2017年06月10日

2017.6.9 国立演芸場上席(その3)

2017.6.9 国立演芸場上席(主任・一朝)

演目
柳家寿伴      狸の札
春風亭一蔵     鷺とり
春風亭三朝     代脈
マギー隆司     (奇術)
隅田川馬石     浮世床・夢
柳家小里ん     樟脳玉
  (仲 入 り)
宝井琴調      (講談)笹川の花会
林家彦いち     みんな知ってる
林家正楽      (紙切り)
    相合傘、祇園祭、アジサイ、梅雨入り、正楽師匠
春風亭一朝     宿屋の富
       (三味線:千葉しん)

寿伴「狸の札」。主人公の男が、渡世人っぽい
感じ・・このまま、狸賽に続けられそう。

一蔵「鷺とり」。鷺たちに飛ばされた男は、浅
草を通り越して、牛久沼へ・・・演者の体型に
合わせ、かつタイムリーな?オチへ。

三朝。病気のマクラから入ったから、まさか、
また?と思ったが、今回は「代脈」。途中、沈没。
ごめん・・・。

馬石「浮世床」。なんか、「イケメン馬石のモテ
モテ指南」みたいな噺だなぁ・・と、途中から。

小里ん「樟脳玉」。珍しい噺で、小里ん師のは、
もちろんお初。ただひたすら、亡妻を思い続けて
泣いている捻兵衛さんのキャラが、なんともうっ
とおしくて、でもなぜか愉快。

彦いち「みんな知ってる」。文部科学省にも、こ
んなおしゃべりなオバチャン、いないのかね?と
ちょっと思った。みんなが知るべきことは知らせ
てもらいたい。

一朝「宿屋の富」。文無し客の大言壮語の出まか
せを、いちいち感心して聞いている、宿の主人の
人の良さが楽しい。そして、富くじ会場での、ワ
イワイガヤガヤの明るさが心地よい。

金曜日の国立は、夜の部がある。一朝師匠、末廣
亭にも出番があるので、行ったり来たりになった
はず・・・どうも、お疲れさまでした!
posted by JTm at 09:38| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

2017.6.8 千作千五郎の会@国立能楽堂

2017.6.8 第二回 千作千五郎の会

演目
狂言「文相撲(ふずもう)」
   大名=茂山千作、太郎冠者=茂山童司、
   新参の者=茂山逸平、  後見=島田洋海
狂言「伯養(はくよう)」
   伯養=茂山千五郎、何某=松本 薫、
   勾当=茂山七五三、   後見=井口竜也
  (休   憩)
狂言「鱸包丁(すずきぼうちょう)」
   伯父=茂山千五郎、甥=茂山 茂、 
               後見=山下守之
附祝言「猿唄」    山下守之

「文相撲」。新参の召使が、相撲が得意と知って、勝
負を挑む主人・・・あっさりと負けてしまい、あまり
の悔しさに、家に伝わる相撲の秘伝書を見て、再び勝
負を・・・ 

取組みの最中に、秘伝書を出して読む馬鹿らしさが、
たまらなく可笑しい。マニュアル偏重の現代を皮肉っ
ているようにも思えるが・・・古典演目です。

「伯養」。これはたぶん、初めて見る演目。

座頭の伯養は、師匠の琵琶が壊れたため、何某のとこ
ろへ、琵琶を借りに行く。ところが、そこにもうひと
り、琵琶を借りに来た者がいて・・・

この相手は、座頭より位が上の、勾当。中世の身分制
社会では、上の者の権力は絶対・・・しかし、伯養も、
借りずに帰るわけにはいかない。

結局、何某の仲裁で相撲で決着をつけることになるの
だが、ふたりとも目が見えないため、とんだことに・・・

あまり見る機会がないのは、たぶん、盲人を揶揄する
ような内容と見られてしまうからだろう。まあ確かに、
笑いながらも、あまり後味はよくない。

ここまで二曲、相撲がらみ・・・しかも、対戦する演
者は、どちらもおじvs.甥。

「鱸包丁」。祝宴用の魚に鯉を持って来るよう伯父に
頼まれたが、ずぼらな甥は、用意などしない・・言訳
に、「求めた鯉をカワウソに喰われた」と。

伯父は、これを嘘と見破る・・さて、その仕返しは?

