2019年01月12日

2019.1.12 一朝会@浅草見番

2019.1.12 第10回 一朝会

演目
春風亭きいち     代脈
春風亭一左      代書屋
春風亭一朝      宿屋の富
  (仲 入 り)
春風亭一朝      藪入り
       (三味線:金山はる)

年明けからずっと二ッ目さんの会が続いていて、真打の
師匠の会は、今年お初。寒い中、頑張って並ぶ。

きいち「代脈」。二ッ目昇進への意欲満々は、前々日の
研精会と同じ。マクラも振ってましたねぇ・・前回は遅
れて入ったからマクラは聞き逃したのかな?

「代脈」は、師匠の一之輔師もよく演る噺だけれども、
一之輔師のとはまたひと味違う感じ・・すでに、自分の
個性を前面に出している?

一左「代書屋」。オチから察するところ、いわゆる雲助
師の型かな?・・これと言って、悪いところはないのに、
なぜかあまり笑えない・・ま、よくあるパターンではあ
りますが。代書屋の渋い表情が、似合いすぎるのかも?

一朝の二席。
「宿屋の富」。文無し男と富を売った宿の亭主が、こも
ごもに当たりくじの番号を確認する場面が、実に面白く、
それが繰り返されることで効果が倍以上になるんだ・・
ということを発見した感じ。

最後、宿の亭主と客の「約束通り分けてくれるんですよ
ね?」「いくらでもやるよ、1両でも2両でも」・・と
いうやりとりが・・・あれ、あったかなぁ・・・?

とわからなくなるくらい、金というものへの執着が、意
外に薄くて、軽く明るく楽しい、一朝師匠らしい噺。

「藪入り」。こちらはまさしく季節もの。お父っつぁん
とおっ母さんの、亀ちゃんへの深い深い愛情が、もう、
言葉の端々ににじみ出ていて、それだけで嬉しくなる。

父の愛は山よりも高く、母の愛は海よりも深い・・とい
うことを、“落語で”納得させる、すてきな一席だった。
posted by JTm at 19:13| 落語 | 更新情報をチェックする