2020年03月22日

2020.3.21 扇辰日和@なかの芸能小劇場

2020.3.21 扇辰日和 vol.74

演目
入船亭辰ぢろ       手紙無筆
入船亭扇辰        三番蔵
  (仲 入 り)
ロケット団        (漫才)
入船亭扇辰        三井の大黒

前回、他と被って参加できなかったから、昨秋以来
の扇辰日和。

辰ぢろ「手紙無筆」。先日末廣亭で聞いたのに続き。
ただ、マクラの小噺は変えていたようだ。まだ、後
半、若干硬いけれど、前回よりは確実に進歩。

扇辰「三番蔵」。2017年以来で通算3回目。扇辰師
のために書かれた新作と聞いている。

扇辰師匠のHPでの告知によれば、作者の中川善史
氏は、「若くしてご他界された」とある。以前に見
つけたツィッターのアカウントを見てみたら、昨年
2月のツィートが最後だった。一周忌なのかな?

噺の方は、質屋の小僧さんと、長期お預かり品の人
形の精との交流を描く。江戸のファンタジー?

「こんどしくじったら郷に返す」と言われて、好き
な子(といっても人形の精)と別れたくないばかり
に、急に働き者になる小僧さん・・ところが、逆に
三番蔵に行く口実がなくなって・・

なんかこういう自己矛盾、“あるある”だよね。

マクラに、2月下旬からのバリ島旅行の思い出をたっ
ぷりと。無事帰国出来てよかった・・あと1週間遅
かったら、成田で、即、隔離だったかも。

ゲスト・ロケット団。個々のネタは、どこかで聞い
たことあるなーという感じなんだけれど、組み合わ
せの上手さで大笑い。そして、靴を履いての舞台と
いうのも、見た目に新鮮・・寄席では見られない。

扇辰「三井の大黒」。一昨年の夏以来。前回は、扇
橋師匠の追悼の会で聞いたのだった。

藍染川の現場に登場して、大工たちといさかいにな
る主人公が、名人・甚五郎であることを、最初から
明かすのと、明かさないのと、二通りの演者がいる
が、扇辰師は後者・・その正体は、政五郎とのやり
とりで、ようやく見当がつく仕組み。

この方が、断然、面白いと思うんだけどな・・。

そして、「棟梁」という言葉、江戸っ子の大工たち
は、「とうりゅう」と呼ぶけれど、江戸っ子ではな
い甚五郎は「とうりょう」と呼ぶ。

しっかり、使い分けしている・・当たり前だけど、
さすがにお見事。
posted by JTm at 10:12| 落語 | 更新情報をチェックする