2018年05月18日

2018.5.17 新宿末廣亭中席・夜の部

2018.5.17 新宿末廣亭中席・夜の部 小さんまつり
      -五代目小さん十七回忌追善興行-

演目
「口上」 
 (下手から)小袁治、さん喬
柳家小さん       長短
柳家花緑        あたま山
ロケット団       (漫才)
柳家小はん       二人旅
柳亭金車        蝦蟇の油
柳亭市馬        (漫談と唄)
柳家権太楼       町内の若い衆
桂 南喬        小さん十八番 猫の災難
  (仲 入 り)
「鼎談・小里んが師匠の噺を」
 (下手から)小袁治、小里ん、小燕枝
柳家小ゑん       フィッ!
柳家小菊        (粋曲)
柳家さん喬       寝床
          (三味線:??)

五代目小さん師の命日は前日の16日。今年は十七回忌
ということで、新宿末廣亭は、お弟子さんたちが総出
演?の、追善興行。トリは日替わりだが、この日はさ
ん橋師匠・・・なんか、最近、若い女性ファン増えて
る?・・・下手桟敷席に、ずらーっと・・・

冒頭の口上は、本日のプログラム紹介を中心に。
「六代目は第一正装です」と。

小さん。黒紋付に羽織、袴、白の羽織紐・・これが庶
民の最高の正装なんだそうだ。「追善ですから、今日
はみんな地味ーな着物です」と何度か強調したあと、
「長短」へ。これも小さん十八番。

花緑。明るいグリーンの着物とちょっと濃いめの羽織。
前かた、小さん師の言った意味が分かって、最初から
客席に笑いが。「あたま山」。主人公の男の隣に住む
婆さんが大活躍。

小はん「二人旅」。これも小さん十八番。淡々と語る
のを聞くうちに、じわじわと可笑しくなって来る。こ
ちらも五代目譲り。

金車。ベテランのようだが、お初です。「蝦蟇の油」。
口上がいろいろ付け加わって長くなる・・当意即妙の
可笑しさ。・・ということで、前半のみでおしまい。

市馬。開口一番、「今日はあたしは落語は演らせて貰
えない」と。五代目の思い出話と唄・・「一本刀土俵
入り」(1957年、作詞:高橋掬太郎、作曲:細川潤
一、唄:三橋美智也)と、「相撲甚句」の音曲版と力
士バージョン。もちろん、呼び出しも。

権太楼。「黄金の大黒」に入ろうとして、次と被るこ
とに気づき、しばし呆然とした様子。ネタ帳を持って
こさせ、もう一度、出囃子から。
「町内の若い衆」・・なんか、この噺になりそうな気
がした・・的中。

仲入り前は、「小さん十八番」と銘打って、演者、演
目とも日替わりで。演目はネタ出しされている。

南喬「猫の災難」。南喬師匠の噺は、いつも豪快。こ
の噺はたぶんお初かも?だが、呑みっぷりが実に良い。
吞まれちゃった兄貴分が、怒りながらもどこか愉快がっ
ている雰囲気。

鼎談。小里ん師が2012年に上梓した『五代目小さん
芸語録』の話を中心に。五代目の人柄を偲ばせる思い
出話をたっぷりと。

四代目小さんが、三代目小さんの“影法師”と言われた
七代目可楽のところに、五代目を稽古にやり、師であっ
た三代目の芸風を後世につないだ・・という話は、非
常に興味深い。

小ゑん「フィッ!」。以前に一度、今は辞めちゃった
二ッ目さんで聞いたことがある。圓丈作だそうだ。
突然に、みんなが言葉の終わりに「フィッ!」とつけ
ることに気づいてしまった主人公・・・え、病気?
・・・どっちが?

小菊。キンライ節、寄席スタンダードナンバーへの8
番、ちゃっきり節、都々逸。最後は明神のご祭礼・・
江戸の祭りシーズン到来。

さん喬。冒頭の口上からの長―い待ち時間をぼやくこ
としきり。
「寝床」。といってもサゲまでは行かなかったので、
「素人義太夫」としておくべきかもしれない。

さん喬師匠のこの噺は大好き!冒頭の、旦那の発声練
習の場面から、もう、笑いっぱなし。最後は、出張帰
りの斎藤さんの坊ちゃんが、「旦那より上手いや!」。

末廣での追善は、三回忌、七回忌、十三回忌と行われ
てきたそうだ。次は二十三回忌の予定とか。みなさん、
また、元気でお会い出来ますように。
posted by JTm at 08:53| 落語 | 更新情報をチェックする