2018年07月25日

2018.7.24 古今亭菊志んThe東京マンスリー@荒木町橘家

2018.7.24 古今亭菊志んThe東京マンスリー

演目
菊志ん&瀧口雅仁      (ご挨拶と解説)
金原亭乃ゝ香        孝行糖
古今亭菊志ん        桑名船
  〃           (今までの「乳房榎」)
  〃           乳房榎(三)
  (仲 入 り)
古今亭菊志ん        青菜

猛暑の中、満員御礼の盛況。なにやら招かれざる客も
ひとり・・じゃなかった、一匹。

オープニングは、菊志ん師の“落語の覚え方”の秘密が
明かされるという・・いいんですか? 企業秘密を。

乃ゝ香「孝行糖」。この噺はお初。悪くはなかったけ
れど、会場の笑いは今ひとつ。でも、前座さんには珍
しい噺だし、続けて演るといいんじゃない?

菊志んの三席。
「桑名船」。と、終演後の貼り出しには書かれていた。
上方落語の「兵庫船」と同じ内容。伊勢参りを済ませ
た江戸っ子が、桑名から乗り込む帰りの船路だ。

最後、鮫に見込まれた講釈師が、時間稼ぎ?に読む講
釈は「真田三代記」。でも後半には、落語の言い立て
が並び、薬の名前も登場して、なんか五目講釈みたい。

「乳房榎」。前段の「今までの~」は、重信家の女中、
おはなさんの回想で。寝たふりしてみんな見ていた?
・・・家政婦は見た、だね。

さて、本篇。前回、落合の殺しの場面で終わったが、
どうやら、重信に“致命傷”を負わせたのは、実は正介
の木刀だったらしい。

師の家にまんまと入夫となった浪江は、今度はこの
“殺し”をネタに、正介を脅す。重信の子、真与太郎が
邪魔になり、里子に出すと見せかけて、殺すように命
じるのだ。

そして、十二社の滝。原作では正介が滝つぼに投げ込
んだ真与太郎を、重信の幽霊が救うのだが、菊志ん版
では、正介が子どもを投げ込む前に、重信の描いた雄
龍・雌龍が滝つぼから躍り出て、正介は子を抱いたま
まへたり込んでしまう。

南蔵院で重信が描いた龍の絵を、遺体とともに火葬し
た・・という、これも原作にはない設定が、ここに活
きてきた。

重信の幽霊(やはり出た!)に諭されて、真心に立ち
返った正介が、故郷の赤塚村に向かうところで、今回
はおしまい。

次回は8月19日なんだけど・・あ、先約アリだ。残念。

「青菜」。菊志ん師の青菜は記憶にない。植木屋夫婦
の動物園での見合いの一件など、五代目小さん師に近
いような気がするが・・?

演者自身が、もう、汗だくで、長屋の暑い夏を、身を
もって体現したかのような(笑)
・・押し入れから、女房が飛び出すところなんか、も
のすごーくリアルだった。
posted by JTm at 09:05| 落語 | 更新情報をチェックする