2020年03月28日

2020.3.27 小辰の寸法@日本橋社会教育会館

2020.3.27 小辰の寸法 第25回

本当は、他の公演に行くはずだったが、そちらが中止
になったのでこちらへ。前日に花形演芸大賞の金賞受
賞が発表になったんだもん、行かずにはいられません。

演目
入船亭小辰       (ご挨拶)
春風亭いっ休      桃太郎
入船亭小辰       長屋の花見
  〃         崇徳院
  (仲 入 り)
入船亭小辰       不動坊

冒頭のご挨拶は、例によってコロナのあれこれ。暗い
話になりがちだけど、そこからも笑いを見出すのが、
噺家さんの力。そして、受賞のことは最後にチラッと。
・・奥床しい(笑)

いっ休「桃太郎」。師匠につけて貰った芸名について
のマクラから。桃太郎は、先日聞いた与いちさんとほ
ぼ同じ・・って、当然か。

小辰「長屋の花見」。こちらは前日に聞いたばかりの
三三師を思い出させる・・ルーツは一緒?

小辰「崇徳院」。一席目に続いて、満開の桜にささげ
る?噺。花見の出来ない我々にも、せっかくきれいに
咲いたのに見てもらえない桜にも、嬉しい噺です。

腰みのみたいに腰にわらじを巻き付けて、町を歩き続
ける熊さんの足取りが、だんだんフラフラになって行
く様子が上手い。

小辰「不動坊」。ほぼ一年ぶりかな。いろいろと試行
錯誤を続けた噺だが、どうやらこれで固まったかなと
いう感じ。

鉄瓶下げて銭湯に行っちゃう、吉っつぁんの浮かれぶ
りが、春の到来を思わせる。

最後に降りかけた緞帳をいったん止めてのご挨拶。こ
んなご時世なので、用意した噺を笑いの多い噺に替え
たと。お気遣い、ありがとう。
posted by JTm at 09:51| 落語 | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

2020.3.26 鈴本演芸場下席・夜の部

2020.3.26 鈴本演芸場下席・夜の部
       春風亭一左真打昇進披露興行

演目
三遊亭伊織       花色木綿
鏡味仙三郎社中     (太神楽曲芸)
五明楼玉の輔      都々逸親子
三遊亭歌武蔵      (漫談)支度部屋外伝
すず風にゃん子、金魚  (漫才)
柳亭市馬        金明竹
鈴々舎馬風       (漫談)楽屋列伝
アサダ二世       (奇術)
林家木久扇       (漫談)笑点あれこれ
柳家三三        長屋の花見
  (仲 入 り)
「真打昇進披露口上」
(下手から)玉の輔(司会)、正蔵、木久扇、一左、一朝、馬風、市馬
立花家橘之助      (浮世節)
林家正蔵        一眼国
春風亭一朝       芝居の喧嘩
林家正楽        (紙切り)若駒、一左師匠、長屋の花見、宝船
 真打昇進
 春風亭一左      締め込み
        (三味線:きょう、えり、はる)

前夜に小池知事の夜間および週末の外出自粛要請と
いうのが出て、行くかどうか迷っていたが、都内の
寄席が、土日休席を決めたと聞いて、これはなにが
なんでも行かなくちゃ、と逆に決意。

