2018年08月30日

2018.8.29 珍版三人組・第三夜@赤坂会館

2018.8.29 珍版三人組・第三夜

昨夏は「ずっこけ三人組」だったはずのこの会、
今年はなぜか、こんな題に。新版三人集のモジリ
かい?・・・だけど、お客さん、若い女性が多い
のね、三人集と違って。

演目
柳亭市松      道灌
柳家緑太      猿後家
金原亭馬久     雪の子別れ(『双蝶々』より)
  (仲 入 り)
柳亭市童      猫定
       (三味線:柳沢きょう)

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市松「道灌」。二度目。中ほどでちょっととちっ
たから、前回の方が良かったね。それにしても、
見習いのうちから、こんなに高座を務められるな
んて、幸運なめぐりあわせ。

緑太。今年のテーマは「珍しくて怖い噺」だそう
で、初日に「宮戸川」を通しで口演した由。あの、
雷の日ですね、そりゃすごい。

この日は、ごくお馴染みのところで「猿後家」。
この噺、あまり好きじゃないんだけれど、緑太さ
んの口演は、嫌味が無くて素直に笑える感じ。

馬久。前日に「猫怪談」でトリを務めた由。それ
も聞いてみたかったが、今回の“目玉”は、この、
「雪の子別れ」。

8月2日のリベンジです。大圓朝と大師匠・先代
馬生の墓参りをしてきた甲斐あって?、今回は、
見事に大詰まで。良かった、良かった。

市童「猫定」。雲助師に稽古をお願いした楽屋に、
市馬師匠も居合わせたそうで、「それ、違うだろ?」
と言われたとか。

確かに、童顔の市童さん向きの噺ではないかもし
れないが、若いうちは、覚えておいて損になる噺
はない。ニンにないと思われる噺でも、機会あれ
ば、演っておくべし。

そして、これがなかなかの出来だったのだから、
もう言うことはない。客席も、どんな噺なのか知
らない人が多かったようで、最初のうちはちょこ
ちょこ笑いが漏れていたが、采女が原の惨劇以降
は、シーンと、水を打ったような静けさに。

不気味ながら、聞かずにはいられない迫力があっ
て、グイグイと引き込まれて行った。

最初に雲助師からと聞いたせいか、ところどころ
に雲師の口調が感じられるのも、雲助ファンとし
ては、ちと、嬉しかったり・・でも、このままじゃ
ダメですよね。次回はもっと良くなりますように。
posted by JTm at 13:04| 落語 | 更新情報をチェックする