2018年10月08日

2018.10.7 雲助浅草ボロ市@浅草見番

2018.10.7 雲助浅草ボロ市

演目
桃月庵ひしもち      寿限無
春風一刀         鈴ヶ森
五街道雲助        目黒の秋刀魚
隅田川馬石        三軒長屋(上)
  (仲 入 り)
五街道雲助        やんま久次
           (三味線:岡田まい)

ひしもち「寿限無」。八っつぁんが、ご隠居の繰り出す
名前に、ちょこちょことツッコミを入れるという、いか
にも白酒門下らしい寿限無。最後に、どうしても孫の名
を覚えられないバァさん(あれ、ジイさんかな?)も登
場して、ひしもちさんらしいとぼけた噺に。

一刀「鈴ヶ森」。前座が大ウケだったので、演り難そう
にしていたが、どうしてどうして、この鈴ヶ森も、かな
りブッ飛んだバージョンで。ネタ元は一之輔師かな?

雲助「目黒の秋刀魚」。いやー、この秋、初サンマです。
例年になく遅い遭遇。

腹を空かせたお殿様、それでも、家来の者の落度となる
のを気遣って、文句も言わずに、空飛ぶトンボを見つめ
ている・・・秋の情景か、目に浮かぶ。・・・一尾めの
サンマ、極上でした。

馬石。前かたの師匠に、「この会は、スケがたっぷり演
る会」と“宣言”されてしまったので、大いに張り切って?
「三軒長屋」へ。

馬石師のこの噺は、なんと、2011年以来。最近は他の
演者でもあまり聞く機会がない。

今回は、冒頭に出てくる鳶頭の女房の、キリッと江戸前
のセリフが冴えていた。鳶頭の家の喧嘩沙汰、奥の道場
での剣術の稽古で、ドッタンバッタン大騒ぎ・・と、そ
の最中で時間切れになってしまったのは、大いに残念。

雲助「やんま久次」。この見番と日本橋劇場の独演会で、
以前に2度、聞いている。2013年以来。

身を持ち崩した旗本の次男坊が、兄の家に金を無心に行
き、居合わせた剣術の師匠にとっつかまって、あわや、
切腹・・・

母の懇願で、命を助けてもらい、改心して真面目になる
・・・はずが・・・?

命乞いをしている段階では、本当に改心したのだろうと
思わせ、最後の最後に、大逆転。・・・これ、演技力が
必要だよね。雲師にかかると、表情まで“本当”になるか
ら、本当にすごい。

前回は、最後、芝居振りから、「大べらぼうめ!」の捨
ゼリフとともに退場だったようだが、今回は、そこまで
の演出はなく、穏当?に。
posted by JTm at 09:42| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年10月07日

2018.10.5 柳家三三独演会@横浜にぎわい座

2018.10.5 柳家三三独演会 横浜三三づくし

演目
柳家三三         元犬
  〃          蒟蒻問答
  (仲 入 り)
柳家三三         柳田格之進
           (三味線:森吉あき)

横浜で乗り換えた桜木町行が、駅手前で9分間も止まっ
ちゃって、かなりギリギリの到着。夕飯食べる暇もなく、
あわててコンビニでおむすび購入。

三三の三席。
「元犬」。何度か聞いているけれど、おもとさんがシロ
くんのおっ母さんという結末は、ほのぼのしていいね・・
ふたり(二匹?)仲良く、ウォーーンと遠吠えするのが
なんか、可愛くて。

「蒟蒻問答」。三三師のこの噺は、なんと2014年以来。
その時の感想読むと、かなりクスグリ沢山だったようだ
が、今回は、ややあっさりタイプ。

最後の手まねの問答を、大きな動きで見せる・・おかげ
で、席が遠かったわたしにもよく見えました。

「柳田格之進」。こちらは2011年に2回聞いたが、それ
以来の遭遇。おそらく、演者自身、そのままお蔵入りに
していたのではないだろうか。

さすがに、前回の記憶はあいまいだが、娘は売らずに刀
を売るという“大筋”は、変化なし。

ひとつ、あれ?と思ったのは、萬屋での50両の紛失を、
月見の宴の夜のことではなく、通常の一日の出来事とし
ていたこと。

・・・まあ、これは、本筋とはあまり関係なく、時間の
短縮のためかと思うが、季節感には乏しくなる。

今回、際立って感じられたのは、柳田の娘、きぬである。

腹を切ろうとする父の意図を察し、父の目をひたと見据
えて、それを止めようと諄々と諭すように語る。そして、
自ら縁切りを願い出て、廓に身を沈めると申し出る。

その一途な思いに、柳田は、自身の武士としての矜持や
家名、旧主への帰参などよりも、家族への愛の大切さを
悟ったのだろう。

それゆえ柳田は、再会した萬屋主従の庇い合う姿を見て、
この者たちを切ることは出来ない・・と、考えたのだ。

・・と、納得の出来る結末だったかな。

多くの演者が、色々と“苦労”する噺に、三三師流の、ひ
とつの形を付け加えたと言えそうだ。


一席目のマクラに、月末の三三・左龍の会が、台風24号
の影響で中止になった件。知らずに来るお客さんのため
に、会場入口で案内に立ったが、結局、来たのは5人だ
けだった由。・・・足さえ痛くなけりゃ、行ったんだけ
どなぁ。
posted by JTm at 08:37| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

2018.10.1 通ごのみ 扇辰・白酒@日本橋劇場

2018.10.1 通ごのみ 扇辰・白酒

演目
桃月庵ひしもち     鈴ヶ森
桃月庵白酒       壺算
入船亭扇辰       妾馬
  (仲 入 り)
入船亭扇辰       狸の札
桃月庵白酒       文違い
        (三味線:松尾あさ)

ひしもち「鈴ヶ森」。色々な人で聞いたけれど、子分の
新米泥のまぬけさは、ピカ一かも。気弱そうな雰囲気は、
もしかして、“地”?

白酒。長ーいマクラから「壺算」。あとの扇辰師匠にネ
タを提供。

瀬戸物屋の男の戸惑いぶりが、なんとも半端じゃない。
買い物上手は、押しの強さとみつけたり。

マクラはNHKの演芸図鑑出演のお話。11月放送予定。

扇辰の二席。
「妾馬」。明るくにぎやかな八五郎がハジケてる。そし
て最後に、母思い、妹思いの“熱さ”も。お殿様が召し抱
えようと思うのは、ただ“面白い”からだけじゃない。

「狸の札」。これ・・小辰さんが前座のころ演ってたの
と同じだ―!と、思いつつ聞く。師弟だから当然だけど。
そして、もちろん、師匠の方が上。と言っても、小辰さ
んは怒らないよね。

ん、そう言えば小辰さんの「狸札」・・・しばらく聞い
てないかも?

白酒「文違い」。飴とムチ・・なんて言うけれど、新宿
の女郎、お杉の手口は、もっぱらムチばかりのような。
力で振り回して、強引に金を絞る。

・・・そして、同じ手口で、芳次郎とやらに騙される。
振り返って考えると不思議なんだけど、噺の最中は、そ
の繰り返しの可笑しさに、ただ笑うだけ。

次回、1月31日開催とのこと。
posted by JTm at 08:38| 落語 | 更新情報をチェックする