2018年02月12日

2018.2.11 粋曲・柳家小菊を聴く会@お江戸日本橋亭

2018.2.11 粋曲・柳家小菊を聴く会

演目
落語「たらちね」    春風亭一花
落語「権助魚」     立川平林
粋曲          三味線と唄=柳家小菊
  (仲 入 り)
端唄          三味線=花季珠代
            唄=柳家小菊
ご存知         三味線と唄=柳家小菊
               (鳴物=春風亭一花)

かわら版の2月号に広告が出ていたので申し込んだ。
ずいぶん遅い告知だなーと思ったのだが、どうやら
予定していた会が出演者の都合で中止になり、急遽、
企画された・・・というウワサ。

一花。前日に続き同じ会場で。噺は「たらちね」。

平林。“ひらりん”と読むそうだ。談志家元の弟子で、
今は談慶師預かり・・お初です。
「権助魚」。いろいろと“装飾”が多くて、いかにも
立川流・・という感じ。

小菊。まずはいつも通りのスタートで・・・
「梅は咲いたか」「並木駒形」。

“ご当地”なので・・・「お江戸日本橋」。

そして、季節にちなんで、雪の唄・・・
「雪のだるま」「御所のお庭」「初雪に」。

都々逸4曲も、冬らしい選曲。

そして、「伽羅の香り」「鬢のほつれ」、会場から
のリクエストは、「大津絵節・冬の夜に」。
火消しの女房が、仕事に出た亭主を案じながらつぶ
やくように歌う・・・志ん生師匠がお好きだった唄
だそうで。

休憩を挟んで、端唄の花季珠代さんとの共演で、
「獅子頭」「淀の川瀬」「のび上がり」「春雨くず
し」。

花季珠代さんは、端唄・花季会の主催(という言い
方が正しいのかどうか?)で、小菊師は、その母上
の知優佳師匠に、お稽古をしてもらっていたそうだ。

「三味線つけて貰うと、とっても楽だわー」と何度
も言っておられたのが印象的(笑)。

最後はもう一度、ソロに戻って、
「からかさ」「どんどん節」。

ご一緒に、と・・・「祇園小唄」「明治一代女」
「松の木小唄」。聞いたことはあるけれど、一緒に
歌うのは、無理無理。

「柳の雨」「槍錆」「裏の背戸や」「酒と女」、
「春雨」の節で「呉服づくし」。

そして最後は、お賑やかに、「品川甚句」で〆。

2時開演で、4時過ぎまで、たっぷりと聞かせてい
ただきました・・・すごーく幸せだったんですが、
これでまた、しばらくの間、寄席の15分の高座が、
もの足りなく思えちゃうよなぁ・・・。
posted by JTm at 10:08| 雑記 | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

2018.1.27 番楽@国立小劇場

2018.1.27 国立劇場民俗芸能公演 番楽 第二部

演目
根子番楽(ねっこばんがく) 根子番楽保存会(秋田県北秋田市)
 口上
 露払い
 翁舞(おきなまい)
 敦盛(あつもり)
 三番叟(さんばそう)
 信夫太郎(しのぶのたろう)
  (休   憩)
 作祭り(さくまつり)
 鞍馬
 曽我兄弟
 鐘巻(かねまき) 

昨年秋に、能楽堂での黒川能公演を見た時、山形県に
伝わるこの芸能のルーツのひとつが、隣県・秋田に伝
わる「番楽」であるかも?との知識を得た。

で、たまたまその時にチケット発売中だったこの会を、
ついつい、購入してしまった次第。

「番楽」は、神楽の一種に分類される芸能で、かつて
は、山伏が携わっていたと考えられている。

その中で、今回見た根子番楽は、秋田県北秋田市阿仁
の根子集落に伝承される。この地域はいわゆるマタギ
の里であり、番楽を担ってきたのもその人々である。

息災延命を祈る神楽の定番の演目に加えて、長刀や刀
を勇ましく振り回す、勇壮な演目が多いのは、狩猟を
生業とする人々の芸能であることの証、かもしれない。

今回の上演演目のなかでも、「敦盛」「信夫太郎」
「鞍馬」「曽我兄弟」「鐘巻」などが、合戦の様子を
語る舞であったり、兵法比べの様子を伝えたり、仇討
ち修業の様子を見せたりと、激しい動きの活発な舞で
ある。

