2017年10月06日

2017.10.5 人形町らくだ亭@日本橋劇場

2017.10.5 第74回 人形町らくだ亭

演目
三遊亭まん坊     からぬけ
柳家さん喬      肝つぶし
桂 雀々       代書
  (仲 入 り)
三遊亭萬橘      看板の一
春風亭一朝      三井の大黒
        (三味線:松尾あさ)

まん坊。萬橘門下。お初です。
「からぬけ」。冒頭に「酒の粕」等の与太郎小噺
つきで、10分弱。

さん喬「肝つぶし」。さん喬師匠には申し訳ない
が、さら口に聞きたい噺ではないなぁ。客席が、
シーン・・というより、凍りついた感じだった。

プログラムの組み立てに疑問あり、だ。

雀々。らくだ亭への出演は久々と言っておられた
が、2013年の会かな?・・・その時以来の遭遇。

「代書」。おそらく師匠である枝雀師の噺を受け
継ぐものなのだろう(聞いたことないから想像)。
・・ところが、わたし、枝雀師が苦手。言葉がね、
半分も聞き取れない。

というわけで、仲入り前は、「来なきゃよかった」
という気分満載・・・。

気を取り直しての仲入り後、萬橘「看板の一」。
これも最初、あまり乗れなかった・・が、後半、
ようやく面白くなった(あくまで聞く側の責任)。

親分の真似をする男が、「賽が外に出てるぞ」と
指摘されるのに、一切無視して続けちゃう・・男
の間抜けさ加減が、一段とアップ。

一朝「三井の大黒」。今回のお目当てであり、最
後に一発逆転の素晴らしい噺だった。

筋立てや細かいセリフ回しなどは、入船亭の各師
匠とほぼ同じ。中で、なにより一朝師匠らしさが
感じられたのが、棟梁・政五郎の人物像。

実に江戸っ子らしい、貫禄十分の棟梁・・対して、
甚五郎方は、気ままな人柄を映す飄々ぶり。

これがもう、言いようのないほどの好対照で・・
聞いていて、すごーくシアワセな気分。

あー、良かったなー・・・と、一夜明けた今も、
楽しく反芻している次第。
posted by JTm at 10:02| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

2017.10.4 新宿末廣亭上席(その1)

2017.10.4 新宿末廣亭上席・夜の部
      柳亭こみち真打昇進披露興行

演目
柳亭市朗       たらちね
古今亭志ん吉     (仮題)志望校
伊藤夢葉       (奇術)
橘家文蔵       からぬけ
林家彦いち      睨み合い
林家ぺー       (漫談)
三遊亭吉窓      大安売り
三遊亭歌る多     替り目
鏡味仙三郎社中    (太神楽曲芸)
鈴々舎馬風      (漫談)
柳亭市馬       目黒の秋刀魚
  (仲 入 り)
「真打昇進披露口上」
 (下手から)吉窓(司会)、権太楼、こみち、燕路、馬風、市馬
ホームラン      (漫才)
柳亭燕路       時そば
柳家権太楼      町内の若い衆
林家正楽       (紙切り)
         若駒、ミッキーマウス、鷺娘
 真打昇進
 柳亭こみち     植木のお化け
         (三味線:きょう、しん、はる)

末廣の披露目は、昨年まで昼の部の途中から入場
させてくれたが、今年から純粋に?夜の部のみと
なったそうで、4時45分頃、ようやく入場。

鈴本と違って、ここは前座が上がる。市朗「たら
ちね」で幕開き。

志ん吉。題不詳の新作。早稲田大学創設者の大隈
重信の子孫が、なぜか慶應義塾に入りたがる・・
というお話なので、勝手に「志望校」としておく。

早稲田出身のこみち師にちなむ噺。作った志ん吉
さんも早稲田だから、ごく自虐的な・・でも、逆
説的な早稲田礼賛。
(追記:「大隈家の人々」という噺だそうです)

