛=島田、  後見=柴田
(トーク~告知、附祝言)
     逸平
     附祝言「猿唄」  茂山千五郎 外一同

ついに15回目となった非接触型狂言会だが、徐々に“接触型”
も復活しつつあるようで、次回からは毎週日曜ではなく、不
定期配信になるようだ。その予定日は最後に。

狂言「寝音曲」。たまたま従者の謡を聞いた主人が、謡って
くれと所望。しかし、気の進まない太郎冠者は・・?

茂山狂言会ではかなり上演回数の多い演目で、わたしも狂言
を見始めた最初のころから、何度も拝見している。ただ、割
と、ベテラン勢で演じられることが多く、今回の千之丞さん
は、太郎冠者の最年少記録かも?・・です。

狂言「二人大名」。連れだって都に赴く大名ふたりが、道で
出会った者を従者代わりにと思いつくが・・?

この手の演目も数多くある。だいたいが(すべて?)庶民で
ある道通りの者が、大名を手玉に取る結末になるのは、狂言
が庶民の演芸である証。

この後のエクササイズ・タイムは、この「二人大名」の中で
ふたりが演じる起上り小法師の真似で、自粛生活でなまった
身体を鍛えなおしましょう!という試み。

いやもう、見ているだけで筋肉痛になりそうでした。狂言師
さんたちの身体能力の高さには、心から脱帽です。

狂言「福部の神」。これはあまり上演されることがない演目
で、わたしは数年前に一度だけ見た。

その時に調べたところでは、能「輪蔵」のアイで、小書の
「勤入」は、鉢叩きたちの念仏唄が入るバージョンの意との
こと。そして、いつもは8人登場する鉢叩きを「密」になら
ないよう半分に削減・・だそうだ。

にぎやかに唄い踊りながら、参詣に来る鉢叩きたちの楽しげ
な様子に、神様も浮かれ出して・・・

よく上演される「福の神」にも共通する曲。神様、どうぞ、
「疫病退散」、お願いします!

最後の告知は、次回以降の配信日程。
7月は、7/11(土)14:00~
    7/17(金)19:00~
    7/25(土)18:00~
    7/31(金)19:00~ という予定。毎週やるんだ・・

ということで、楽しみではありますが、わたしの方もちらち
らと予定が入って来ているので、次回以降はライブで見られ
た回のみアップします。悪しからず。
posted by JTm at 12:29| 狂言 | 更新情報をチェックする

2020.7.4 入船亭扇遊・扇好・扇辰兄弟盃の会@国立演芸場

2020.7.4 入船亭扇遊・扇好・扇辰兄弟盃の会

演目
入船亭遊京      粗忽の釘
入船亭扇遊      小言幸兵衛
入船亭扇辰      阿武松
  (仲 入 り)
入船亭扇好      紺屋高尾
     (三味線:恩田えり、前座:入船亭扇ぽう)

なんと、久々のダブルヘッダーで、国立演芸場に移動。
永田町の駅なかのカレー屋さんに入ったら、なんと、
お客はわたしひとり!・・以前はこのくらいの時間だ
とかなり混んでいたけどなぁ。店員がヒマそうだ。

そして、テーブルには一席ごとにパーテーション。な
んか、ものものしい。

演芸場の座席もまた、ひとつ置きの千鳥配置。当初の
席は最前列だったが、新しい席は2列目だった。

遊京「粗忽の釘」。もしかしたらお初。引っ越しが終
わったところから。「落ち着かせていただきます」か
らの、主人公のとぼけっぷりが、おおいにケッサク。
・・演者の個性とピッタリで。

扇遊「小言幸兵衛」。こちらもお初か?・・もっとも、
落語会に行く回数が激減しているから、正直、なにを
聞いても目新しい。

冒頭からポンポンと飛び出す、幸兵衛さんの小言が、
なんとも小気味よい。そして、仕立屋相手の妄想・・
あれ?これ、前の噺と付く・・と思ったら、「おせつ
徳三郎」は、別の会でした。

扇辰「阿武松」。2018年以来。ちょっと気になった
のは、板橋の旅籠の主人とともに錣山の部屋を訪れる
場面で、掃除をしている相撲取りが次々に兄弟子の名
を呼ぶところ・・あれ、もしかして扇好・扇遊両師の
本名だった? 調べようと思ったけど、忘れちゃった。

扇好「紺屋高尾」。これもお初で、この日は初物尽く
し。まったく湿っぽさがなくてあくまで軽く、ザ・落
語っていう雰囲気。一朝師匠の高尾とよく似ていた。

半分しか入れない客席では、興行的には絶対に赤字だ
ろうなぁ・・・大いに笑いつつも、主催者側の苦労が
偲ばれる。どうか、一日も早くと願わずにはいられな
いのだが・・・。
posted by JTm at 10:15| 落語 | 更新情報をチェックする

2020.7.4 RAKUGOもんすたぁず@古石場文化センター

2020.7.4 RAKUGOもんすたぁず CHAPTER78

演目
出演者全員      (オープニングトーク)
古今亭松ぼっくり   手紙無筆
春風亭三朝      紋三郎稲荷
柳家燕弥       道具屋
  (仲 入 り)
古今亭志ん陽     おせつ徳三郎(上)
柳家小傳次        〃   (下)

落語離れの日々で勘が鈍ったか、開演時間と移動時
間の計算を誤り、若干の遅刻。検温やら連絡先記入
やらの手続きを経て、冒頭のトークの途中で入場。

“本編”には間に合ってしまうのが、運の強さか?

松ぼっくり「手紙無筆」。前回見た時はまだ見習い
とのことだったが、今年の2月に楽屋入り。出会う
機会が少ないせいもあるが、最初に聞いたのが「ま
んじゅう怖い」、2度目の今日がこれ・・って、な
んか、普通の前座さんとは違う。寄席の開口一番で
はどうなのかな。

三朝「紋三郎稲荷」。冬噺のイメージが強いが、今
の季節を意識してか、木枯らしの吹きすさぶ様子は
あまり強調せず。ちょっと高めの声の調子が、お稲
荷様のお使いっぽい。

燕弥「道具屋」。燕弥師のこの噺はあまり記憶にな
い。最後に登場した木刀を抜こうとする客が、ごく
普通にしゃべっていたのに、ちゃんと可笑しい。

後半はふたりのリレー落語。

志ん陽「おせつ徳三郎(上)」。花見小僧のさだ吉
が、意外に年かさ?という感じ。さだ吉の話の中で、
舟から降りようとするおせつが、「怖いよ~」って、
徳三郎に甘えるところ・・好き。そして、「あのお
転婆が!」という、さだ吉のリアクションも。

小傳次「おせつ徳三郎(下)」。冒頭の刀屋の場面
で、白鞘の刀を抜こうとする刀屋の主人の仕草がき
れいで、目を奪われた。・・だけど、その後の木刀
を抜こうとするところは、道具屋と被ったね。

最後は、小名木川に身を投げようとする若いふたり
を、お店の主人がギリギリで見つけ、めでたし、め
でたしということに。

ちょいと季節外れな噺が続いたのは、この会が春の
会の仕切り直しだったから。しばらくこんな会が続
くのかなぁ。
posted by JTm at 09:36| 落語 | 更新情報をチェックする