2020年02月17日

2020.2.16 茂山狂言会・春@金剛能楽堂

2020.2.16 茂山狂言会・春 技と芸の力比べ!

時節柄とはいえ・・・
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お仕事柄、のどの健康には人一倍気づかいされている方たち
なので、普段着でのマスクは見慣れていたけれど。
一日も早く、こんな事態が収束しますように。

演目
狂言「文相撲」
  大名=茂山七五三、太郎冠者=茂山千之丞、
  新参の者=茂山千五郎、   後見=島田洋海
狂言「鍋八撥」
  鍋売り=茂山 茂、鞨鼓売り=茂山千三郎、
  目代=松本 薫、      後見=鈴木 実
  囃子方 笛=赤井要佑
  (休  憩)
小舞「京童」       茂山慶和
小舞「柳の下」      茂山鳳仁
  以上、地謡 丸石やすし、茂山あきら、茂山逸平、井口竜也
狂言「首引」
  鎮西ゆかりの者=茂山虎真、親鬼=茂山千五郎、
  姫鬼=茂山千之丞、
  眷属鬼=島田洋海、茂山竜正、山下守之、鈴木 実、網谷正美
  後見=茂山 茂
狂言「止動方角」
  主人=茂山あきら、太郎冠者=茂山逸平、
  伯父=丸石やすし、馬=井口竜也、 後見=松本 薫
附祝言「猿唄」     松本 薫

オリンピックイヤーということで、狂言会でも、力と技の競
い合い・・なのだそうで。

「文相撲」。太郎冠者ひとりでは手が足りないと、もうひと
りを雇うことにした大名・・命じられた太郎冠者が、スカウ
トしてきた新参者は?

相撲が得意だという新参者に、相撲に勝つための秘伝の書を
手にした大名が挑む・・マニュアル万能の現代を皮肉ったよ
うな内容・・本当に、室町時代の作?と思ってしまう。

「鍋八撥」。新しい市が開かれることになり、一番乗りをし
た者には、末代まで出店の許可が与えられると聞いて、鞨鼓
売りと鍋売りが、その座を争う。

仲裁に入る目代(役人)が、なんとも優柔不断で、芸の競い
合いで決着をつけろと言って、自分はさっさと消えてしまう。
・・なんだかこれも、昨今の国会を彷彿させたりして・・

休憩後は、子どもたちの小舞から。もう一曲、蓮くんの「幼
けしたる者」が予定されていたが、残念ながら欠番に・・
蓮くん、扁桃炎だそうです(パパ・茂さんのツィートによる)。
お大事に。

それにしても、大きくなったねぇ・・と、すっかり、親戚の
おばちゃん気分。

「首引」。剛勇の鎮西にゆかりの者が、印南野を通りかかる
と、鬼が現れて、「いで喰らおう!」と。
この男がなかなかの二枚目であることを見て取った鬼は、可
愛い娘の喰い初めに・・と思い立つ。

男は「ただ黙って喰われるのはイヤ、姫鬼と力比べをして、
負けたら潔く喰われよう」と言う・・さてその結果は?

恐ろしい形相の鬼が、娘に対するととたんにめろめろの優し
い父親になってしまうのが、なんとも愉快。

鎮西ゆかりの者は、千五郎師の次男・虎真くん。たぶん、初
役ですね。ああ、昨年亡くなった千作師に見せたかったな・・
と思ったら、なんだか涙があふれて困った・・。

「止動方角」。人使いの荒い主人に、癖の強い馬を利用して、
一矢報いる太郎冠者・・でも、この主人、根っからの悪い人
とも思えないんだよね・・何度も落馬させられて、ちょっと
お気の毒。

馬役は、島田さんの専売特許?と思っていたが、今回は井口
さんに。選手交代かな?

お天気は雨だったけれど、観光客の少ない京都は・・申し訳
ないが、快適でした。もちろん、いつまでもこうでは困ると
思うけれど。
posted by JTm at 10:01| 狂言 | 更新情報をチェックする