2017年05月13日

2017.5.12 国立演芸場中席(その1)

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2017.5.12 国立演芸場中席
 柳家ろべえ改メ柳家小八真打昇進披露公演

演目
柳家小多け      道灌
古今亭志ん吉     桃太郎
柳家はん治      妻の旅行
翁家社中       (太神楽曲芸)
林家正蔵       お菊の皿(+踊り「奴さん」)
柳亭市馬       粗忽の釘
  (仲 入 り)
「真打昇進披露口上」
  (下手から)はん治(司会)、正蔵、小八、〆治、市馬
ホンキートンク    (漫才)
柳家〆治       そば清
アサダ二世      (奇術)
柳家小八       子別れ(下)
      (三味線:岡田まい、田村かよ)

小多け「道灌」。“イエヤス”のクスグリが意外なく
らいウケて、ちとびっくり。あまりお馴染みでない
お客さんが多いような?

志ん吉「桃太郎」。「現代の子どもなのに、金坊っ
て変」と金坊が抗議・・・それを言うなら、まず、
一人称の「あたい」が変でしょ。

はん治。いつもの自己紹介「裁判所の回し者じゃあ
りません」がリアル・・・隣は最高裁。
「妻の旅行」。場内爆笑。

翁家社中。小楽・小花コンビ。小花さん、完全復帰?

正蔵「お菊の皿」。あえて、なのかな?・・クスグ
リを減らして、すっきりと。お菊さんが太っちゃっ
たり、酔っ払ったりしなくても、この噺はちゃんと
面白い。

市馬「粗忽の釘」。「落ち着きゃ一人前」と自分に
言い聞かせる八五郎だが、市馬師にかかると、落ち
着いていても、ちゃんと?粗忽になる・・・不思議。

「真打昇進披露口上」。小八師のための口上となれ
ば、どうしても喜多八師匠を思い出す・・・言う方
も、聞く方も。・・・ちと泣けた。

ホンキートンク。弾さんの衣装は白のシャツと真っ
赤なスーツ・・・お祝いですから。

〆治「そば清」。そばが、ね・・・美味そう!!
この日の夕食は、そばで決まり!でした。

アサダ二世。いつも通り、ちゃんと。

小八「子別れ」。酒をやめて、スッキリと男前になっ
た熊さんの雰囲気がよく出ている・・・ただ、元女
房に対した時、申し訳なさが前面に出て、妙に卑屈
な感じになっちゃうような・・・まぁ、当然と言え
ば当然なんだけれど。

仲入りにロビーで物販を手伝っていた遊京さん発見!
中国の長旅から・・・お帰りなさい。
posted by JTm at 09:10| 落語 | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

2017.5.9 さん喬ひとりきり@日本橋劇場

2017.5.9 さん喬ひとりきり <第二夜>

演目
柳家小多け      手紙無筆
柳家さん喬      ちりとてちん
  〃        明烏
桂 南喬       宿屋の仇討
  (仲 入 り)
柳家さん喬      百年目
         (三味線:松尾あさ)

小多け「手紙無筆」。ちゃんと演ってるのに、
なぜかあまり面白くない・・という、前座さん
にはよくあるパターン。めげずに頑張れ!

さん喬の前二席。マクラほとんど無しで。

「ちりとてちん」。20分だったから、やや短め
かな? 文蔵師匠のような派手さはないが、同
じように可笑しい・・・腐った豆腐を食べる場
面で、おもわず、「ああーっ!」って言いそう
になって、あわてて口を押えちゃった。

「明烏」。“お巫女さんの家”で、きちっと手を
ついて挨拶する若旦那が、なんとも初々しい。

冒頭の、稲荷祭で子どもたちにせがまれて太鼓
を叩いたり、おこわの食べっくらをしたり・・
という挿話と矛盾なく、一貫した人物造形。

ゲスト・南喬。寄席ではよく遭遇するのだが、
南喬師匠の長い噺を聞くのは、初めてである。
・・・申し訳ない。

「宿屋の仇討」。神奈川宿の武蔵屋という旅籠
が舞台。新武蔵や分け武蔵もあって、手広く商
売しているらしい(笑)

これを三人組が「十六武蔵」と結びつけるのは
愉快だった・・・だけど、十六武蔵って何?
(古くからあるゲームらしいですね。知りませんでした)

源兵衛を仇と狙う侍が、長井面右衛門、その弟
が長井面太ってのも可笑しかった。

さん喬「百年目」。この時点で時刻は8時20分
・・・ひぇー、大丈夫?

なんか、途中、時間ばかり気になってしまう(笑)

ご乱行の場を旦那に見つかった番頭が、悄然と
店に帰ったところで、8時45分・・・お、意外
に早いかも?と思ったら、そこからがたっぷり
だった。

一睡も出来ず、着物を着たり脱いだりしている
番頭の描写、そして、翌朝の旦那の長セリフ・・・

「熱い、熱いって、泣いたなぁ・・・」
・・・はい、わたしも泣きました。

9時7分終演・・・セーフ!
posted by JTm at 10:30| 落語 | 更新情報をチェックする

2017.5.8 小辰の十三ヶ月@お江戸日本橋亭

2017.5.8 小辰の十三ヶ月 第5回

演目
柳家寿伴      たらちね
入船亭小辰     のめる
  〃       いかけや
  (仲 入 り)
入船亭小辰     たちきり
        (三味線:金山はる)

前かたの用事が早めに片付いてしまったので、まだ
早いよなーと思いつつ会場に行ったら、すでに待っ
ている方が・・・早っ!

待つうちに、小辰さんが来て、お囃子のお師匠さん
も顔を見せて・・そうか、今日はたちきりだもんね。

寿伴「たらちね」。寿伴さんとの遭遇は久々。芸人
さんらしい雰囲気が出て来たといいたいところだが、
まだ、硬いかなー・・・

小辰の三席。
「のめる」。「つまらない」を言わせようとする八
五郎の問いかけを、すべて「どうだろうね?」にし
ているのは、どうやら小辰さんらしいこだわり?

・・個人的には、「詰まろうかね?」でも、全然、
違和感はないのですが。

「いかけや」。コマッチャクレタ悪ガキどもが、生
き生きとして楽しそうだ。小辰さんの、と言うより
は、一蔵さんの子ども時代を思わせるような。

「たちきり」。一昨年、ナイショの某所にて、一度
聞いているので二度目だが、おそらく、口演自体も
二度目なんじゃなかろうか。
三味線が入るから、口演機会は多くないだろうし。

なので、まあ、ほぼ基本通り(扇辰師匠のです、た
ぶん)・・てか、前回は諸般の事情でちょっと変え
ていたところを、もとに戻していたしね。

とりあえず、今の段階ではベストと言って良い噺だっ
たとは思う・・けどね。

プログラムに、さん喬・権太楼両師匠の「たちきり」
への言及・・・そんなにハードル上げてどうする!?

ただわたしは、個人的に、扇辰師匠の「たちきり」
を最初に聞いた時の感動が忘れられないのだ。
(2011年6月のことです)
小辰さんには、ぜひともそれを受け継いで欲しい。

小辰さんの“コイバナ”三席目は、6月6日(火)、
「お初徳兵衛」・・これは正真正銘の初聞き(の予定)
今から楽しみです。
posted by JTm at 09:44| 落語 | 更新情報をチェックする