2020年02月27日

2020.2.26 権太楼ざんまい@日本橋劇場

2020.2.26 権太楼ざんまい

演目
柳家権太楼      (ご挨拶)
柳家り助       二人旅
柳家さん光      雑俳
柳家権太楼      御神酒徳利(占い八百屋)
  (仲 入 り)
柳家権太楼      百年目
        (三味線:田中ふゆ)

時節柄、チケット持っていても欠席という方も多かった
ようで、前方にも空席がちらほら。なんとなく、不穏?
な状況を見て取ってか、いつもはしない、開演前のご挨
拶。・・権太楼師匠ほどの方でも、お仕事のキャンセル
が続いているそうです。

り助「二人旅」。前に聞いた時には、小里ん師匠そっく
り!というばかりの印象だったが、ちょっと独自色が出
てきたかな?・・もちろん、似てることは似てるけどね。

さん光「雑俳」。さん光さんのこの噺はたぶんお初。持
ち時間が短かったようで、うまく端折りつつ、独自の?
オチへ。

権太楼「御神酒徳利」。何を演ろうか、かなり迷った末
に、この噺へ。なるべく笑いの多い噺をとの配慮だった
かもしれない。

意地悪な女中への対抗意識から、軽い気持ちでついてし
まった嘘に、自ら罠にはまったような八百屋さん・・
その苦しい言い逃れを、うんうんとなんでも信じてしま
う、旦那の人の好さが何だか嬉しい。

仲入りに、過去の演目のラインナップを眺めて、「百年
目」聞きたいな・・と思ったが、同時に渡された来週の
会のチラシにネタ出しされていたから、無理か・・?

でも、聞けました!(お稽古かも?・・全然構いませんが)
権太楼「百年目」。権太楼師匠のこの噺、大好きです。

店の中で、威張り散らし怒りまくっていた番頭さんが、
舟で芸者衆や幇間に対しては、とっても優しく穏やかな
のが、今回、特に印象的だった・・。

思いがけず、店の旦那様に遭遇してしまい、「(陸に)
上がらなきゃよかった・・」と、何度も悔やむ様子は、
たぶん、誰しも同じような経験のあること。

ああ・・そうだよなぁ・・そう思うよなぁ・・と。

これで、番頭さんに完全に感情移入。だからこそ、最後
の旦那の言葉に、番頭さんと一緒に、涙するのです。

東日本震災の年の三月に、計画停電の告知される中で聞
いた権太楼師匠の「百年目」を、今回もまた、思い出した。
posted by JTm at 09:09| 落語 | 更新情報をチェックする