2017年12月10日

2017.12.9 つくしのはなし@荒木町橘家

2017.12.9 第一回 つくしのはなし ~川柳つくしの落語会~

演目
つくし&瀧口雅仁      (トーク)
川柳つくし         早慶戦
  〃           (ウクレレ落語)守護神
  (仲 入 り)
川柳つくし         雨の将棋

以前、大学の校友会誌につくし師の記事が載ったこと
があり、どんな落語家さんなのかと興味は持っていた
ものの、なかなか聞く機会がなかった。

今回、新しい落語会(ご本人の位置づけとしては勉強
会らしい)を始めると聞いて、覗いてみることに。

オープニングのトークでの話では、古典落語をつくし
流に・・というのが、会の趣旨のようだ。

で、今回は、「笠碁」をアレンジした「雨の将棋」が
ネタ出し。

一席目「早慶戦」。マクラでエンタツ・アチャコの漫
才の話をしていたところを見ると、その伝説の漫才に
触発された噺なのかもしれない。

実は慶應のエース投手と秘かに?付き合っている早稲
田の女子学生が、早稲田愛最強の先輩と一緒に、早慶
戦を観戦する・・というお話。

早稲田の応援席にいて、相手チームの投手を応援する
主人公の心理と、奇矯とも言える先輩学生の振る舞い
が、相乗効果となり・・・馬鹿らしくも可笑しい。

志ん吉さんの「大隈家の~」にも共通するが、早稲田
の出身者って、自らを揶揄することによって、最高の
早稲田愛を表現するんだなぁ・・・へそ曲がりだゾ。
(ま、その気持ちはよくわかりますが)

「早稲田落語」って分野が出来そうな気がするなぁ。

「守護神」。ウクレレを弾きながらのウクレレ落語・・
申し訳ないが、昼にちょいと吞んだのが効いてきて、
眠さのピークに。

それでも、聞きながらちゃんと笑っていたようには思
うのだけれど、後から考えると、内容をさっぱり思い
出せない・・・夢うつつだったようで・・ごめん!

気を取り直して、仲入り後。
「雨の将棋」。元の噺は、前述の通り「笠碁」だが、
将棋好きだった志ん生師が、この題で演じたこともあ
るとのこと。ただし、今回の噺はあくまでつくし師流。

「笠碁」の、碁を将棋に、ふたりのおじいさんをおば
あさんに・・・うーん、結局、置き換えたってところ
でとどまっているな、という印象。

まだまだ、発展途上の噺・・と、ご本人も認識してお
られるようだったが。

「あの時待ったじゃないか!」の思い出話の中で、片
方のおばあさんが、連れ合いと結婚したきっかけが語
られ、これが、後にオチにつながる。

しかし、その出来事がいつ頃のことだったのかが提示
されていないので、ちょっと戸惑った。確か、元の笠
碁では、「〇年前のこと」と、はっきり言うのではな
かったかな?(演者にもよるが)

つくしのはなし、第二回は、1月19日。ネタ出しは、
「壺算」とのこと。面白そうだけど・・夜なのね・・。
posted by JTm at 08:20| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年12月09日

2017.12.8 鈴本演芸場上席・夜の部(その1)

2017.12.8 鈴本演芸場上席・夜の部(主任・一朝)

演目
林家彦星      一目上り
春風亭一蔵     猫と金魚
林家楽一      (紙切り)
      横綱土俵入、辰、受験生、カツオの一本釣り
春風亭三朝     代書屋
柳亭燕路      悋気の独楽
青空一風、千風   (漫才)
林家正雀      開帳の雪隠
橘家圓太郎     唖の釣り
  (仲 入 り)
のだゆき      (音楽パフォーマンス)
春風亭百栄     バイオレンス・スコ
アサダ二世     (奇術)
春風亭一朝     柳田格之進
       (三味線:きょう、ふゆ)

4時半ごろ着いたら、誰もいない・・・並ぼうかどうし
ようかと考えていたら、団体客が来たので慌てて並ぶ。

一蔵「猫と金魚」。猫好きとしては、どんなに大きかろ
うと、猫を怖がる人がいるってことが不思議。湯殿の棚
の上で舌なめずりしている猫が見えそうな。

楽一。カツオの一本釣りをリクエストしたのが、小学生
の坊や・・というのは愉快。大物、釣れました!