伯父が、見事な仕方話でスズキを料理・・甥が包丁人
の子であることは、会話の中で示されるが、伯父もま
た、同じような仕事であることをうかがわせる。

如何にも美味そうなスズキ料理が出来上がった・・と
思いきや、「こちらのスズキはホウジョウに喰われて
しまったよ!」・・というのがオチ。

プログラムに解説がなければ、何のこっちゃ、わから
ん・・というところ。「ホウジョウ(嘘の意)」との
ことだが、さて、どんな字を書くのかな・・ちょっと
調べたけど、わっかりませーん!
posted by JTm at 11:30| 狂言 | 更新情報をチェックする

2017.6.8 池袋演芸場上席・昼の部

2017.6.8 池袋演芸場上席・昼の部(主任・菊志ん)

演目
春風亭朝七     新聞記事
古今亭駒次     生徒の作文
 二ッ目昇進
林家あんこ     転失気(+踊り「ゴジラかっぽれ」)
ロケット団     (漫才)
古今亭菊太楼    子ほめ
入船亭扇好     浮世床・夢
翁家社中      (太神楽曲芸)
橘家藏之助     猫と電車
古今亭志ん弥    親子酒
江戸家小猫     (物まね)
五街道雲助     持参金
  (仲 入 り)
神田 茜      (講談)初恋えんま
鈴々舎馬桜     たがや
アサダ二世     (奇術)
古今亭菊志ん    おせつ徳三郎
           (三味線:金近こう)

この上席は、寄席に通いたいと思っていたのだが、
諸般の事情で三日間、外出できず・・気づいたら
昼席に行けるのは、もう、この日だけとなった。

少々迷ったが、後の予定との関係で、池袋へ。

朝七「新聞記事」。この噺を前座さんが演るのは
珍しいような。もっとも、この人、雰囲気も口調
も、前座離れしている・・・いったい、年、幾つ?

駒次「生徒の作文」。毎度おなじみの。

あんこ「転失気」。時間的には余裕があるのに、
ちと端折ったな?・・と思ったら、踊りがついた。
ゴジラの着ぐるみを付けて「ゴジラかっぽれ」。

・・次のロケット団曰く、「二ッ目になると、や
りたい放題だねぇ!」

このあたりからしばらく、意識混濁・・小猫さん
のテナガザルの咆哮でようやく覚醒。

雲助「持参金」。これもおなじみだ・・女の器量
をハチャメチャに言うのは好きになれないけれど、
雲師の場合は、「お鍋の気性に惚れました、生涯
添い遂げます」の言葉が、救いになっておつりが
来る感じだ。

茜「初恋えんま」。演題だけ知っていたが、聞く
のは初めて・・・ふーん、こういうお話なのね。

馬桜「たがや」。一朝師匠のとほぼ同じかな?
以前より、雰囲気が明るくなった?

菊志ん「おせつ徳三郎」。時間的に、前半の花見
小僧だけかな?と思ったが、結局、通しで。
前半13分、後半16分と、とってもスピーディ。

メインは、刀屋の店先での、主人と徳三郎のやり
とりだが、変に説教臭くならない、刀屋の主人の
造形が好印象。

最後は、恋人たちがすーっと闇に消え、翌朝、残
された婿さんが登場する、独特のオチ。

これ、馬鹿らしさでは「お材木で助かった」に負
けないね。

さん喬師主任の夜の部に心をひかれつつ、次の予
定地へ。
posted by JTm at 10:51| 落語 | 更新情報をチェックする