2019年09月01日

2019.8.31 大手町独演会 ザ・柳家権太楼@大手町よみうりホール

2019.8.31 大手町独演会 ザ・柳家権太楼 其の六

演目
昔昔亭全太郎       新聞記事
柳家さん光        ん廻し
柳家権太楼        井戸の茶碗
  〃          佃祭
  (仲 入 り)
柳家権太楼        鼠穴
         (三味線:太田その)

第2回目以来、久々の参加。

広すぎる会場、高すぎる木戸銭という、わたしの苦手な
条件が揃っているため敬遠していたが、今回は権太楼師
匠の「鼠穴」聞きたさにチケットを購入・・ところがそ
の肝心の「鼠穴」は、5月に初演を聞いてしまった・・

全太郎「新聞記事」。名前からして桃太郎門下と推察す
るが、それ以上のことは不明。タイをかわすを思い出す
のに、女房がタイからの交換留学生?・・桃太郎流?

さん光「ん廻し」。好調?と思ったけれど、ウケは良く
なくて・・・後の権太楼師匠から「こういう大きな会場
では、もっと間を取って」との“ご指導”あり。

権太楼「井戸の茶碗」。いつも通り、湿っぽさ皆無の素
晴らしい弾けっぷり。それでいて、しっかり涙を誘うか
ら不思議。権太楼流人情噺。

高木作左衛門の好青年ぶりが際立つ一席。

権太楼「佃祭」。プログラムには「落語家魂Ⅱ」とあっ
たのだが、「昨年演ったからもうネタ切れ」とのことで、
急遽差し替えに。

権太楼師匠の「佃祭」は大好きだから、わたしにはむし
ろありがたかったけれど、プログラム作る段階で、演者
の意向は聞かないのかね?・・運営側にやや疑問。

で「佃祭」。こちらもまた、船頭の金太郎の男気が素晴
らしい。そして、与太郎さんの素直な嘆き・・またまた、
涙腺決壊しました。

権太楼「鼠穴」。5月の初演に続き2度目の遭遇。年末
に落語研究会で演るそうで、それまでに練り上げるとい
う意図のようだ。

大筋は、前回と変わらず。ただ、弟が深川の親分を後ろ
盾に立身していく過程、任された質屋の番頭との交情な
ど、他の演者の「鼠穴」にはない部分を、より強調して
いたかと思う。

最後、(夢だが)幼い娘を吉原に売るくだりはなく、女
房に死なれ、兄にも見放されて、竹次郎が親娘心中・・?
というところで目が覚める。

ここからの兄弟のやり取りが、もしかしたら今回、大き
く変化した部分かも?・・兄貴を悪者にしない、弟を嫌
なヤツにしない、権太楼師匠らしい結末だった。

この鼠穴、この先どんなふうに進化するのか・・・また
ぜひ聞きたいものだ。
・・残念ながら、落語研究会には行けそうにないのだが。
posted by JTm at 09:12| 落語 | 更新情報をチェックする