お披露目でそんな事態に直面した新真打に、少しで
も力になりたくて。

とはいうものの、いろいろあって、ギリギリの入場。
しゃぎりの笛の鳴り響く中、ようやく着席。

伊織「花色木綿」。間抜けな泥棒と、さらに間抜け
な被害者・・オチは普通とは違う、裏は花色木綿。
・・ナルホド、と思ったり。

玉の輔「都々逸親子」。父親と息子ばかりか、おっ
母さんまで乱入の都々逸合戦。結局、一番上手いの
は息子・・って、落語によくあるパターン。

歌武蔵。巡り合いというもので、今月3度目の遭遇。
寄席でなければ聞かない師匠・・スイマセン。

市馬「金明竹」。きゃ、市馬師のこの噺、初めてじゃ
ないかな。前半の骨皮抜きだったのが残念です。こ
んど、ぜひ、全部聞かせてください。

馬風。いつもの漫談だが、前半に、志ん生師、五代
目小さん師のことを多く語ったのが嬉しかった。
髪を染めるの止めたんですね・・きれいな白髪。

木久扇。この日は特別出演。新・真打の大師匠、先
代柳朝師の弟弟子。噺はいつもの漫談で新旧笑点メ
ンバーのあれこれを。

三三「長屋の花見」。花の盛りにこんな状況で、今
年はもう聞けないかと思った。先日、ライブ配信さ
れた「花見の仇討」とともに、嬉しい遭遇。

口上。厳しい状況だが、ここまでに会場は7割くら
いの入りになっていた。落語協会正副会長、元会長、
相談役がずらり・・と並ぶ。馬風師匠の無茶ぶりで、
一朝師匠の笛も聞けたし・・結構でした。

橘之助。時間が押してますからと、「両国風景」を
さらっと一曲、6分。粋です。

正蔵「一眼国」。香具師が北への旅に出るところか
らサゲまで・・8分。お見事。

一朝「芝居の喧嘩」。いやー、久しぶり!ずーっと
聞きたかったんです、一朝師匠のこの噺。なんと、
2016年秋以来の遭遇。演る人は多いけれど、一朝
師を越える噺には出合いませぬ。9分。

一左「締め込み」。伊織さんの演った泥棒ネタにち
と付いていたのは気にかかるけれど・・土日の休席
で、鈴本での披露目はこの日が最初で最後だそうだ
から、ま、いいことにしておこう。

今まで何人か、お披露目の初日というのに出くわし
ているが、緊張してガチガチだったり、感動のあま
り大泣きしたり・・。

でも、一左師は、平常心。見事にいつもと同じで、
そして、上手くなったねー。この噺は2013年に1
度聞いているが。その時に比べると、女房のおふく
さんが、気の強さはそのままに、とっても色っぽく
・・・亭主が焼くのも無理ないね。

ふってわいた疫病騒動で、この先のお披露目も不安
だらけだと思うけれど、めげずに頑張れ!
・・としか言えなくてごめんなさい。でも、頑張れ!
posted by JTm at 14:19| 落語 | 更新情報をチェックする

2020年03月24日

2020.3.23 通ごのみ 扇辰・白酒@日本橋劇場

2020.3.23 通ごのみ 扇辰・白酒

演目
三遊亭ぐんま       狸の札
入船亭扇辰        三番蔵
桃月庵白酒        百川
  (仲 入 り)
桃月庵白酒        時そば
入船亭扇辰        火事息子
        (三味線:田中ふゆ)

ぐんま「狸の札」。この噺は、絶対に扇辰師匠に習った
なと、思いつつ聞いていたら、仔狸がなんとかいうプロ
レスラーに化けるとか、借金取りの縮屋が群馬の人間だ
とか、独自の要素を惜しげもなくぶち込んできた。
さすが、白鳥師の門下。

扇辰「三番蔵」。前々日に続き。これはもう、この先、
たびたび演るってことは確実だな・・聞く方も覚悟を決
めなくては。

初演から4年近く立って、こんなふうに“ものにする”覚
悟を決めるってこともあるんですね。扇辰師匠には似合
いの噺なので、この先も楽しみです。

白酒「百川」。この噺、しばらく聞いてないなーと思い
つつ聞く。
調べたら、2018年以来・・ちなみに前回の演者は扇辰師。

白酒師で聞くのは、もしかしたらお初かも??
サゲが、一般的な「たった1字」ではなくて、喜多八師
匠で聞いた「マヌケでなくメヌケ」だったので、ちと驚
いた・・もしかして、喜多八師匠から習ったか?

白酒「時そば」。これも正直、記憶にない。初物続き?
雲助師譲りとみえて、最初の美味いそば屋の方が景気が
よく、あとの不味いそば屋は不景気・・不景気なそば屋
が「コロナのおかげで・・」と言訳したけれど、いや、
その不味さが原因でしょう・・もっと企業努力を。

扇辰「火事息子」。扇辰師匠のこの噺は、2012年以来。
実を言えば、小辰さんが繰り返し演るので、ぜひもう一
度、師匠の方のを聞きたいと思っていたのだ。

ところが・・思い入れが強すぎたか、蔵に目塗りをする
場面で、“火事息子”が登場したあたりで、意識を喪失し
た・・・わー!ごめんなさい、師匠。
posted by JTm at 13:32| 落語 | 更新情報をチェックする