2018年08月24日

2018.8.23 新版三人集-納涼五夜-@赤坂会館(その3)

2018.8.23 新版三人集-納涼五夜-四日目・恒例オール新作大会

演目
柳亭市松      牛ほめ
入船亭小辰     ヨータローの夏
春風亭一蔵     予想屋志願
  (仲 入 り)
古今亭志ん五    トイレの死神
柳亭市弥      ハッシン

市松「牛ほめ」。4回目の遭遇にして、最初の噺に戻っ
た。この五夜では今のところ毎日登場しているようで、
これで少なくとも5つはネタを持っていることになる。
明日も別の噺なら6つ。ホントに見習い?

さて、毎年恒例・・と言っても昨夏は聞いていないけれ
ど・・の、自作の新作披露の日。四苦八苦する様子を秘
かに期待(笑)していたが、三人とも予想を覆す良い噺に
仕上がっていて、ビックリ。

小辰「ヨータローの夏」。子役のころから与太郎を演じ
て、30歳の節目を迎えた若きスター(!)の、日常とその
悩み。

ひとつの役で大当たりをとってしまうと、その後伸び悩
む・・という俳優さん、いるよね。特に子役で大当たり
しちゃうと。

一蔵「予想屋志願」。落語家への弟子入り志願?と、見
せかけて、実は競艇の予想屋・・という発端の意外性。
競艇のことなんて、何ひとつ知らないけれど、分からな
くても面白い。

兄弟子・一之輔師との、甲子園珍道中の長いマクラも、
大傑作・・・一之輔師の方の話も、どこかで聞きたいな。

以上二作、いずれも“得意分野?”の古典落語を上手く取
り込んで、落語好き多数(二ッ目さんの会に来るくらい
の人たちですからね)の客席には、大ウケでした。

当日までシークレットだったゲストは、古今亭志ん五師。
新作落語は、真打になってからはお初。

「トイレの死神」。急な激しい尿意が、まさか死神の仕
業だったとは・・・これ、男性よりも、女性に、より深
刻です。・・ま、主人公を女性に変えるのは無理だろう
けれど。

市弥「ハッサン」。新卒で知る辺のない大阪に赴任した
青年が、偶然入ったバーのマスター、ハッシン(本名は
ハシモトシンジ)との交流で、大阪暮しにも慣れ、また、
新しい夢を抱くことになる。

どうやらこれ、市弥さんの実体験が、色濃く反映してい
るらしい。前半にたっぷり笑わせて、最後にちょっとし
んみりさせる手法は、喬太郎師ばり・・としておこう。

当初、六夜の予定だった公演が、五夜に減って、「新作
の日を削って欲しかった」という意見もあったと聞くが、
年に一度のお祭りなんだから・・良いんじゃない?
posted by JTm at 08:47| 落語 | 更新情報をチェックする