2017年03月12日

2017.3.11 一朝会@浅草見番

2017.3.11 第四回 一朝会

演目
春風亭一花      真田小僧
春風亭朝之助     壺算
春風亭一朝      二番煎じ
  (仲 入 り)
春風亭一朝      百川
        (三味線:岡田まい)

この会、自由席なので早い時間から並ぶが、それが一
向に苦にならないのは、周囲がみんな、同じ目的、同
じ好みの持ち主ばかりだからかもしれない。

開場後も、友人知人とおしゃべりが続く・・・やがて
聞こえて来た二番太鼓。こ、これは・・・!
笛の音が、素晴らしく際立っている。

間違いなく、一朝師匠の笛です。たぶん、客席の全員
が気づいたかと。盛大な拍手が起きたから。

一花。「本日の開口一番は師匠、一朝の笛でした」と。
・・・やっぱりね。

ということで「開口二番」となった一花さんは「真田
小僧」。誰に習ったのか、前座らしからぬブッ飛んだ
噺だったが、金坊がコマッチャクレながらも可愛らし
く・・・乗せられて真剣に嘆くお父っつぁんも、それ
以上に可愛らしい。

朝之助「壺算」。瀬戸物屋の男が、やたらとテンショ
ン高くてビックリ。独創性を感じた。

朝之助さん、目が真っ赤で、話しながらすごい汗!
前夜、兄弟子の朝也改め三朝師のパーティだったのだ
そうだ・・・盛り上がったんですねぇ。

一朝の二席。
「二番煎じ」。ちょっと季節に遅れたけれど、最後に
もう一回聞けたのは、嬉しい限り・・・今回は、見回
りの役人が、煎じ薬を呑むまでの仕草や表情をたっぷ
り時間をかけて見せていたような印象。

「百川」。これはお初。どうやら蔵出しのようだ。
百兵衛さんの田舎言葉も愉快だが、なんと言っても、
河岸の連中のべらんめぇが心地よい。

すぐにでも、また聞きたいと思う一席でした。
posted by JTm at 08:04| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

2017.3.10 らくご街道雲助五拾三次@日本橋劇場

2017.3.10 らくご街道雲助五拾三次 −鉄板・ザ・ファイナル−

長かった道中も、どうやらゴールが見えて来た
ようで、今回からはタイトルに「ザ・ファイナ
ル」を冠して・・・でも、師匠、東海道で京に
着いたら、今度は中山道を戻って来なきゃ!

演目
五街道雲助     (ご挨拶)
  〃       子ほめ
  〃       火焔太鼓・人情噺版
  (仲 入 り)
五街道雲助     粟餅
  〃       夜鷹そば屋
        (三味線:太田その)

事前のWebでの投票に、会場での投票を加算
して、演目を決めるのは前三回と同じ。その集
計の間、雲師がつなぎに。

「全然浚ってないネタもある」と、不安げ?だっ
た雲助師の顔が、決定した演目を見て、ふっと
緩む・・・どうやら、逆転はなかったな。

「何に決まったかは、聞いてからのお楽しみ」
と言い残して袖に入った雲助師。・・・すぐに
「箱八」が鳴り出して再登場。

「子ほめ」。投票用紙では「ヴァイオレンス子
ほめ」となっていた。ひとりで歩いている子ど
もをほめかけて、「あ、親がいなきゃ!」と気
づき、「あっち行け!」と石まで投げちゃう。

追っ払うところまでは、先代馬生師が演ってい
たそうだが、「石を投げたのは、あたしです」
とのこと。

意外性が面白いが、日常的に子ほめを演じてい
る人が、たまにこの型で演るってのが肝心のよ
うな・・・最初から分かってたら、面白さは半
減かも。

「火焔太鼓」。滑稽噺の最たる演目を、人情噺
の口調で演じるという・・・それが、不思議と
合ってしまうところが愉快。

聞くところによると、最近、馬石師が演じたとか。
(未確認情報)・・・本当なら、馬石版も一度
聞いてみたいもの。

ただ、やっぱり、こういうのって、最初に聞い
た時が一番笑うよね・・・実のところ。

「粟餅」。・・・ん、もう!・・・というより
ほかありませんね、この手の噺には。

それにしても、雲助師匠、こういうスカトロっ
ぽい噺、お好きですねぇ・・・勘定板とか、家
見舞とか、ずっこけとか・・・。こういう噺を
演っている時の、なんと嬉しそうなお顔。

「夜鷹そば屋」。粟餅に続いてこんな噺を演じ
て、まったく違和感なく聞く者を引き込むって
いうのは、まさに、雲様ならでは。

何度聞いても、いつ聞いても、どんなに我慢し
ても泣かされてしまう・・・ずるいよ、師匠!


わたしが投票した噺は、結局、一席も選に入ら
なかったけれど、それでも、「余は満足ぢゃ」。
posted by JTm at 08:35| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

2017.3.9 夢一夜@日本橋劇場

2017.3.9 夢一夜 〜一之輔・夢丸二人会〜

演目
柳亭楽ちん      黄金の大黒
春風亭一之輔     普段の袴
三笑亭夢丸      竹の水仙
  (仲 入 り)
春風亭正太郎     五目講釈
三笑亭夢丸      うなぎ屋
春風亭一之輔     花見の仇討
        (三味線:田中ふゆ)

楽ちん。楽輔師の門下だそうだが、お初です。
「黄金の大黒」。芸協流?なのか、聞きなれない
クスグリ多数で、ちょっと新鮮。

一之輔「普段の袴」。主人公の八五郎が、自己流
で袴を着けて、片方に両足を入れたまま、道具屋
を訪れる・・・これ、以前もそうだったっけな?
・・・その形を想像しただけで爆笑。

祝儀と不祝儀のぶつかり合いの一件も、以前にも
まして快調、快調。

夢丸「竹の水仙」。夢丸師のこの噺はお初。甚五
郎の正体を細川のお殿様が明かさないという設定。
・・・この型は、初めてだ。

竹藪から伐り出して来るのが、3尺余の孟宗竹、
出来上がった水仙を活けるのがタライ・・という
ので、いつもより、かなり大きな水仙を想像して
しまった・・・。

正太郎「五目講釈」。お馴染みのお得意の噺です。
・・・この若旦那、どうしてこんな混ぜこぜ講釈
を演っちゃったのかな?

初舞台で緊張した?・・・なんか、幇間腹の若旦
那に、相通じるものを感じた。

夢丸「うなぎ屋」。二匹目のドジョウ(ウナギじゃ
なく)を狙ったふたり連れが、うなぎ屋に入るあ
たりから、記憶がない・・・すいません!

気づいたら、うなぎ屋の主人が、うなぎを追いか
けて店を出る場面だった。・・・一番、面白いと
ころを聞き逃した・・・残念なり。

一之輔「花見の仇討」。先日の権太楼師匠に続き、
この春2度目。

一之輔師のこの噺は、一時期、立て続けに聞いた
記憶があるが、昨年は遭遇しておらず、二年ぶり。

以前よりさらにパワーアップした感。最後、助太
刀の侍の助言で、巡礼兄弟役がひどく張り切って
しまうのが、なんとも傑作だった。

次回は、8月15日(火)とのこと。あんまり先な
ので、先行販売のチケット購入は見合わせたが・・・
さて?
posted by JTm at 11:10| 落語 | 更新情報をチェックする