2018年12月07日

2018.12.6 文楽鑑賞教室@国立小劇場

2018.12.6 文楽鑑賞教室(Bプロ)

演目
人形浄瑠璃「団子売」
    太夫 杵造=豊竹希太夫、お臼=竹本小住太夫、
       豊竹亘太夫、竹本碩太夫
    三味線=鶴澤清𠀋、鶴澤寛太郎、野澤錦吾、鶴澤燕二郎
    人形役割 杵造=吉田蓑太郎、お臼=吉田玉誉
    囃子 望月太明藏社中
解説「文楽の魅力」
    豊竹靖太夫(太夫)
    鶴澤友之助(三味線)
    吉田玉翔(人形)
  (休   憩)
人形浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」
  寺入りの段
    太夫=豊竹咲寿太夫、三味線=鶴澤友之助
  寺子屋の段
    太夫=(前)豊竹呂勢太夫、(後)豊竹芳穂太夫
    三味線=(前)鶴澤燕三、(後)鶴澤清志郎
   人形役割(各段共通)
    松王丸=桐竹勘十郎、武部源蔵=吉田文司、
    千代=吉田蓑二郎、戸浪=吉田清五郎、
    小太郎=吉田蓑之、菅秀才=吉田玉征、
    春藤玄蕃=吉田玉佳、御台所=桐竹勘次郎 外
   囃子 望月太明藏社中

「団子売」。清元の「玉兎」を義太夫節化した舞踊劇。
複数の太夫、三味線で演奏するこういう作を「景事(け
いごと)」と呼ぶそうだ。

景事は、慶事にも通じるのだろうか?というのは、わた
しの勝手な解釈だが、多分に祝祭的意味を持つものであ
ることは確かのようだ。

団子売りの夫婦が、団子作りの所作を見せたり、お多福
の面をつけて(本当は人形ごと変わっているのだが)踊っ
たりと、コミカルな動きが楽しい。

それにしても、「臼と杵とは女夫(みょうと=夫婦)で
ござる」とは、なかなか思わせぶりな表現ではないかい?

解説は、三業の若手代表が担当・・このメンバー、いつ
も同じ顔ぶれのような。・・違うかな?

「忠臣蔵」の裏門の場面の、おかると勘平のやりとりを
題材に、太夫と三味線による“感情表現”を実践。
そして、人形は、首(かしら)や左右の手の仕組みを紹
介し、三人で一体の人形を遣って見せた。

「菅原伝授手習鑑」。9月に森下文化Cでの素浄瑠璃の
会で聞いた演目なので、楽しみにしていたのだが、情け
なや、記憶はすでに曖昧である。

それでも、わが子を犠牲にして、大恩のある旧主に尽く
す松王丸夫婦の苦しい胸の内は、よく伝わってきた。

松王を遣う勘十郎師の表情・・・松王丸そのままだなぁ!
それだけ、登場人物に感情移入しているってことなので
しょう・・・たぶん。
posted by JTm at 09:38| 文楽 | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

2018.12.5 鈴本演芸場上席・夜の部

2018.12.5 鈴本演芸場上席・夜の部(主任・扇辰)

演目
橘家門朗        道灌
入船亭小辰       鈴ヶ森
翁家社中        (太神楽曲芸)
林家しん平       駄菓子屋の思い出
入船亭扇里       紋三郎稲荷
林家楽一        (紙切り)
      横綱土俵入、ちびまる子ちゃん、カルロス・ゴーン、
        サンタクロース、吉祥天、高輪ゲートウェイ
橘家文蔵        桃太郎
柳家小せん       千早ふる
  (仲 入 り)
ベベ桜井        (ギター漫談)
春風亭一朝       宗論
ホームラン       (漫才)
入船亭扇辰       甲府ぃ
        (三味線:こう、あき、ふゆ)

7月下席以来、本当に久々の鈴本。

門朗「道灌」。前段に姉川の決戦や四天王を持って来て、
そこから道灌の故事に入る。あまりにも文蔵師匠そのま
まなので、聞いていて嬉しくなっちゃう。

小辰「鈴ヶ森」。小辰さんのこの噺、なんと、昨年4月
以来。今日は久々尽くしか?

