2018年12月04日

2018.12.3 柳家三三独演会@日本橋劇場

2018.12.3 第3回 栗好みの会 柳家三三独演会

演目
栗好みの会主催・栗村智     (ご挨拶)
柳家三三            高砂や
 〃              橋場の雪
  (仲 入 り)
柳家わさび           出待ち
柳家三三            五貫裁き
             (三味線:???)

フリーアナウンサーの栗村智さんという方が主催する
「栗好みの会」・・第3回に初めて参加。

まさかご本人が前座代わりに?登場しようとは・・し
かも出囃子は「老松」。そして、紋付の羽織・・前座
の域、出てます。

Wikiを見たら、学生時代は落研だったそうで。この次
はぜひ、一席うかがってください。(冗談です)

ご挨拶と次の会の宣伝を終えて立ち上がり、めくりを
返し、あ。と気づいて座布団も・・・ところがここで、
座布団を前後に返しちゃった。

わたしの座っていた席の近くでは、ほぼ全員が「それ、
ダメ!」ってつぶやいてました・・縫い目がね、前に
来てしまうのよ、それじゃ。

本物の前座だったら、大目玉ものだけれど、さすがに
主催者相手ではそうも行かず・・・やんわりと?注意
する三三師・・栗村さん、慌てて直しに登場。

三三「高砂や」。八五郎がご隠居のもとを訪れるとこ
ろからサゲまでフルバージョン。フルで聞くのは久し
ぶりだ。
「ハムカツ?」も健在で、大いに懐かしい。(昼間、
忘年会で食べたばかり)

いったん、袖に引っ込んだので「また栗村さん登場?」
と期待?したが、本物の前座・寿伴さんが出てきて、
正しい高座返しを実践。

三三「橋場の雪」。こちらも久しぶりだ。最近は、よ
く似た運びの「夢の酒」の方を聞くことが多い。

夢の中での若旦那の色事?に、若い女房が嫉妬すると
いう基本構図は一緒だが、冬の季節には橋場の雪の方
が似つかわしい。

そして、個人的には、大川を舟で渡るという設定が好
きだなぁ・・暗い空から落ちてくる雪、黒い水面を進
む小舟・・情景が目に浮かぶ。

ゲスト・わさび「出待ち」。自作?の新作。太宰治ファ
ンの男子高校生が、宝塚のスター並みの“出待ち”を期
待して、朗読に挑戦。

宝塚ファンの顧問教師が、とっても生徒思いなところ
に好感。なかなかいい先生です。

三三「五貫裁き」。なんだか大岡様の活躍が続くなぁ。

三三師のこの噺は、ちょうど一年ぶり。その時も書い
ているけれど、この噺、登場人物が全員、一筋縄では
いかぬ連中ばかり。

中でも一番のワルは、大家さん。そして、その片棒を
担ぐのが大岡様・・・徳力屋さんもいい災難。いや、
自業自得か。
posted by JTm at 09:07| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

2018.12.2 扇辰日和@なかの芸能小劇場

2018.12.2 扇辰日和 vol.69

演目
柳亭市坊      子ほめ
入船亭扇辰     雪とん
  (仲 入 り)
ストレート松浦   (ジャグリング)
入船亭扇辰     江戸の夢

市坊「子ほめ」。語り口が、市馬師匠にだんだん似て
きた。にこやかな表情、身体が大きいところも・・。

後から扇辰師匠も言っておられたが、外連味なし、まっ
すぐ正攻法の前座さん・・・好感度、大きいです。

扇辰「雪とん」。前日まで暖かかったのに、急に冷え
込んだこの日の陽気に合わせて。この冬初遭遇。

いつもながら、糸屋の女中のおきよさんのマンガチッ
クな表現が秀逸。

ゲスト・ストレート松浦。ジャグリングの見事さもさ
ることながら、小道具を整然と収めたスーツケースに
感動。

扇辰「江戸の夢」。9月の扇辰・喬太郎の会で初演を
聞いている。宇野信夫作の“新作”。

鞠子宿の庄屋に婿入りした藤七・・・決して自らの過
去を語ろうとしないが、江戸見物に行く庄屋夫婦に、
ある物を託す・・・。

藤七の過去は、最後まではっきりとは語られないが、
だいたいの見当はつくようになっている。

もうすぐ孫が生まれると聞いて、嬉しい、でも会うこ
とが出来ないのは悲しく寂しい・・実父(らしい)葉
茶屋の主人の複雑な心情が、胸に迫り、思わずハンカ
チを探すことに。

口演時間は前回とほとんど同じで、47分とちと長かっ
たけれど、すっかり引き込まれて、聞いている間は長
さを感じなかった。
posted by JTm at 08:48| 落語 | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

2018.12.1 白金寄席@白金いきいきプラザ

2018.12.1 第183回 白金寄席

演目
三遊亭あおもり      粗忽の釘
春風亭一朝        短命
  (仲 入 り)
柳家小菊         (粋曲)
春風亭一朝        妾馬

二年ぶりの白金寄席。前回も小菊師匠ご出演の時だった。

二度目だから大丈夫、と思ったらしっかり迷う。幸い、
時間は早かったので、ちゃんと開演前に到着。でも、ど
うやら、迷ったのはわたしだけではなかったようで。

あおもり。“つなぎ”の役目を担って、故郷・青森のばぁ
ちゃんとの逸話をマクラに「粗忽の釘」へ。

白鳥門下ということで、新作を演りたい人なのかと思っ
ていたが、古典も上手い。そう言やぁ、太鼓も上手だ。
・・・師匠に似てないところも、将来が楽しみ。来年2
月、二ッ目昇進とのこと。

一朝「短命」。一朝師匠のこの噺は、カラッと明るい、
健康な色気が良い。演じ手の多い噺だが、その“加減”の
絶妙さでは、一朝師が一番かも・・てか、わたしの好み
にはピッタリ・・ということ。

小菊。寄席よりも長い持ち時間で、たっぷりと。
梅は咲いたか、並木駒形、都々逸、笹や節、炭坑節、松
ノ木小唄、涙隠して、冬の夜、どんどん節、相撲甚句。

一朝「妾馬」。二席目もおなじみの噺で。
こちらも、湿っぽくならない、明るい軽さが好もしい。
八五郎の啖呵、炸裂。

たっぷりと粋な世界に浸って、木戸銭はごくリーズナブ
ル。・・・なんだか、本当に申し訳ないです。
posted by JTm at 09:55| 落語 | 更新情報をチェックする