2017年06月22日

2017.6.22 鈴本演芸場下席・昼の部(その1)

2017.6.22 鈴本演芸場下席・昼の部(主任・三三)

演目
金原亭小駒      道具屋
松旭斎美智、美登   (奇術)
柳家やなぎ      つる
橘家文蔵       手紙無筆
隅田川馬石      狸の札
ホームラン      (漫才)
林家正蔵       味噌豆
桂 文楽       悋気の火の玉
ぺぺ桜井       (ギター漫談)
柳亭燕路       初天神
  (仲 入 り)
三増紋之助      (江戸曲独楽)
春風亭一朝      壺算
柳家はん治      背なで老いてる唐獅子牡丹
林家正楽       (紙切り)
       相合傘、藤井四段(将棋の)、弁天堂(不忍池の)、夏祭
柳家三三       田能久
       (三味線:こう、まい、あや)

中席の鈴本は連日、立見多数だったそうだが、今席
だって顔付けは負けてません!
・・・なにせ、わたしには久々の三三師だからねー
・・いそいそと鈴本へ。

小駒「道具屋」。愛想のいい与太郎さん・・
隣で店を開く、世話焼きのオジサンが、なりゆきを
面白そうに見ているのが、なんだか楽しい。

ここで本来は、二ッ目の緑君さんがでるはずだった
が、後の出番の美智、美登先生が先に上がる。

・・パン時計は確かに素晴らしい技だが、最後、む
き出しのままの食パンをお客に渡すのは、ちょっと
どうかと思うね・・せめて、袋を付けて。

で、次は、やっぱり緑君さんじゃなくて、やなぎさ
ん。急な代演だったようだ。病気かな?

やなぎ「つる」。前座時代の楷書体から、かなり崩
した書体になったようで。

文蔵「手紙無筆」。わー、久しぶり!・・もしかす
ると、襲名後はお初じゃないか?

間違いなく、この噺の第一人者ですねぇ。そして、
噺の進まなさも一番・・今回は、ついに本文に入ら
ず、「その先は道路工事で行かれない」と。

馬石「狸の札」。キョトキョトした目が、とっても
狸っぽい。

ホームラン。懐かしのアニソン篇。ほぼ同世代だが、
知らないのもある。・・忘れちゃっただけかな?

正蔵。マクラたっぷり、小噺連発の後、「味噌豆」。
本篇は4分。

文楽「悋気の火の玉」。この噺、この方でしか聞い
たことなく、この方の他の噺は記憶にない・・・と
いうのは嘘ですが、なんか、それに近い印象。

ぺぺ桜井。こちらも久々。お顔の色がよくなって、
お元気そうでひと安心。

燕路「初天神」。金坊がホントにいたずらで、親父
は「連れて行くのはイヤ」と言い、おっ母さんは
「置いてかれちゃヤダ」と言う・・それでもめげな
いいたずらっ子。

紋之助。本日も絶好調。応援ありがとうございます!

一朝「壺算」。瀬戸物屋の男のとっちらかりぶりが
ハンパでなくて、もう、どうにもならない感じが出
ている・・・落ち着け!・・落ち着きゃ一人前だ。

はん治「背なで老いてる~」。親分が、唐獅子牡丹
の歌を思い出せない場面で、客席の共感がすごい。
・・・うん、ある、ある。

正楽。藤井聡太四段、横顔似てた!

三三。4月4日に末廣亭で遭遇したのが最後だから、
二か月半ぶり・・・こんなにご無沙汰したのは、落
語を日常的に聞くようになって以来、初めてだ。

「田能久」。ここのところ、扇辰師匠でよく聞く噺
で、三三師のはなんと、2012年以来。

さすがに、前のことは覚えてない。

扇辰師に比べると、地の語りの部分が多いかな・・
そして、その分、ちょこちょこと入れ事も多いよう
で。さすがに、地噺ということではないのだけれど。


立見まではいかなかったが、かなりの入りの客席。
そして、反応の良いよく笑う、良いお客さん。
トリの時に、(演者に指摘されながらも)レジ袋を
ガサガサ言わせ続けた人を除いて。
posted by JTm at 23:00| 落語 | 更新情報をチェックする

2017.6.21 柳家小満ん「雪月花 八」@国立演芸場

2017.6.21 水無月の独り看板 柳家小満ん「雪月花 八」

演目
柳家寿伴     初天神
柳家小満ん    釜泥
  〃      たがや
  (仲 入 り)
柳家小満ん    鰍沢
     (三味線:恩田えり、鳴物:三遊亭ふう丈)

寿伴「初天神」。金坊が屋台店の並ぶのを見て、
「少しでも売上げに貢献したい」・・・そうそう、
それこそが景気回復への道だよ、お父っつぁん!

