2017年04月18日

2017.4.17 人形町らくだ亭@日本橋劇場

2017.4.17 第71回 人形町らくだ亭

演目
橘家かな文     真田小僧
春風亭一朝     転宅
橘家文蔵      試し酒
  (仲 入 り)
春風亭一之輔    提灯屋
古今亭志ん輔    愛宕山
      (三味線:松尾あさ)

かな文「真田小僧」。「座布団だろ?」「うう
ん、寝具」というやりとりは、文蔵師と同じだ
が、やはり、師匠ほどにはウケないのね・・
どこが違うんでしょ?

一朝「転宅」。一朝師のこの噺は、数年前に立
て続けで遭遇した記憶があるが、その時以来か
な・・・お菊さんが、色っぽいというよりは、
シャキッと江戸前なのは、一朝師ならでは、だ。

文蔵「試し酒」。今回は、久蔵が大盃を干すの
に、随分と時間をかけた・・という印象。盃を
傾け過ぎないリアルさ・・傾けすぎると、頭か
ら酒をかぶっちゃうからね。

そのあたり、以前と、かなりの変化だ。

一之輔「提灯屋」。前半、チラシを巡ってのワ
イワイガヤガヤは、相変わらずの楽しさ。以前
と違ったのは、“かしわ”と“まる”の仕込みを、
若い衆ではなく、隠居のセリフにしたところ。

確かに上方言葉の知識は、隠居さんの方が持っ
ていそうではある。

後半の「判じ紋」では、ねじ梅が桐(ぼーっと
して何にも見えない)に変わったね・・これは、
ねじ梅の方が面白いけど・・・。

その代わり?に、チラシのにおいでかぎ分ける
ヤツを、たっぷりと見せて、客席は爆笑。

志ん輔「愛宕山」。以前にも聞いているような
気がしていたが、記録が出てこないので、どう
やらお初らしい。

一八が山を登りながら口ずさむのが、「かんち
ろりん」であることに気をとられた・・・これ、
珍しいかも?

登場人物それぞれの、表情の変化がとっても派
手・・・面白いけど、ちとやりすぎじゃない?
と思っちゃった。

一之輔師が、「この会は、客席が初めて落語聞
きますっていう感じの人と、もうビョーキ!っ
て人と混じっていて演りにくい」と言っておら
れたが、うん、確かに、どの師匠も、その点で
苦労されているかなー・・??
posted by JTm at 08:48| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

2017.4.16 扇辰・喬太郎の会@国立演芸場

2017.4.16 第70回 扇辰・喬太郎の会

70回記念?という訳でもないと思うが、今回の
初演二席は、どちらも超のつく大ネタです。

演目
入船亭辰のこ     初天神
柳家喬太郎      小政の生い立ち
入船亭扇辰      百年目
  (仲 入 り)
入船亭扇辰      道灌
柳家喬太郎      居残り佐平次
         (三味線:恩田えり)

辰のこ「初天神」。先月、この同じ会場で聞いた
のに続き。前回同様、おねだりをする金坊の形相
がものすごく・・・可笑しいけど、やり過ぎは禁
物かと。

喬太郎。「ようこそ扇辰師匠の百年目を聴く会へ」
と、まずは軽くパンチを。・・プレッシャー掛け
てますな。

「小政の生い立ち」。後の小政が、浜松で旅帰り
の次郎長に出会う場面を、さらっと15分弱で。
途中、石松のつぶる目を間違えたのは、わざとな
のか、ネタおろしに気が行っていたためか・・?

扇辰の二席。
「百年目」。長い!・・初演の故か、いわゆる
“全部乗せ”状態で、60分超・・・演ってる方はも
ちろんだろうが、聞く方もかなり疲れて・・・途
中、意識混濁。

どこをどう刈り込んで行くのか、楽しみなんだけ
ど・・・扇辰師匠は、ネタおろししたものの、そ
の後、きっぱりと掛けなくなっちゃう噺があるか
らなぁ・・・さて、再演はあるのか?

仲入り後は、扇橋師匠の出囃子「俄獅子」に乗っ
て、スキップで登場・・・晴れやかなお顔!

「道灌」。寄席で何度か遭遇しているが、こんな
に嬉しそうに演っているのは初めて見たかも?
八と隠居の馬鹿馬鹿しいやりとりが、なんとも明
るくて愉快だ。

喬太郎。ん?と思ったのは、出囃子の曲・・確か、
植木等の曲だったよな・・・?

調べました。「無責任一代男」だそうです・・・
それにしても、こんな曲を三味線で弾きこなすと
は!・・・えり師匠、恐れ入りました。

確かに「居残り佐平次」と、植木等の無責任男は、
キャラが被るかもしれない。

「人生に大事なことは タイミングにC調に無責任・・」

扇辰師とは真逆で、前半の、遊びの儀面などはバッ
サリと切り捨てて、後半、居残りになってからを
メインにして35分・・・テンポの良い噺。

かすみ花魁のお客をおだてて酒や肴をせしめる場
面など、まさに、“無責任男”そのものでした。
posted by JTm at 10:38| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

2017.4.14 柳家小三治独演会@赤坂区民センター

2017.4.14 柳家小三治独演会

演目
柳家はん治     ろくろっ首
柳家小三治     転宅
  (仲 入 り)
柳家小三治     小言念仏

はん治「ろくろっ首」。なんとなく固い雰囲気の客
席で、「おかみさんが欲しいー!」の絶叫が、珍し
くあまりウケない。それでも、最後は、ふわっとし
た雰囲気に持っていったのは、はん治師の人柄が伝
わったのだろう。

そして・・・お弟子がふたりもいる、ベテラン真打
でも、“国宝”師匠の会では、前座です・・・開口一
番に加えて、高座返しやお茶の用意も。

小三治の二席。
ここのところあまり聞く機会のなかった、行方定め
ぬ“迷走マクラ”・・・青山という場所で、出身校の
都立青山高校を思い出したらしく・・・。

高校時代の思い出話から、ご両親の話、果ては談志
師匠との思い出話まで飛び出した。

40分近く続いたかな?・・・どうやら、スタッフ?
が袖から何度も合図をしていたらしい。わたしは気
づかなかったが、連れの友人は気づいていた。

・・・もちろん、小三治師匠自身もまったく気づか
ずに、そのまま「転宅」へ。

毎度おなじみのとぼけた泥ちゃんと、それをさらっ
と手玉にとって見せるお菊さん・・・自然体で嫌味
がなくて、聞いていて思わず嬉しくなる感じ。

というわけで、一席目は1時間12分という大長講・・・
途中で「今日は体調がよくない」というようなこと
を言っておられたから、調子が悪いとこんなふうに
なってしまうのかな?・・・と、思ったり。

二席目は、もちろん時間がなく・・・なにせ、休憩
が終わった時点で、すでに20:45だった・・・これ
は、久々の小言念仏5分かなー・・という予想。

はい、予想通りでした。まぁ、時間は10分でしたが。
そして、こちらもマクラが15分・・・黒澤映画のT
V放映と、放送禁止用語についてのあれこれ。

うん、もう、なんでもお好きなようにしゃべってく
ださい、師匠!

・・・でも、やっぱり、前座さんは連れて来た方が
良いんじゃないかな。
posted by JTm at 10:44| 落語 | 更新情報をチェックする