2018年11月20日

2018.11.19 さん喬十八番集成@日本橋劇場

2018.11.19 さん喬十八番集成 霜月の抄

演目
金原亭乃ゝ香     金明竹
柳家さん喬      火事息子
  〃        二番煎じ
  (仲 入 り)
柳家さん喬      鼠穴
        (三味線:柳沢きょう)

乃ゝ香「金明竹」。すいません、途中で落ちました。
なので、コメントは差し控えます。

さん喬の三席。
「火事息子」。さん喬師匠の火事息子は三度目の遭遇。

それにしても、今月は火事息子に縁がある。小辰さん、
甚語楼師に続いて、これまた三度目の遭遇。

さん喬師匠版は、後半の親子再会の場面で、息子の存
在感が強く感じられた。

セリフは無いし、半纏の袖や下帯の下がりで彫り物を
隠すという描写も無かったけれど、父親の前にかしこ
まっている、その姿がはっきり見えて来る。

おっ母さんが飼っている猫は、危険を察して逃げ出し
たらしく、放り出されずにすんだ模様(笑)

いったん袖に引っ込んで、羽織を変えてすぐ登場・・
番小屋の話をし始めたので、あれ、また火事の噺?

「二番煎じ」。おなじみの噺のような気がしていたが、
調べてみたらさん喬師匠で聞くのは2010年以来?・・
ホントかなぁ?

夜回りの場面が意外に長く、その分、番小屋での宴は
短めだったかな。辰っつぁんの、吉原での火の廻り回
想が愉快だった。

それにしても、締め切った小屋で直火で燗をつけたり、
みそ味のシシ鍋を煮たりしたら、相当、匂いが籠るだ
ろう・・・外から入って来た役人は、それだけで、場
の状況を察したはず。・・なかなか粋な方だ。

仲入り休憩中に、「火事尽くしかな?」と思い始める。
じゃ、何の噺かな・・・と考えていたら・・・

いきなり、「旦那様、竹二郎様とおっしゃる方が・・」
と、マクラなしで噺に入る。

「鼠穴」。今年の6月以来。その時も書いているが、
冒頭で、弟に元手を貸す兄が、しばし逡巡する様子を
見せるのが良い。

何十両?何百両?・・いや、駄目だ・・と、決意を見
せて、わずか三文の銭を渡す。

このわずかの時間の迷いが、きっちりと後半につながっ
てくる。・・さん喬師の噺は、とっても演劇的だ。


「火事三題でした」と、最後に言っておられたが、本
当に火事の場面を描写したのは、最後の噺だけ。そし
てこれも結局は夢とわかる。

本当に燃やしちゃったら、やっぱり、縁起がよくない
ものね。
posted by JTm at 10:17| 落語 | 更新情報をチェックする