わたしが一番面白かったのは「鞍馬」で、これは、牛
若丸と弁慶が兵法比べをする物語だ。

舞台が京の五条の橋の上ではなく、鞍馬の山中とだっ
たのは、ちと、「?」ではあったけれど。

それでも牛若丸は、「ここと思えはまたあちら」の身
軽さで弁慶を翻弄し、最後はなんと、弁慶の持つ長刀
の柄の上に乗ってしまう・・

牛若役は、もちろん子どもさん・・たぶん、小学生だ
ろう。この少年ばかりでなく、冒頭の「露払い」にも、
子どもたちが登場し、大活躍。

プログラムの解説によれば、昭和39(1964)年から地
元の小学生全員に、番楽を教える活動が始まり、その
“卒業生”の中から、今を担う指導者が誕生している由。

そして、演者ばかりでなく、客席を埋めた観客の方も、
かなりの部分、地元からの「応援団」だったのではな
いかな・・・?

地元に伝わる芸能を大切にし、みんなで応援して、次
代に伝えて行こうという意気込みが大いに感じられる、
すてきな公演であった。
posted by JTm at 14:57| 雑記 | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

2017.8.24 国立能楽堂夏スペシャル 狂言と落語・講談

2017.8.24 国立能楽堂夏スペシャル 
   狂言と落語・講談-特集・相撲-

演目
一龍斎貞山     講談「谷風情相撲」
桂 南光      落語「花筏」
  (休   憩)
狂言(大蔵流)「鼻取相撲」
          大名=茂山千三郎、太郎冠者=茂山あきら、
          新参の者=茂山千五郎、後見=鈴木 実、井口竜也

毎夏恒例のコラボ公演、今年は、「相撲」を
テーマにした作を三本という特集。

神話の中にも登場する、長い歴史を持つスポー
ツであり、また、神事という一面も持つ相撲。

狂言の成立した室町時代、そして、落語や講
談が生まれた江戸時代にも、大変盛んだった
と言う。

なので、これを背景にした作は、沢山ある。
おそらく、やろうと思えば、あと2、3年は
同じテーマで続けられるかも?
(・・やめておいてほしいが。)

まずは、貞山先生の「谷風情相撲」から。
落語の「佐野山」でもお馴染み。

・・申し訳ないが、谷風が佐野山の家に、親
御さんの病気見舞いに行くところで力尽きた・・・
暑さがぶり返したもので、寝不足なんです。

南光「花筏」。この企画に、上方落語が登場
するのはお初ではないかな?そして、上方版
のは、5年ぶりくらい。前回は吉弥師。

相撲興行の場所が違うだけで、あとはお江戸
版と一緒ですねぇ・・・と思ったら、またま
た眠気が・・・すいません。

・・ったく、なにしに来たのやら。

気を取り直して、後半は狂言。
「鼻取相撲」。新参の家来が、相撲が得意と
聞いて、ぜひ、その腕前を見たい主人(大名)。
ところが、相手をする者がいない。

仕方なく、大名自ら、その相手になるが・・

ようやく得た就職先の主人相手に、鼻をひね
るという暴挙を働く新参者も新参者だが、負
けに熱くなって、「もう一番!」という主人
も主人。

そして、“鼻ガード”をつけての再戦。

この鼻ガード、何で出来ているのかな?
最後に、舞台に叩きつけて割ってしまうとこ
ろを見ると、かわらけのようなものだろう。

これをつけた千三郎さん・・・なんか、アン
パンマンみたいで、可愛かったな。
posted by JTm at 10:25| 雑記 | 更新情報をチェックする