三朝「代書屋」。客の男が“坂東妻三郎”、通ったのが尋
常小学校と、大正から昭和初期の香りがプンプン。

・・ここでしばらく(勝手に)休憩タイム。ごめん。

圓太郎「唖の釣り」。余命いくばくもない親に鯉を食べ
させたい・・という言訳だが、それなら、一匹だけでい
いじゃないか!?・・という発想を、山役人はしないの
か?・・・・ま、そこが落語なんだけどね。

百栄「バイオレンス・スコ」。久々に聞いたが、以前に
はぞろぞろ出てきた、実在のキャットフードの名称が、
架空のものに変わっていたような?・・なぜかな?

猫パンチの応酬は、迫力満点。

一朝「柳田格之進」。中席の鈴本でネタ出ししているか
ら、お稽古ですか?

お子さんや忘年会代わりの団体客のいる中で、え、大丈
夫なの?と、最初は思ったが、ビシッと一本、筋の通っ
た柳田の生き方に、会場は聞き入っていた様子。

顔付けは悪くないが、意外に入りが薄く、ちと残念。
やはり、年末でお忙しい方々が多いのかな。
posted by JTm at 09:35| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

2017.12.6 小満ん夜会@月島社会教育会館

2017.12.6 小満ん夜会

演目
春風亭一猿     一目上り
柳家小満ん     大神宮の女郎買い
春風亭小朝     好色成道
  (仲 入 り)
柳家小満ん     三井の大黒
         (三味線:田中ふゆ)

いつもの人形町を離れて、月島での開催。なぜ
会場が異なるのかは知らないが、正直、ちと広
すぎるね、ここは。あと、間口が広いので、端
の席だと首が痛い。

一猿「一目上り」。前にも聞いたように思った
が、調べてみたら、一猿さんのこの噺はお初。
ひとつ気になったのは、国際連合を国連と詰め
るのを、「古いね」と隠居が言ったこと・・・
古いかなぁ?・・国連、今もあるけど。

小満ん「大神宮の女郎買い」。門跡の阿弥陀様
と、大神宮様が連れ立って吉原へ・・という洒
落た噺。

三度目だが、前二回は、お座敷での会だった・・
なんか、その時の方が面白かったような気が・・・。

ゲスト・小朝「好色成道」。小朝師の活動につ
いては何も知らなかったが、昨年から、菊地寛
の短篇小説を噺にするシリーズを手掛けている
らしく、これもそのひとつ。

原作をネットで読むことが出来た。小朝師は言
わなかったけれど、原作は最後に、主人公の僧
の名を「後に天台座主となった覚慶僧正」とし
ている。

学問に励むきっかけがたとえ不純であろうと、
努力によって、高みにまで到達することが出来、
そうなれば、すべての俗を超越出来る・・って、
うーん、ホントかなぁ?

小満ん「三井の大黒」。小満ん師のこの噺は、
お初。聞く機会の多い、入船亭の方たちとほぼ
同じ筋立てなので、三代目三木助師の型・・な
のだろうと思う。

淡々とした語り口は、ぽんしゅーこと甚五郎の
飄々ぶりには似つかわしいが、江戸っ子大工た
ちには、もう少し、威勢の良さが欲しいような
・・・って、客はワガママです。

マクラで言ってらした、群馬県太田市の世良田
東照宮(日光東照宮の旧社殿を移築)・・行っ
てみたい!
posted by JTm at 09:42| 落語 | 更新情報をチェックする