2019年02月05日

2019.2.4 雲一里@日本橋劇場

2019.2.4 第4回 雲一里

演目
柳家り助       子ほめ
春風亭一花      権助提灯
春風亭一朝      火事息子
  (仲 入 り)
柳家小里ん      猫の災難
五街道雲助      居残り佐平次
         (三味線:????)

り助「子ほめ」。昨秋のガチガチ緊張のたらちねに比べ、
かなり余裕をもって演っていた感じ。お顔がにこやかに
なると、客席のウケも良いようで。

噺の方は、めちゃくちゃべらんめぇの八五郎が、やたら
と可笑しい。大師匠直伝を感じさせる。

一花「権助提灯」。1月の研精会に続き。どこかでネタ
出ししているようだし、お稽古ですか?

妬かないと見せている女ふたりが、実は真っ黒に焼け焦
げている感じがよくわかる。女流が演ると、おナマにな
り過ぎそうなところを、軽ーく、さらっと演っているの
は、さすがに一朝門下。

一朝「火事息子」。この冬の“当りネタ”も、そろそろ聞
き納めかな?・・この日は立春。

先日聞いた雲助師版と、運びはそっくりなのに、受ける
印象がまるで違う。どちらかと言うと、一朝師の方が庶
民的・・という感じ。その分、父の子に対する思いがまっ
すぐに伝わって来るような。

小里ん「猫の災難」。マクラで演じてみせた、どうしよ
うもない酔っ払いの顔のインパクトがめちゃめちゃ強く
て、それだけでもう、噺に引き込まれた。

友人の買った酒を、勝手に呑んでしまう熊さんが、決し
て嫌なヤツではなく、ただどうしようもなく酒が好き!
・・・なんだねぇ・・・。

雲助「居残り佐平次」。明治以降の時代設定で演る人が
多いようだが、雲助師版は、はっきり江戸時代。割り前
は2分だし、乗り物は駕籠だ。

自信満々のふるまいで、若い衆を煙に巻いていく佐平次
・・なにやら、威厳のようなものまで感じられます。

前回まで出番のなかった二ッ目さんが入った上に、長講
三席で、終演は9時半を回った。この会場は終演時間に
厳しいと聞いていたが・・・規則が変わったのかな?
posted by JTm at 08:21| 落語 | 更新情報をチェックする

2019年02月03日

2019.2.2 東京若手能@国立能楽堂

2019.2.2 第28回 能楽若手研究会東京公演 東京若手能

演目
舞囃子「高砂」(観世流)
      シテ 観世清和
      囃子方 笛=八反田智子(第5期研修修了)
          小鼓=森 貴史(第6期研修修了)
          大鼓=亀井広忠
          太鼓=桜井 均(第1期研修修了)
      地謡 関根祥丸、浅見重好、
         井上裕久、山科彌右衛門、観世芳伸
舞囃子「忠度」(金春流)
      シテ 金春安明
      囃子方 笛=成田寛人(第5期研修修了)
          小鼓=岡本はる奈(第8期研修修了)
          大鼓=大倉慶乃助
      地謡 本田芳樹、本田布由樹、
         吉場廣明、本田光洋、山井綱雄
能「胡蝶ー物着」(観世流)
      シテ(前・女、後・胡蝶の精) 観世銕之丞
      ワキ(旅僧) 梅村昌功(第1期研修修了)
      囃子方 笛=竹市 学(第3期研修修了)
          小鼓=鳥山直也(第5期研修修了)
          大鼓=亀井広忠
          太鼓=田中 達(第4期研修修了)
      後見 木月孚行、武田尚浩、谷本健吾
      地謡 青木健一、馬野正基、安藤貴康、井上裕久、
         鵜澤 光、岡 久広、長山桂三、阿部信之
  (休  憩) 
独吟「羅生門」(ワキ方宝生流)
         則久英志(第3期研修修了)
狂言「蚊相撲」(和泉流)
      シテ(大名) 深田博治(第4期研修修了)
      アド(太郎冠者) 内藤 連(第8期研修修了)
      小アド(蚊の精) 高野和憲(第4期研修修了)
舞囃子「唐船」(喜多流)
      シテ 友枝昭世
      囃子方 笛=栗林祐輔(第6期研修修了)
          小鼓=田邊恭資(第7期研修修了)
          大鼓=大倉鷹乃助
          太鼓=大川典良(第5期研修修了)
      地謡 佐々木多門、友枝真也、
         狩野了一、中野邦生、金子敬一郎
  (休  憩)
能「春日龍神-白頭」(宝生流)
      シテ(前・宮守の老人、後・龍神) 宝生和英
      ワキ(明恵上人) 喜多雅人(第7期研修修了)
      ワキツレ(従僧) 村瀬 慧、矢野昌平(第8期研修修了)
      アイ(末社の神) 若松 隆(第1期研修修了)
      囃子方 笛=槻宅 聡(第2期研修修了)
          小鼓=森澤勇司(第2期研修修了)
          大鼓=國川 純
          太鼓=加藤洋輝(第6期研修修了)
      後見 今井泰行、東川尚史
      地謡 今井 基、大友 順、金森隆晋、金井雄資、
         金森良充、野月 聡、亀井雄二、澤田宏司
    