文蔵。出てくるなり、高座の飾り物を確認。「何
か持って帰れるものは・・」だって。着物や羽織
の反物が飾ってあったけど、文蔵師匠にはたぶん
足りないでしょう。

「からぬけ」。前段に「酒の粕」もつけて。

彦いち「睨み合い」。久しぶり・・てか、まだ演っ
てたの?・・高校生がガラケーって設定が、もは
や時代遅れ。

吉窓「大安売り」。負け続きの相撲取りの噺って、
果たして縁起が良いのか、悪いのか。相手に勝ち
星を進呈するわけだから・・まあ、めでたいとい
うことにしておこう。

歌る多「替り目」。鈴本でも聞いたが、ポンポン
言い合いながらも、仲の良い夫婦が微笑ましい。

浮世絵や短冊をあしらった生地と紺地のツートン
の着物に、その浮世絵+短冊と共布の帯。大胆な
組み合わせ。歌る多師ならではの着こなし。

馬風。談志師の選挙の話等々・・いつもの、です。

市馬「目黒の秋刀魚」。ほぼ一年ぶり。真っ当で
楷書体のサンマ。

「口上」。鈴本の時と、顔ぶれが違うのは吉窓師
だけ・・・口上が、だんだん、噺のマクラみたい
に練り上げられて行く感じ。

燕路「時そば」。冒頭に、昔の時刻の説明をちらっ
と入れていたのが印象的。四つの方が九つより早
いなんて、フツーは思わないよねぇ。

正楽。時間が押していたようで、持ち時間6分で
は、さすがの正楽師も、注文は2つしか切れない
・・でも、鷺娘につけた、鷺の脚の細さったら!

こみち。鳴りやまぬ拍手に、「あんまり拍手され
ると、また泣いちゃうから」。

どうやら、末廣ではまだ泣いてないらしい。

大師匠の小三治師から、「お前は大いに歌え!」
と、“お墨付き”をいただいたそうで、音曲噺「植
木のお化け」へ。

何度か聞いているが、聞くたびに新たな“お化け”
が加わっているようだ。陽気なお化けが続々登場、
予告通り、たっぷりの歌も聞かせて、まさに、こ
みちワールド全開です。

「ちゃんとした噺は、8日と10日に演ります」・・
うーん、やっぱり、も一度行かなくちゃ!
posted by JTm at 11:29| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

2017.9.30 三三・左龍の会@内幸町ホール

時間つぶしに、日比谷図書館に入ったが、野音で
コンサートが開かれていたようで、メッチャうる
さい・・・もう少し、防音した方がいいね、この
図書館。

2017.9.30 第85回 三三・左龍の会

演目
三三&左龍     (オープニングトーク)
柳亭市朗      狸の札
柳家三三      かぼちゃ屋
柳亭左龍      団子坂奇談
  (仲 入 り)
柳亭左龍      権助魚
柳家三三      片棒

恒例のオープニングトークは、今回はオフレコっ
てことで。残念ながら。

市朗「狸の札」。仔ダヌキのセリフになると、声
が裏返る感じ。タヌキっぽくて面白いが、意識し
て演っていたのかな?

三三「かぼちゃ屋」。細かいところで、以前とは
変えているかな? 以前には記憶にないクスグリ
を、ちょこちょこと入れていたような。

うーん、ちとやりすぎ?・・という気がしないで
もない。

左龍の二席。
「団子坂奇談」。これがネタ出しされていた噺だっ
たが、よく確認していなかったので、ちょっと驚
いちゃった。

噺の運びは、ほぼ扇辰師匠の通りだけれど、弥太
郎がお絹さんを尾行するのは、一回だけだった。

ネタおろしなのかな?・・まだ、ちょっとこなれ
ていない感じ。客席の照明を落としたせいもあっ
て、後半は、睡魔との戦い。

左龍師、仲入り休憩後に出てきたら、まるで別人
みたいに明るい表情。

で、「権助魚」。顔芸、炸裂。

三三。歌や音曲の出て来る噺、芝居振りのある噺
は演らないと公言していた三三師に、最近、変化
の兆しが・・・なんと、「片棒」である!

どうかな?と思ったが、これ、かなり楽しかった。
歌やお囃子は、まだお稽古不足?って感じはある
けれど、決して下手ではないし、もっと自信持っ
て演ったら、もっと楽しくなりそうな気がする。

あまり遠くない日に、また聞きたいものだが、最
近、三三師のチケット、取れないからなぁ・・・
posted by JTm at 15:22| 落語 | 更新情報をチェックする