小満んの三席。雪月花も8回目とあって、そろそ
ろネタ切れ・・とのことだったが。

まずは「月」。

「釜泥」。月夜に釜を抜くのことわざにちなんで。
泥棒たちが、釜を盗むのが、五右衛門の300回忌、
従って、明治27年の出来事と・・なんて具体的。

噺本篇もさることながら、マクラに振った、歌舞
伎「楼門五三桐」の話題が、歌舞伎好きには嬉し
い限り・・・絶景かな、絶景かな!

二席目の冒頭に、前の噺のラストで豆腐屋の親父
が見上げる星月夜について、「星がいっぱいで、
まるで月夜のように明るい夜」のことと、種明か
し。・・・お月様はお留守なんですね。

「たがや」。月に続いて、花の噺にも苦心のあと
・・・花火です。

侍たちとたがやの立ち回りが、まるで時代小説の
一場面のような・・・若手だと、劇画みたいにな
るんだけどね。小満ん師匠の場合は、池波か、藤
沢か・・・

落語と同じくらい、時代小説が好きだった某先輩
を思い出す。・・・七回忌は去年だったか。

「鰍沢」。雪は、ごく順当にこの噺。
雪の中、逃げ惑う旅人、鉄砲を手に追う女・・一
枚の墨絵のような美しさながら、ぞわぞわするよ
うなサスペンス。・・・そして、ギャップ大きす
ぎ!のサゲ。・・・思わずふうっと、ため息が出た。

小満ん師匠は、独演会ではいつも、さあーっと高
座を降りて、ロビーで見送ってくださる。

楽しかったです、ありがとうございます、とご挨
拶して、会場をあとに。
posted by JTm at 08:55| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

2017.6.15 鈴本演芸場中席・夜の部

パンダ誕生に沸く上野・・所用があって、それが
午後4時過ぎに終わるとなれば、その後の行先は
当然、動物園ではなく・・・

2017.6.15 鈴本演芸場中席・夜の部(主任・白酒)

演目
春風亭一花      子ほめ
蜃気楼龍玉      たらちね
翁家社中       (太神楽曲芸)
林家あんこ      つる
柳亭市馬       かぼちゃ屋
ホームラン      (漫才)
三遊亭歌之介     (漫談)圓歌師追悼
柳家さん喬      ちりとてちん
  (仲 入 り)
林家楽一       (紙切り)
    横綱土俵入、パンダの赤ちゃん、白酒師、猫と金魚
五街道雲助      庭蟹
柳家小菊       (粋曲)
桃月庵白酒      抜け雀

龍玉「たらちね」。新妻の長い名前?を繰り返す
ところを端折ったのは、前座さんの子ほめと被る
という判断だったのかな?

翁家社中。小楽、和助コンビは久しぶり。

あんこ「つる」。前座時代から演っている噺で、
危なげなく面白かったが、子ほめと、付くよね?

市馬「かぼちゃ屋」。茫洋とした雰囲気が、与太
郎にうってつけ。炎天下、空に向かってぼーっと
口開けて立ってる様子が、たまらなく可笑しい。

さん喬「ちりとてちん」。演者によっては、前半
のお世辞たらたらの金さんが、とってもウサンク
サク感じられるが、さん喬師匠の金さんは、心か
ら喜んでいるように見えた。鯛の刺身、鰻の蒲焼、
そして灘の生一本・・・すごーく美味しそう。

楽一。「パンダの赤ちゃん」のリクエストは、絶
対に出ると思ってた・・・毎日、出てるんじゃな
いかな? 

雲助「庭蟹」。時間が押してるわけでもないのに、
わずか、9分の口演・・・なにか、お急ぎの事情
があったのか?・・もちろん、十分に笑わせては
いただきましたが。

小菊。久しぶりだなぁ!・・・調べたら、今年の
2月以来だった。こんなこともあるんですね。
キンライ節、人を助くる、都々逸、春雨の替え歌
・呉服づくし。

白酒「抜け雀」。白酒師のこの噺、初めてのわけ
はないのだが、すっかり忘れていた。

気づいたのは、ふたりの絵師が、共に、自分で墨
をすることと、旅籠・相模屋の階段が、上るのは
命がけなんじゃないか?ってほど、壊れているこ
とでした。

噂の美人前座・金原亭乃ゝ香ちゃんが、太鼓&高
座返し・・・初遭遇。噂通りの美人さん。ただ、
着物が先輩からのお下がりらしく、大きすぎるよ
うで・・ちと気になったなぁ。
posted by JTm at 09:35| 落語 | 更新情報をチェックする