国立劇場の能楽伝承者養成は、シテ方以外の三役、
ワキ方、囃子方、狂言方で実施され、現在は第9期
と10期の研修中だそうだ。

研修修了生の発表の会は、毎年行われているとのこ
とだが、今回は、国立能楽堂35周年記念のため、例
年より大規模の公演・・なんだそうだ。

チケットをとってはみたものの、まだまだ初心者の
わたしには、どこがどう・・という感想は述べられ
ない。

ただ、さらっとお名前を拝見しただけでも、研修修
了者のみなさんが、もう、能楽界になくてはならな
い演者として、第一線で活躍しておられることは、
よくわかった。

今回、狂言以外の各演目でシテ方を務められたのは、
いずれも各流、各家のご当主、人間国宝の方たち。

厳粛な中にも、華やかさが感じられる、気持ちの良
い会だった。

あ、ひとつだけ。
狂言「蚊相撲」。和泉流を拝見するのはお初だった
が、蚊の精をあおぐのに、飛び切り大きな団扇が登
場したのには驚いた・・・大蔵流では、普通の扇で
あおいでいたので。
posted by JTm at 11:36| | 更新情報をチェックする

2019年02月01日

2019.1.31 通ごのみ 扇辰・白酒@日本橋劇場

2019.1.31 通ごのみ 扇辰・白酒

演目
桃月庵ひしもち       他行
入船亭扇辰         寿限無
  〃           たちきり
  (仲 入 り)
桃月庵白酒         新版三十石
  〃           うどん屋
            (三味線:松尾あさ)

諸般の事情で、変則的プログラムになった。
まずは前座さんが、開演時間の前に上がる。

ひしもち「他行」。ひしもちさんのこの噺はお初。短い
小噺程度の噺だけれど、4分ってのは、また格別に短い。

そして、前半は扇辰独演会、後半は白酒独演会・・とい
う・・・別々の会がふたつ(笑)

扇辰「寿限無」。最初に習った噺だそうだから・・初心
に返るという意味かな?・・スケジュール管理も含めて、ね。

「たちきり」。急いでいたって、手は抜かない!という
決意の感じられる噺で、切々と語る若旦那の述懐に、ぐ
んぐんと引き込まれる思いだった。

そして、悪者にされがちな番頭も、あとで手紙が来なく
なった本当の理由を知ったら、きっと、大いに後悔する
だろう・・と、思える人に描かれていた。

白酒「新版三十石」。2016年以来だから、本当に久々。
白酒師には、まことに申し訳ないながら、つい、雲さま
で聞きたい・・と思ってしまう。ごめんなさい。

「うどん屋」。ひとつも湿っぽくならず、白酒師らしい
うどん屋だった。だけど、これだと最初の酔っ払いが、
ただひたすらにウザイやつに見えちゃうなー・・という
のが、正直な感想。

ずっと乾燥続きだった東京に、久々の雨・・やっぱり、
扇辰師匠には神通力があるようだ。
その雨に、家に着く直前に白いものが混じる・・「鰍沢」
も聞きたかったな。
posted by JTm at 08:38| 落語 | 更新情報をチェックする