2018年07月11日

2018.7.10 入船亭扇辰独演会@日本橋社会教育会館


扇橋師匠の命日に・・・・
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2018.7.10 入船亭扇辰独演会 -入船亭扇橋十八番-

演目
橘家かな文      真田小僧
入船亭小辰      千早ふる
入船亭扇辰      (扇橋師匠の思い出)
  〃        茄子娘
  (仲 入 り)
入船亭扇辰      三井の大黒

かな文「真田小僧」。如何にも文蔵テイストの噺
だったけど、四字熟語はもう少し勉強が必要。ロ
ケット団の漫才でも見て。

小辰「千早ふる」。大師匠に直接習ったわけでは
ないけれど、と。扇橋⇒扇辰⇒小辰と続く、話芸
の継承を実感。

小辰さんのこの噺、記憶にないくらい久しぶり。
色々と新しい工夫が見られたような。

扇辰。まずは、扇橋師匠の思い出話をたっぷり25
分くらい。十分、一席分の分量。

落語と女性とコーヒー、それに食べることが大好
きだったという扇橋師匠。東日本大震災の時の復
興支援寄席で、最後の高座を拝見出来たのは、い
ろんな意味で、わたしにとっての財産です。

扇辰の二席。
「茄子娘」。うん、これは絶対に出ると思ってい
た。わたしがこの噺を最初に聞いたのは、たぶん
扇橋師からだったのではないかな。

わたしが落語にハマったころは、寄席でももう長
い噺はなさらず、茄子娘、弥次郎、道具屋などを
よく掛けておられた。

その後、扇辰師匠のをもう、数えきれないくらい
聞いたけれど、そこにすっと、扇橋師匠が被って
見えるのは、やはり、師弟ならでは。

「三井の大黒」。こちらは、もちろん、扇橋師匠
で聞いたことはなく、最初に聞いたのは扇遊師匠
からだったと思う。

扇辰師匠のこの噺で、わたしが一番好きなのは、
最後、甚五郎の彫った大黒を、政五郎が見る場面
で、後ろに置いた羽織を、左肩に掛けて、大黒の
袋に見立てる仕草。

・・・これ、入船亭の他の師匠方もお演りにはな
らないから、たぶん、扇辰師匠独自の工夫なのだ
ろう。

師匠から受け継ぐもの・・・そしてそこに新たに
付け加えるもの・・・噺って、こうやって“進化”
して行くんだなぁ。
posted by JTm at 09:32| 落語 | 更新情報をチェックする