しん平「駄菓子屋の思い出」。ご実家が駄菓子屋を営ん
でいたそうで。子どものころの思い出話。共感出来るこ
と、知らなかったこと、半々くらいかな?

扇里「紋三郎稲荷」。今月の鈴本のプログラムは、狐の
お面だったから・・・やっぱり出るよね、狐の噺。

楽一。難問続出で、楽一さんばかりでなくお囃子さんも
大苦戦。カルロス・ゴーンのお題に、「オー・シャンゼ
リゼ」!?

文蔵「桃太郎」。ハチャメチャになりそうでいて、きち
んと“王道”・・・文蔵師らしい噺の作り。「教わった通
り繰り返すだけじゃダメ、二ッ目の落語じゃないんだか
ら」は、お弟子さんへのエール?

小せん。ご隠居が「愚者、愚者」と言うものだから、メ
モに「やかん」って書いたら、案に相違して「千早ふる」
・・・書いたの、見えたかな?

ペペ桜井。こんなに久々なのに、ほとんど変化がない・・
万全の安定感(笑)

一朝「宗論」。お父っつぁんの怒り方が、なんとも見事
な江戸っ子ぶり。聞いていて実に爽快。

ホームラン。こちらは新しいネタもちらちら。そして、
もしかして、衣装も新調したかな?

扇辰「甲府ぃ」。2016年以来。やはりこの日は久々尽
くしだったようだ。

扇辰日和で聞いた「江戸の夢」と、婿つながりだなーと。
落語では、若旦那は道楽者だけど、婿さんは真面目で働
き者なんだね。

冴え冴えとした売り声が美しい・・・聞き惚れました。
posted by JTm at 12:08| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

2018.12.4 柳家三三独演会@横浜にぎわい座

2018.12.4 柳家三三独演会 横浜三三づくし

演目
柳家三三      浮世床
 〃        不孝者
  (仲 入 り)
柳家三三      富久
       (三味線:森吉あき)

このところチケットが取れない三三師の会が、ふっと
気づけば2日続き。・・たまにはこんなことがあって
もいいよね。

「浮世床」。本~将棋の場面。最初、来る客の元結を
みんなはじいてしまう、床屋の“策略”を語ったので、
待合の部屋にざんばら髪の男たちがたむろする場面が
目に浮かぶ・・それだけで可笑しい。

後半の、将棋の部分が長く、キセルをくるくる回す様
子が大傑作。他の演者ではあまり聞かない場面。

「不孝者」。三三師のこの噺は、よく聞く噺という印
象だったが、調べてみたら2015年以来。もっとも、
噺云々より先に、このところ三三師自体ともご無沙汰
だったからなぁ。

掛取りに行ったまま金を持って遊びに行ってしまった
若旦那を、下男に化けた大旦那がお迎えに・・そこで
思いがけない再会が・・・

注された盃をクイッ!と呑み干して、旦那の顔をキッ
と睨むきんやの、なんと色っぽいことか。

「富久」。こちらも久々、2014年以来。久蔵の住ま
いは浅草三間町、旦那の店は芝の久保町、富くじの
当り番号は鶴の1888番・・というのは、以前聞いた
通り(だと思う)。

そして、久蔵が帳付けをする場面がないのも、オチが
通常の「おはらいをします」ではなかったのも、前回
と同じだった(らしい)。

富くじの当選金を、すぐに受け取ると2割の損という
一件に結び付けたオチだったけれど、うーん、なんか、
“おはらい”の方が分かりやすいような気が・・・。


前日の日本橋劇場と違って、この日は残念ながら二階
席からではあったが、それでも2日間、三三師の6席、
大いに堪能。またいつか、こんな日がありますように!
posted by JTm at 09:06| 落語 | 更新情報をチェックする